アペックス (ノースカロライナ州)
アペックス(エイペックス、英: Apex [ˈeɪpeks])は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州のウェイク郡にある町。人口は5万8780人(2020年)。州都ローリー市の郊外に位置している。 地理アペックス町は北緯35度43分55秒 西経78度51分10秒 / 北緯35.731952度 西経78.852878度 (35.731952, -78.852878)に位置している[4]。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、町域全面積は15.4平方マイル (40 km2)であり、このうち陸地15.2平方マイル (39 km2)、水域は0.15平方マイル (0.39 km2)で水域率は0.57%である 隣接する町としては、北と北東にケーリー市、南にホリースプリングス町がある 歴史アペックスの町は1873年に法人化され、チャタム鉄道の沿線で最も高い位置にあることからアペックス(頂点)と名付けられた[5]。この鉄道はバージニア州リッチモンドとフロリダ州ジャクソンビルを結んでいた。その後の時代を通じてアペックスは緩りと成長した。特に1911年6月12日には中心街事業地区の大半を破壊し尽くした大火を経験するなど、何度か火事に見舞われた[6]。町は再建され今日の姿を呈しており、州内では昔日の鉄道町の姿が残る数少ない町の1つとなっている。町の中心にはアペックス・ユニオン駅があり、当初はシーボード・エア・ライン鉄道の旅客駅だった。後に地元が支援するアペックス・コミュニティ図書館になっている。この駅にはアペックス商工会議所が入っている。 アペックスは世界恐慌の時代にそれほど苦境には陥らなかったが、本格的な成長が再度始まったのは1950年代だった。町がノースカロライナ州のリサーチ・トライアングルに近いこともあって、住宅開発が加速されたが、それでも小さな町という性格は保ち続けた。1990年代の10年間で、人口は4倍の2万人を超え、そのインフラに新しい需要が生じた。 アペックスは近年も成長を続けている。そこそこの大きさのショッピングセンターが、ノースカロライナ州道55号線とアメリカ国道64号線の交差点に建設され、町が西方に拡大するにつれて幾つか新しい地区ができてきた[7]。 2006年10月、アペックス廃棄物処理施設で化学品の火災が起こり、住民の避難騒ぎまで起こった[8]。けが人はほとんど居らず、住民も間もなく帰宅できた[9]。 2015年8月、雑誌タイムが、国内の住みたい場所ランキングの第1位にアペックスを挙げた[10]。 アペックスの町内では、ユニオン駅の他に、アペックス歴史地区、カルビン・レイ・ローレンス邸、アトリー・カウンシル・ハウスがアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている[11]。 町政府アペックス町は町政委員会・町マネジャー方式の政府を採用しており、1人の町長と5人の町政委員で構成される。町政委員の内の1人が町長代行となる。全て町全体を選挙区に4年任期で選ばれる。委員は2年毎に半数が改選される。2015年11月の選挙で一部が入れ替わることになり、新人は2016年1月5日に就任することになっている[12]。町の検事とマネジャーは町政委員会が指名する。その他町の職員は町マネジャーに従い、マネジャーが日々の運営を管理する。 2014年1月21日、当時の町長だったウェザリーが別の職に就くために町長を辞職すると発表した。現市長のサットンは町政委員会が選出し、ウェザリーの残り任期を務めることになった[13]。2015年11月の町長選挙では、新人のランス・オリーブが選ばれた。 人口動態
以下は2010年の国勢調査による人口統計データである[14]。
学校
交通旅客
道路
自転車道と歩道
主要雇用主アペックス市の2014年包括的財務報告書に拠れば、郡内の主要雇用主は次の通りである[35]。
脚注
外部リンク |