オルランド・カリステ
オルランド・カリステ(Orlando Calixte、1992年2月3日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。 経歴プロ入りとロイヤルズ時代2010年8月28日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約。傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ロイヤルズでプロデビュー。20試合に出場して打率.227・12打点・3盗塁の成績を残した。 2011年はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、81試合に出場して打率.208・3本塁打・31打点・11盗塁の成績を残した。 2012年はまずA級ケーンカウンティでプレーし、62試合に出場して打率.241・10本塁打・34打点・2盗塁の成績を残した。6月にA+級ウィルミントン・ブルーロックスへ昇格。A+級ウィルミントンでは63試合に出場して打率.281・4本塁打・28打点・8盗塁の成績を残した。 2013年はAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズでプレーし、123試合に出場して打率.250・8本塁打・36打点・14盗塁の成績を残した。 2014年もAA級ノースウエストアーカンソーでプレーし、96試合に出場して打率.241、11本塁打・37打点・9盗塁の成績を残した。オフの11月20日にロイヤルズとメジャー契約を結び[2]、40人枠入りした。 2015年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズで開幕を迎えた。4月19日にメジャー初昇格を果たし[3]、同日のオークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。25日にAAA級オマハへ降格した[4]。この年は2試合に出場して3回打席に立ったが、メジャー初安打は放てなかった。守備面では、1試合で遊撃手の守りについた。12月2日にノンテンダーFAとなった[5]が、8日にマイナー契約で再契約した[6]。 2016年はAA級ノースウエストアーカンソーとAAA級オマハでプレーし、2球団合計で126試合に出場して打率.274・11本塁打・43打点・19盗塁の成績を残した。11月7日にFAとなった[6]。 ジャイアンツ時代2016年11月11日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、18日にメジャー契約を結んだ[6]。 2017年は傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツで迎え、5月30日にメジャー昇格した[7]。同日のワシントン・ナショナルズ戦にて「1番・左翼手」で先発出場すると、1回裏にジオ・ゴンザレスからメジャー初安打となる二塁打を放つなど、この試合は5打数2安打2打点と活躍した[8]。この年メジャーでは29試合に出場して打率.143・6打点・1盗塁の成績を残した。オフの11月27日に40人枠を外れる形でAAA級サクラメントへ配属された[6]。 マリナーズ傘下時代2018年11月19日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ[9]。 2019年は怪我のためAAA級タコマ・レイニアーズで25試合の出場にとどまり、オフの11月4日にFAとなった[10]。 2020年は秋まではいずれの球団にも所属せず、オフのドミニカのウィンターリーグに参加した。 メッツ傘下時代2021年4月20日に独立リーグであるアトランティックリーグのヨーク・レボリューションと契約したが[6]、シーズン開幕前の5月24日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ[6]。9月17日に自由契約となった[6]。 メキシカンリーグ時代2022年1月27日にメキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約した[11]。83試合に出場し[12]、打率.344、13本塁打、54打点、12盗塁を記録した[13]。 中日時代2022年11月22日にNPBの中日ドラゴンズと2023年シーズンの契約を結んだことが発表された[14][15]。推定年俸は3000万円[12]。背番号は99[16]。 2023年は、4月2日の開幕第3戦の巨人戦(東京ドーム)で来日初安打を放ったが[17]、米国永住権の更新のため5月3日に抹消、帰国[18]。再来日した後は二軍で調整を続け、シーズン終盤の8月22日に一軍再登録[19]。9月1日の広島戦(マツダ)では自身NPB第1号となる本塁打と決勝打となる2号本塁打を放つと[20]、同月18日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)ではサヨナラ打を含む4打点を記録[21]。翌20日のヤクルト戦(神宮)でも2本塁打を放つなど[22]9月は月間5本塁打と打力を発揮し、12月22日に2024年シーズンの契約に合意したことが発表された[23][24]。推定年俸は5000万円[1]。 2024年は、開幕から一軍に帯同し、ユーティリティープレイヤーとして貢献。4月半ばに高橋周平が負傷離脱して以降は三塁手に定着。同月24日の巨人戦(東京ドーム)では、1回表に赤星優志からチーム14試合ぶりとなる先制2点本塁打を放ち、チームの連敗を5で止める勝利に貢献した[25]。同年は114試合に出場し、打率.261、7本塁打、36打点を記録[26]。12月16日、背番号が4に変更されることが発表された[27]。 選手としての特徴・人物バッテリー(投手・捕手)以外の内・外野すべてのポジションを守ることができるユーティリティープレイヤー[15]。強肩と俊足を生かした積極果敢な走塁も魅力[28][29]。中距離打者であり、シュアな打撃に定評がある[30][28]。 愛称は先住民を意味する「インディオ」[31]。 トレードマークは黒ヒョウをかたどったネックレスであり、夫人からプレゼントされたもの[31]。 詳細情報年度別打撃成績
年度別守備成績
記録NPB
背番号脚注出典
関連項目外部リンク
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