カロリナ・ムホバ
カロリナ・ムホバ(Karolína Muchová, チェコ語発音: [ˈkaroliːna ˈmuxovaː]; 1996年8月21日 - )は、チェコ・オロモウツ出身[1]の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス1勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング最高位はシングルス8位、ダブルス263位。 来歴2013年11月にクロアチアのボルで開催されたITF女子サーキット1万ドルの大会のシングルスでITFデビュー。2014年7月にスロベニアのミハロフツェで行われたITF1万ドルで優勝。2016年3月にシャルム・エル・シェイクで行われたITF1万ドルで優勝。 2017年9月の韓国オープンで予選を勝ち抜いて本戦入りし、WTAツアーデビュー。本戦では1回戦でプリシラ・ホンと対戦し、セットカウント1-2で敗れた。 2018年の全米オープンの予選で、V.ディアチェンコ、J.パオリーニ、F.アバンダらを3連勝で下し本戦入り。本戦では1回戦(R128)でダヤナ・ヤストレムスカを2-0で下し、GS初勝利。2回戦で第12シードのガルビネ・ムグルサを2-1で下す金星を挙げ勝利。3回戦で第8シードのアシュリー・バーティに0-2で敗れた[3]。 2019年の全豪オープンの予選でも、A.ロディオノワ、L.サムソーノワ、J.ローブらを3連勝で下し本戦入り。本戦1回戦で第7シードのカロリナ・プリスコバと対戦し、0-2で敗れた。同年2月に行われたカタール・オープンで予選を勝ち抜き本戦入りし、1回戦でサマンサ・ストーサーに2-0で勝利してWTAツアーで初勝利。2回戦の謝淑薇も2-0で下し、3回戦のエリナ・スビトリナに0-2で敗れた。4月のプラハ・オープンでWTAツアーで初めて決勝まで勝ち進み、ジル・タイヒマンに1-2で敗れ準優勝した。この大会で、ムホバはWTAシングルスランクでトップ100入りを果たした[4]。全仏オープンでは、1回戦で第17シードのアネット・コンタベイトを2-1で下し勝利、2回戦でイリーナ=カメリア・ベグに1-2で敗れた[5]。ウィンブルドン選手権では1回戦のアレクサンドラ・クルニッチ、2回戦のマディソン・ブレングル、3回戦で第20シードのコンタベイトらを全て2-0で破り勝利。4回戦で第8シードのスビトリナにファイナルセットを13-11で取り、セットカウント2-1で勝利した[6]。 2019年9月の韓国オープン決勝でマグダ・リネッテを 6-1, 6–1 で破りWTAツアー初優勝を果たした。10月のクレムリン・カップとWTAエリート・トロフィーでベスト4に進出。2019年最終ランキングは21位。 2021年2月に行われた全豪オープンでは第25シードで出場。3回戦で第6シードのカロリナ・プリスコバを7-5,7-5で破ると、準々決勝では地元オーストラリアの選手で世界1位、第1シードのアシュリー・バーティを1-6,6-3,6-2で破る金星を挙げ、自身初のグランドスラム準決勝進出を果たした。準決勝では第22シードのジェニファー・ブレイディに4-6,6-3,4-6で敗れ、初のグランドスラム決勝進出はならなかった。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 6回 (1勝5敗)
ITF女子サーキット決勝進出結果シングルス: 10回 (2勝8敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
脚注
外部リンク |