カンザス・ジェイホークス
カンザス・ジェイホークス(英語: Kansas Jayhawks, 略称 : KUまたはカンザス)は、アメリカ合衆国のカンザス大学を代表するスポーツ競技チームである。KUはカンザス州でNCAAディビジョンIに属する3校のうちの1校であり、ビッグ12カンファレンスに所属している。これまでに、NCAAディビジョンIで男子バスケットボールが3回、男子クロスカントリーが1回、男子室内・屋外の陸上競技が共に3回、女子屋外陸上競技が1回の、計11回優勝を果たしている。 競技チームカンザス大学では公式に計16 (男子6種目、女子8種目) のスポーツ種目が存在する。また、ラグビー、アイスホッケー、男子バレーボールなどのクラブレベルのスポーツも存在する。かつてはレスリングチームも存在したが、1960年代に廃止された[2]。 男子バスケットボール→詳細は「en:Kansas Jayhawks men's basketball」を参照
男子バスケットボールチームはカレッジ・バスケットボール界において特に名門校として知られており、最も成功したプログラムの1つである。初代ヘッドコーチはバスケットボールを考案したことで知られるジェームス・ネイスミスなど、これまでに偉大な人物 (選手ではクライド・ラブレット、ウィルト・チェンバレン、ジョ・ジョ・ホワイト、ポール・ピアース、フランク・メイソンなど、偉大なコーチでは全米バスケットボールコーチ協会を設立したフォグ・アレンやカレッジバスケにおいて歴代2番目の勝率を収めるアドルフ・ルップ、他にもラルフ・ミラー、ダッチ・ロンバーグ、ジョン・マクレンドン、ラリー・ブラウン、ディーン・スミス、レイ・ウィリアムス、ビル・セルフなど) を多数輩出している。 同大学は1922年と1923年のシーズンにヘルムズ財団のタイトルを獲得し、1952年、1988年、2008年にはNCAA全米選手権を制覇。また、15回のファイナル・フォーに進出しており、通算2000勝以上を記録する大学の1つである。2005年にストリート&スミスが発表した、史上最も偉大なカレッジバスケットボールチームトップ100のリストで、カンザス大学は4位にランクインしている[3]。 2008年にESPNが発表した「現代のカレッジバスケットボール界で最も権威あるプログラム」では同大学が2位にランクインした[4]。現在、史上最長の連続NCAAトーナメント出場記録 (31回)[5] と最長の連続勝利シーズン記録 (35回) 、ディビジョンI史上最多勝利シーズン (97回) 、無敗シーズン (1回) などを誇る。また、史上最多の勝ち越しシーズン (勝率.500以上を100回) 、ディビジョンI史上最多のカンファレンス・チャンピオン (63回) 、史上最多のレギュラーシーズン連続カンファレンス・チャンピオン (14回) 、ディビジョンI史上最多のオールアメリカン・ファーストチーム (22人) とオールアメリカン・ファーストチーム選出 (29回) を達成している。 男子バスケットボール永久欠番
参照:[6] 女子バスケットボール女子バスケットボールチームを結成したのは1968-69シーズンである。1973年から2004年までの31年間、同チームはマリアン・ワシントンがヘッドコーチを務め、チームをBig Eight優勝3回、Big 12優勝1回、カンファレンス・トーナメント優勝6回、NCAAトーナメント出場11回、AIAWトーナメント出場4回という成績に導いた。ポストシーズンでの最高成績は、1998年のスウィートシックスティーン進出である。 フットボール→詳細は「en:Kansas Jayhawks football」を参照
KUは1890年にフットボールを開始した。オールアメリカンに2回選ばれ、シカゴ・ベアーズで殿堂入りを果たしたゲイル・セイヤーズ、プロフットボール殿堂入りを果たし、ワシントン・レッドスキンズで第17回スーパーボウルのMVPを獲得したジョン・リギンズ、クリーブランド・ブラウンズでプロフットボールの殿堂入りを果たしたマイク・マコマックなどの選手が在籍していた。その他の著名な出身選手はジョン・ヘイドル、カーティス・マクリントン、デイナ・スタブルフィールド、ボビー・ダグラス、ノーラン・クロムウェル、そして現NFLのコーナーバックアキブ・タリブとクリス・ハリス・ジュニアなどが挙げられる。 同チームは1948年、1969年、2008年のオレンジボウルに3回出場、2008年に優勝している。現在は、1921年にオープンした全米で7番目に古いカレッジフットボール・スタジアムであるメモリアル・スタジアム (収容人数50,071人) で試合を行っている。2014年9月28日にチャーリー・ワイズが解雇された後、クリント・ボーエンが暫定ヘッドコーチに就任。2014年12月5日、デビッド・ビーティが次期ヘッドコーチに就任することが発表された。 脚注
関連項目
外部リンク |