キルギスの大統領
キルギスの大統領(キルギスのだいとうりょう、キルギス語: Кыргыз Республикасынын Президенти, ロシア語: Президент Кыргызской Республики)は、キルギス共和国の元首たる大統領である。 機能アカエフ・バキエフ両政権及びジャパロフ政権では、大統領が国家元首と行政府の長を兼任している。大統領が欠員した場合はジョゴルク・ケネシ議長が大統領代行を務める。 選出条件として35歳以上及びキルギスに15年以上居住している者に限られる。ただし、大統領に就任している間は政党の活動を自粛しなければならない。任期は6年のみでは再選は不可。 沿革キルギスの大統領は独立当時からアスカル・アカエフが14年間あまり務めていたが、2005年3月24日、野党側の反政府運動が首都もに広がったため、アカエフ大統領が隣国カザフスタンに亡命し暫定政府が樹立され、アカエフ政権は崩壊した。その後、クルマンベク・バキエフが大統領となったが、そのバキエフも2010年キルギス騒乱により政権崩壊に追い込まれ、4月15日に亡命した。 2010年以前の旧憲法では大統領職について、「外交・内政の政策を決定し、キルギス国家を代表する」地位と規定し、1期につき5年間の任期で直接選挙で選出されるとしていた。大統領には、首相・最高裁長官・最高検検事長の任命権や外交決定権・法案提出権など、広範かつ強大な権限が与えられていた。こうした強大な権限を大統領に与えていた事が、アカエフ・バキエフ両政権の独裁化につながったという反省から、バキエフ政権を打倒した暫定政府によって制定された新憲法では、大統領は事実上の象徴的地位となり、大統領制から議院内閣制に政体を移行させた。 しかし、2021年にサディル・ジャパロフ政権が国民投票を実施し、大統領制に再び移行した[2]。 権限
大統領の一覧
脚注注釈出典
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