有限会社サンデーレーシング(Sunday Racing Co. Ltd.)は、日本中央競馬会に馬主登録をしているクラブ法人である。愛馬会法人「有限会社サンデーサラブレッドクラブ」より匿名組合契約に基づく競走馬の現物出資を受けて、中央競馬などの競走に出走させている[1]。
1988年に設立。勝負服の柄は黒、赤十字襷、袖黄縦縞[2]、冠名は特に用いない。
歴史
なお、有限会社サンデーサラブレッドクラブとの匿名組合契約は、2000年まで「株式会社日本ダイナースクラブ」と結んでいたが、外資のシティグループに買収されたことにより馬主資格が抹消される恐れが生じたため、新たに「サンデーレーシング」を設立し所有馬をすべて移転させた。当時の勝負服の柄は青、鼠鋸歯形[注 1]。
日本中央競馬会(JRA)収得賞金
- 2001年 収得賞金:12億2445万円(4位)
- 2002年 収得賞金:11億8839万円(4位)
- 2003年 収得賞金:16億3904万円(3位)
- 2004年 収得賞金:31億9855万円(2位)
- 2005年 収得賞金:33億4028万円(1位)
- 2006年 収得賞金:30億7442万円(1位)
- 2007年 収得賞金:29億9234万円(1位)
- 2008年 収得賞金:28億135万円(2位)
- 2009年 収得賞金:32億2710万円(2位)
- 2010年 収得賞金:31億1877万円(1位)
- 2011年 収得賞金:32億4936万円(1位)
- 2012年 収得賞金:38億7335万円(1位)
- 2013年 収得賞金:26億5053万円(1位)
- 2014年 収得賞金:25億5809万円(2位)
- 2015年 収得賞金:28億3062万円(1位)
- 2016年 収得賞金:28億2288万円(2位)
- 2017年 収得賞金:29億7266万円(1位)
- 2018年 収得賞金:35億4844万円(1位)
- 2019年 収得賞金:36億519万円(1位)
- 2020年 収得賞金:40億2195万円(1位)
- 2021年 収得賞金:38億5386万円(1位)
- 2022年 収得賞金:35億3084万円(1位)
- 2023年 収得賞金:40億3991万円(1位)
- 2024年 収得賞金:41億6967万1000円(1位)
主な所有馬
牝馬は中央・地方関わらず引退期限が6歳3月末である(会員規約[1]の16ページに記載)。例えば、天皇賞・秋やジャパンカップなどGI6勝を挙げたブエナビスタは5歳時の有馬記念(2011年)を以って引退している。
参考:サンデーサラブレッドクラブ 重賞勝ち馬一覧
勝ち鞍はGI級競走のみ表記。
現役馬
引退馬
サンデーレーシング
日本ダイナーズクラブ
主な表彰馬
- JRA賞
- ブエナビスタ(2010年)、オルフェーヴル(2011年)、ジェンティルドンナ(2012年・2014年)
- ドリームジャーニー(2006年)、ローズキングダム(2009年)、クロワデュノール(2024年)
- ブエナビスタ(2008年)、レーヴディソール(2010年)、ジョワドヴィーヴル(2011年)、メジャーエンブレム(2015年)、ラッキーライラック(2017年)、リバティアイランド(2022年)、アスコリピチェーノ(2023年)
- オルフェーヴル(2011年)、ドゥラメンテ(2015年)
- ブエナビスタ(2009年)、ジェンティルドンナ(2012年)、グランアレグリア(2019年)、リバティアイランド(2023年)、チェルヴィニア(2024年)
- ドリームジャーニー(2009年)、オルフェーヴル(2012年・2013年)、フィエールマン(2020年)
- ブエナビスタ(2010年・2011年)、ジェンティルドンナ(2013年・2014年)、ジェラルディーナ(2022年)、ソングライン(2023年)、スタニングローズ(2024年)
- スリープレスナイト(2008年)、グランアレグリア(2020年・2021年)
- ソングライン(2023年)
- ヴァーミリアン(2007年)
- ブランディス(2004年)
- デルタブルース(2004年)
- クロノジェネシス(2020年)
- ダートグレード競走最優秀馬
- ヴァーミリアン(2007年)
- オーストラリア競馬年度表彰
- デルタブルース(2006/07年)
- JRA顕彰馬
- オルフェーヴル(2015年選出)、ジェンティルドンナ(2016年選出)
サンデーサラブレッドクラブ(愛馬会法人)
代表は吉田勝己[1](ノーザンファーム代表)。
設立当初から日本ダイナースクラブと提携し、「株式会社ダイナース愛馬会」と呼ばれていたが、2000年に外資のシティグループに買収されたのを機に現在の名称へ変更した。
募集馬はノーザンファーム及び白老ファームの生産馬が中心である。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク