ジョーイ・ルケーシー
ジョセフ・ジョージ・ルケーシー(Joseph George Lucchesi, 1993年6月6日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州アラメダ郡ニューアーク出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下所属。 メディアによっては「ルケージ」や「ルッケージ」と表記されることもある。 経歴プロ入り前ニューアーク・メモリアル高等学校を卒業後、シャボット短期大学及びサウスイースト・ミズーリ州立大学(SEMO)で大学野球に参加した。SEMOでは、2015年と2016年にオハイオバレー・カンフェレンスの投手に選ばれた[1]。 プロ入りとパドレス時代2016年6月のMLBドラフト4巡目(全体114位)でサンディエゴ・パドレスから指名され[2]、プロ入り。契約後の6月20日に傘下のA-級トリシティ・ダストデビルズでプロデビュー[3]。同年9月にA級フォートウェイン・ティンキャップスに昇格。この年は2球団合計で10先発5救援、42.0回を投げて防御率1.29を記録した[4]。 2017年はA+級レイクエルシノア・ストームで開幕を迎え、同年7月にAA級サンアントニオ・ミッションズに昇格。この年は2球団合計で23先発1救援、139.0回を投げて防御率2.20を記録した[5]。 2018年3月30日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で先発してメジャーデビュー。2016年のMLBドラフトの選手としては、オースティン・ヘイズに次ぐ早さだった[6]。この試合では4.2回を投げて3失点で、勝敗は付かなかった[7]。4月10日のコロラド・ロッキーズ戦で先発して6回2失点の投球でメジャー初勝利を挙げた[8]。この年メジャーでは26試合に先発登板して8勝9敗、防御率4.08、145奪三振を記録した。 2019年は30試合に先発登板して規定投球回にも到達し、10勝10敗、防御率4.18、158奪三振を記録した。 2020年は3試合の登板にとどまった。 メッツ時代2021年1月19日にパドレスとニューヨーク・メッツ、ピッツバーグ・パイレーツの3チーム間でトレードが行われ、メッツがパドレスからルケーシーを、パドレスがパイレーツからジョー・マスグローブを、パイレーツがパドレスからデビッド・ベッドナー、ハドソン・ヘッド、オマー・クルーズ、ドレイク・フェローズ、メッツからエンディ・ロドリゲスをそれぞれ獲得した[9]。シーズンでは6月に左肘の痛みのためトミー・ジョン手術を受ける必要があると診断され[10]、残りシーズンは全休することとなった。 2022年は、前年に受けたトミー・ジョン手術の影響でシーズンを全休した。 2023年シーズンの途中にメジャー復帰。復帰後は9試合に先発して4勝0敗、32奪三振、防御率2.89を記録した[11]。 2024年は前年の活躍から一転、2試合に先発したものの、0勝2敗、7奪三振、防御率5.23と短縮シーズンとなった2020年を除き、自己最低の成績となった[11]。オフの11月4日にFAとなった[12]。 ジャイアンツ傘下時代2025年1月20日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。メジャーに昇格した際の年俸は150万ドル[13]。 選手としての特徴
チェンジアップの握りで投げるカーブの軌道のボールが武器であり、ルケーシー本人はこれをチャーブ(Churve)と呼んでいる[16][17]。速球の最速は、2021年に計測した94.6mph(約152.2km/h)である。 詳細情報年度別投手成績
年度別打撃成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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