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タナー・レイニー

タナー・レイニー
Tanner Rainey
ピッツバーグ・パイレーツ(マイナー)
2021年4月6日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ルイジアナ州セントタマニー郡フォルサム英語版
生年月日 (1992-12-25) 1992年12月25日(32歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 MLBドラフト2巡目
初出場 2018年4月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

タナー・スコット・レイニーTanner Scott Rainey, 1992年12月25日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州セントタマニー郡フォルサム英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBピッツバーグ・パイレーツ傘下所属。

経歴

プロ入りとレッズ時代

2015年MLBドラフト2巡目(全体71位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングス英語版でプロデビュー。 15試合に先発登板して2勝2敗、防御率4.27、57奪三振を記録した。

2016年はA級デイトン・ドラゴンズでプレーし、29試合(先発20試合)に登板して5勝10敗1セーブ、防御率5.57、113奪三振を記録した。

2017年はA+級デイトナ・トーテュガスとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレーし、2球団合計で53試合に登板して3勝3敗13セーブ、防御率3.19、104奪三振を記録した。

2018年はAAA級ルイビル・バッツで開幕を迎え、4月10日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[1]。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で8回から登板してメジャーデビュー[2]。8登板で無失点に抑えたのが2試合のみと結果を残せず、防御率24.43に終わった。

ナショナルズ時代

2018年12月12日にタナー・ロアークとのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した。「タナー」という名前同士のトレードは史上初の珍事であった[3]

ワシントン・ナショナルズ時代
(2019年7月16日)

2019年は開幕をAAA級で迎えたが、5月18日にメジャー昇格。6月1日にトレード相手だったロアークが先発したレッズ戦で初白星を挙げた[4]。52試合で2勝3敗、防御率3.91、74奪三振を記録した。ポストシーズン、ロサンゼルス・ドジャースとのNLDSで初登板。この試合は0.1回を2失点で降板したが、以後の4登板では無失点に抑えている[5]ワールドシリーズでは4登板して失点もしたが、優勝を経験した。

2020年は20.1回を投げ防御率2.66で、32奪三振で1勝1敗を記録したが、9月中旬に前腕の張りを訴え残りのシーズンを全休した[6]

2021年は31.2回を投げて、42奪三振を記録したものの1勝3敗、防御率7.39と苦戦した。

2022年は30回を投げて勝敗こそ前年と同じ1勝3敗であったが、36奪三振、防御率3.30と一定の改善がみられた。

2023年トミー・ジョン手術とそのリハビリの影響でシーズンの大半を棒に振ったが、シーズン最終盤の9月29日にメジャー復帰を果たし[7]、この年のシーズン最終戦となった翌30日のアトランタ・ブレーブス戦で復帰した(この試合では1回を投げて被安打1、無失点)。

2024年は自身6年ぶりの50イニング以上となる50.1回を投げてキャリア2番目に多い44奪三振を記録したものの、防御率は4.76と前年より悪化した。オフの11月22日にノンテンダーFAとなった。

パイレーツ傘下時代

2024年12月8日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び[8]、翌2025年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。

投球スタイル

平均97.6mph(約157.1km/h)のフォーシームスライダーとのコンビネーションで対峙する[9]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2018 CIN 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 45 7.0 13 4 12 1 0 7 0 0 19 19 24.43 3.57
2019 WSH 52 0 0 0 0 2 3 0 9 .400 214 48.1 32 6 38 2 4 74 7 0 22 21 3.91 1.45
2020 20 0 0 0 0 1 1 0 9 .500 75 20.1 8 4 7 1 1 32 3 1 6 6 2.66 0.74
2021 38 0 0 0 0 1 3 3 10 .250 151 31.2 29 6 25 1 3 42 0 0 27 26 7.39 1.71
2022 29 0 0 0 0 1 3 12 1 .250 128 30.0 26 5 13 0 0 36 1 0 16 11 3.30 1.30
2023 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 1.0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0.00 2.00
2024 50 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 231 51.0 47 8 29 1 4 44 5 0 28 27 4.76 1.49
MLB:7年 198 0 0 0 0 5 10 15 29 .333 849 189.1 156 33 125 6 12 236 17 1 118 110 5.23 1.48
  • 2024年度シーズン終了時

MLBポストシーズン投手成績













































2019 WSH NLDS 3 0 0 0 0 9 2.0 2 0 1 0 0 1 1 0 2 2 9.00
NLCS 2 0 0 0 0 6 2.0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0.00
WS 4 0 0 0 0 13 2.2 1 1 4 0 0 2 0 0 3 3 10.13
出場:1回 9 0 0 0 0 28 6.2 3 1 5 0 0 6 1 0 5 5 6.75
  • 2024年度シーズン終了時

年度別打撃成績

















































O
P
S
2018 CIN 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
2019 WSH 52 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2021 38 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000 .000
MLB:3年 198 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
  • 2024年度シーズン終了時

MLBポストシーズン打撃成績



















































2019 WSH NLDS 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
NLCS 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
WS 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
出場:1回 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 .000 .000
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2018 CIN 8 0 1 0 0 1.000
2019 WSH 52 1 7 0 0 1.000
2020 20 1 0 0 0 1.000
2021 38 0 0 0 0 ----
2022 29 1 1 0 0 1.000
2023 1 0 0 0 0 ----
MLB 148 3 9 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 44(2018年)
  • 21(2019年 - 2024年)

脚注

  1. ^ Jeff Todd (2018年4月10日). “Reds Designate Yovani Gallardo” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年8月12日閲覧。
  2. ^ Cincinnati Reds at Philadelphia Phillies Box Score, April 10, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年8月12日閲覧。
  3. ^ MLB史上初の珍トレード成立 ナショナルズとレッズの間で「タナー」が交換に Full-Count (2018年12月13日) 2019年8月12日閲覧
  4. ^ Tanner beats Tanner as Nats right the series with 5-2 win over Reds”. MASNsports. 2019年10月21日閲覧。
  5. ^ 163キロ剛速球と「攻略不可能」なスライダー。 ナショナルズの隠し玉ルーキーが世界一へのカギか”. ベースボールチャンネル. 2019年11月6日閲覧。
  6. ^ https://www.federalbaseball.com/2020/9/15/21436337/tanner-rainey-washington-nationals-future-closer-concerns-over-forearm-tightness-back-in-2020
  7. ^ Nick Deeds (2023年9月29日). “Nationals Activate Tanner Rainey From 60-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年12月9日閲覧。
  8. ^ Mark Polishuk (2024年12月8日). “Pirates Sign Tanner Rainey, Hunter Stratton To Minor League Contracts” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年12月9日閲覧。
  9. ^ Tanner Rainey Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2019年8月12日閲覧。

関連項目

外部リンク

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