デッサン (テレビドラマ)『デッサン』は、1997年7月2日から同年9月17日まで、日本テレビ系列の『水曜ドラマ』枠で毎週水曜22:00 - 22:54(JST)に放送されていた日本のテレビドラマ。主演は原田知世。全12話。正式タイトルではないが、ポスターやビデオソフトのパッケージには、『デッサン - Le Dessin d'amour -』(フランス語で「愛の素描」の意)と表記されている。 概要水曜ドラマ『同窓会』(1993年)、『星の金貨』(1995年)、『続・星の金貨』(1996年)をヒットさせたプロデューサー梅原幹が取り組んだドラマで、『星の金貨』の大沢たかおと脚本家山崎淳也をひきつづき起用した。原田知世の連続ドラマ主演作としては、『ねらわれた学園』(1982年)以来15年ぶりの作品である。また、伊藤英明のデビュー作であり、原田の自殺した恋人・葛木を演じた。1990年代のテレビドラマを父親役で支えた小坂一也が、本作でも原田の父親役を演じたが、本作の放送終了から1か月半後に急逝し、小坂の遺作となった。 本作の特徴として、原田と大沢のクローズアップの多用、『ロングバケーション』(1996年)や『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年 - 1996年)からの固有名詞の引用(前者「朝倉耕平」⇒「朝倉智史」、後者「葛木ミサト」⇒「葛木雅人」)が挙げられる[1]。 放送終了後、バップからビデオソフトが発売されたが、DVDやBD化には到っていない[2]。1999年、ハワイの日系テレビ局KIKU-TV(en:KIKU)で英語字幕により全12話が放映された。また、2012年8月、日テレプラスにてCS初放映された。 ストーリー葛木(伊藤英明)という婚約者を自殺によって亡くした沙絵(原田知世)。葛木の絵は、無残にも切り裂かれていた。しかし、その後、朝倉(大沢たかお)という葛木の友人が現れ、償いをしたいと言う。実は葛木の絵を切り裂いたのは朝倉だったためだ。 最初はぎくしゃくしたものの、沙絵と朝倉の間には、恋愛感情が徐々に芽生え始める。しかし、沙絵の父親(小坂一也)の会社を買収した桜井(別所哲也)が、沙絵に執着し、沙絵と朝倉の仲を引き裂こうと圧力をかける。 結局、桜井は不正を部下に告発されることによって逮捕され、また、葛木の残した日記から、葛木の自殺の原因は、朝倉に絵を切り裂かれたことにあるのではなく、その絵が師匠・石脇(竜雷太)の絵の盗作だったためということが判明する。 沙絵と朝倉の間に障害はなくなったが、朝倉は、そのとき既に不治の病を患っていた。それでも沙絵と朝倉は残り少ない日々を二人で生きていこうと決意する。 キャスト
スタッフ
主題歌
ノベライズ
サブタイトル
脚注
外部リンク
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