『警視庁鑑識班2004』(けいしちょうかんしきはん2004)は、2004年1月14日から3月17日まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は西村和彦。
「火曜サスペンス劇場」で人気のシリーズ『警視庁鑑識班』が連ドラ化したもの。
警視庁の第一現場鑑識班が、普段あまり日の当たらない「鑑識」の仕事のなかで事件を解決していくという新趣向のドラマ。火サスでは描かれていなかった中山の恋愛もみどころ。
BS放送のBS日テレでも2019年2月6日から3月27日までの毎週水曜日の20:00 - 20:54[注 1]に放送された。
登場人物
警視庁鑑識班
- 中山淳彦〈32〉
- 演 - 西村和彦
- 第一現場鑑識班員。巡査長[1]。
- 伊村博美〈27〉
- 演 - 雛形あきこ
- 指紋係。
- 判太一
- 演 - 千原靖史
- 第一現場鑑識班員。
- 津田亘
- 演 - 小林すすむ
- 第一現場鑑識班員。
- 花井博之
- 演 - 松永久仁彦
- 第一現場鑑識班員。
- 矢島
- 演 - 伏見哲夫
- 検視官。
- 甲斐健太郎
- 演 - 赤山健太
- 足跡係。
- 岸野友子
- 演 - 沢村ゆかり
- 写真係。
- 赤塚良平
- 演 - ベンガル
- 第一現場鑑識班主任。
- 大宮秀則〈55〉
- 演 - 清水章吾
- 第一現場鑑識班管理官。階級は警視。
- 岩崎鉄男〈58〉
- 演 - 角野卓造
- 第一現場鑑識班係長。階級は警部[2]。
警視庁捜査一課
- 小倉泰之
- 演 - 伊東貴明
- 刑事。主に金井とコンビを組んで捜査活動に従事。
- 金井貴子〈33〉
- 演 - 森口瑤子
- 淀橋警察署生活安全課から捜査一課に異動してきた警部補[注 2]。菊地の指揮のもと捜査班の中核として捜査活動に従事する。
- 菊池慎一〈49〉
- 演 - 三浦浩一
- 刑事。階級は警部(強行犯捜査係係長?)。捜査主任官として事件捜査の指揮を執る。
警視庁科学捜査研究所
- 沢村純一
- 演 - 本田博太郎
- 第一化学・技官。
- 石田孝明
- 演 - 石井洋祐
- 法医・技官。
- 青木英美子
- 演 - 増田未亜
- 文書・技官。
中山家
- 中山加奈子〈57〉
- 演 - 草笛光子
- 淳彦と沙織の母。啓一の妻。火サス版では宮本毬子が演じた。
- 中山沙織〈25〉
- 演 - 中山エミリ
- 淳彦の妹。火サス版では神谷けいこが演じた。
- 中山啓一
- 演 - 坂口進也
- 淳彦と沙織の父。神奈川県警の元刑事。15年前に起きた現金輸送車襲撃事件で殉職。
日野と関係者
- 日野幸彦〈41〉
- 演 - 杉本哲太
- 15年前に起きた現金輸送車襲撃事件の共犯で、啓一を射殺した男。
- 星合由美子
- 演 - 南果歩
- 日野の内縁の妻。八丈島で実家の民宿を手伝っていたが上京、小料理屋「季節料理さちよ」で働き始める。
- 星合悟
- 演 - 石神勇智
- 日野と由美子の息子。
その他
- 矢吹幸代〈52〉
- 演 - 根岸季衣
- 岩崎の元妻で小料理屋「季節料理さちよ」の女将。かつて岩崎との間にできた一人息子を亡くしている。
- 円藤あかね
- 演 - 柴田理恵
- 中山が住むマンションの管理人。
- 西野昌一
- 演 - 下元史朗
- 神奈川県警捜査一課の刑事。啓一の後輩。
ゲスト
- 第1話「時効直前に八丈島の刺殺死体が暴く逃亡犯を愛した女の5年間」
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- 関根三郎(15年前の現金輸送車襲撃事件の主犯格) - 草薙良一
- 志倉紀夫 - 半海一晃
- 松川玲次(15年前の現金輸送車襲撃事件の共犯) - 前原実
- 渡辺(八丈警察署 刑事) - 中山克己
- (以下、最終話にも出演)
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- 星合泰造(由美子の父) - 高橋明
- 渡会保 - 井殿雅和
- 近沢健吉 - 渡辺淳
- 第2話「似顔絵に潜む家庭内暴力と落下死体の謎」
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- 第3話「指紋と会話する女が暴く不倫生活の裏側」
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- 第4話「3年前の白骨が解いた婚約者殺しの汚名」
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- 佐久間稔(殺人事件の被疑者) - 斉藤陽一郎
- 橋本良美(佐久間の元婚約者・故人) - 遊井亮子
- 大原康子(良美の元同僚) - 鈴木美恵子
- 佐久間英里子(佐久間の妹・中山沙織の高校の後輩) - 乙葉
- 第5話「ユリの毒が刺す年下の男を抱く女の純愛」
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- 第6話「家出少女の心を貫く父が放つ2発の銃弾」
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- 第7話「幻の女の詩集が明かした二重生活の真実」
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- 楠田十和子(病院副院長) - 東ちづる
- 田中耕太(ミュージシャンを目指している男) - 小野寺尊允
- アナウンサーの声 - 平辻朝子
- 第8話「靴底の木片が解いた悪女の宛先不明郵便」
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- 第9話「肺の微生物が語る離婚夫婦の絶望の3年」
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- 最終話「誘拐犯との接触失敗が呼んだ母の逃避行」
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スタッフ
放送日程
- 第1話は22:00 - 23:24の30分拡大放送。
- 第10話は22:00 - 23:09の15分拡大放送。
各話 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
監督 |
視聴率
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第1話 |
2004年1月14日 |
時効直前に八丈島の刺殺死体が暴く逃亡犯を愛した女の5年間 |
渡辺善則 下村優 |
下村優 |
14.0%
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第2話 |
2004年1月21日 |
似顔絵に潜む家庭内暴力と落下死体の謎 |
下村優 |
11.7%
|
第3話 |
2004年1月28日 |
指紋と会話する女が暴く不倫生活の裏側 |
渡辺善則 松本稔 |
11.3%
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第4話 |
2004年2月04日 |
3年前の白骨が解いた婚約者殺しの汚名 |
田部俊行 浅野有生子 |
吉野晴亮 |
09.7%
|
第5話 |
2004年2月11日 |
ユリの毒が刺す年下の男を抱く女の純愛 |
相内美生 渡辺善則 |
猪腰弘之 |
12.6%
|
第6話 |
2004年2月18日 |
家出少女の心を貫く父が放つ2発の銃弾 |
下村優 松本稔 |
11.2%
|
第7話 |
2004年2月25日 |
幻の女の詩集が明かした二重生活の真実 |
下村優 |
10.5%
|
第8話 |
2004年3月03日 |
靴底の木片が解いた悪女の宛先不明郵便 |
下村優 |
10.4%
|
第9話 |
2004年3月10日 |
肺の微生物が語る離婚夫婦の絶望の3年 |
松本稔 武井由美 |
吉野晴亮 |
10.9%
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最終話 |
2004年3月17日 |
誘拐犯との接触失敗が呼んだ母の逃避行 |
下村優 |
14.2%
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平均視聴率 11.7%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)
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火曜サスペンス劇場との違い
※連ドラ化に当たって中山の設定が一部変更された。
- 出身地:大阪から横浜に変更された。
- 父親:火サス版では「大阪府警の刑事で15年前強盗殺人事件を捜査中に倒れて病死した」という設定(1999年12月14日放送の「8」より)だったが、「神奈川県警の刑事で日頃から目をかけていた男(日野)が強盗の計画に加わろうとしていることを知り、それを阻止しようとして射殺された」というように変更された。
脚注
注釈
- ^ 第1話は2019年2月3日12:00 - 13:25に放送。また第9話は2019年3月27日19:00 - 19:50、最終話は同日19:50 - 20:54と連続して放送された。
- ^ 第1話より。
出典
外部リンク
日本テレビ系 水曜ドラマ |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
共犯者(2003年10月15日 - 12月17日)
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警視庁鑑識班2004 (2004年1月14日 - 3月17日)
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