トラヴィス・ブラウン
トラヴィス・ブラウン(Travis Browne、1982年7月17日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。ハワイ州ホノルル出身。グレンデール・ファイトクラブ所属。 来歴ハワイ州ホノルルで生まれる。学生時代はバスケットボールで活躍。大学卒業後に格闘技を始め、ムエタイとブラジリアン柔術を経験。2009年にプロ総合格闘技デビュー[1]。 UFC2010年6月19日、UFC初参戦となったThe Ultimate Fighter: Team Liddell vs. Team Ortiz Finaleでジェームス・マクスウィーニーと対戦し、マウントパンチでTKO勝ちを収めた。 2010年10月16日、UFC 120でシーク・コンゴと対戦し、0-0の判定ドロー。1Rはブラウンが優位に立つ場面も見られたが2・3Rはやや失速しコンゴに巻き返される。ラウンド判定では28-29でコンゴの勝利だったが、3Rにコンゴがクリンチの際にブラウンのトランクスを掴んだことにより減点1を受けていたためジャッジのスコアは3者共に28-28になり試合はドローとなった[2]。 2011年5月28日、UFC 130でステファン・ストルーフェと対戦し、右スーパーマンパンチでKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2012年4月21日、UFC 145でチャド・グリッグスと対戦し、肩固めで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2012年10月5日、UFC on FX 5でアントニオ・シウバと対戦し、右フックでダウンを奪われパウンドでTKO負け。キャリア15戦目で初黒星を喫した。 2013年4月13日、The Ultimate Fighter 17 Finaleでガブリエル・ゴンザーガと対戦。金網に押し込まれた状態から頭部に肘打ちを連打してKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。しかし、リプレイ映像ではブラウンの放った肘打ちは何度か後頭部に入っているように見えたため、ブラウンの反則ではないかという議論が巻き起こった。ゴンザーガ陣営はネバダ州アスレチック・コミッションに提訴したが、審議の結果裁定は覆らなかった[3]。 2013年8月17日、UFC Fight Night: Shogun vs. Sonnenでヘビー級ランキング5位のアリスター・オーフレイムと対戦。アリスターの右膝蹴りをボディに受けてダウンするなど序盤はアリスターに圧倒され続けたが、1R後半に脚が止まり失速したアリスターの顎に前蹴りをヒットさせてダウンを奪いパウンドでKO勝ち[4]。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2013年12月28日、UFC 168でヘビー級ランキング6位のジョシュ・バーネットと対戦。パンチを効かせて金網際で膝蹴りを入れ、側頭部への肘打ちでKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2014年4月19日、UFC on FOX 11のヘビー級王座挑戦者決定戦でランキング2位のファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦し、0-3の判定負けを喫した。 2015年5月23日、UFC 187でヘビー級ランキング8位のアンドレイ・アルロフスキーと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2016年1月17日、UFC Fight Night: Dillashaw vs. Cruzでヘビー級ランキング14位のマット・ミトリオンと対戦し、マウントパンチでTKO勝利。 2016年7月9日、UFC 200でヘビー級ランキング2位のケイン・ヴェラスケスと対戦し、パウンドでTKO負けを喫した。 2016年9月10日、UFC 203でヘビー級ランキング1位のファブリシオ・ヴェウドゥムと再戦し、判定負けを喫した。 2017年2月19日、UFC Fight Night: Lewis vs. Browneでヘビー級ランキング8位のデリック・ルイスと対戦し、KO負け。敗れはしたものの、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。 2017年7月8日、UFC 213でヘビー級ランキング14位のアレクセイ・オレイニクと対戦し、ネッククランクで一本負け。4連敗となった。この結果についてダナ・ホワイトは「ブラウンは引退するべきだ」とブラウンへ引退を促した。その後現在までブラウンは試合に出ていない[5]。 人物・エピソード戦績
獲得タイトル
表彰脚注
外部リンク |