ブラック・サージナイト
『ブラック・サージナイト』(Black Surgenight, 繁体字中文:黑潮:深海覺醒 Dark Boom)は、中華人民共和国に本社を置くBilibiliが運営するスマートフォン用のストラテジー形式RPG。日本における公式略称は「ブラサジ」。中華圏での主な略称は艦F(簡体字:舰F)[注 2]。 概要2013年にサービスを開始した日本のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』のヒットに端を発し、中華圏で数多く企画・作成された艦船擬人化を題材とするゲームの1作。中国製で日本に進出した艦船擬人化ゲームとしては、累計で7タイトル目となる。 本作以前のタイトルでは歴史上の艦船を基にした擬人化キャラクターが未知の敵と対峙するシチュエーションが主流であったが、本作では擬人化キャラクターの全てに「深海化」フォームが存在し「人類への復讐」をメインテーマとしている点に独自性がある[5]。 リリース2019年6月にプロジェクトネーム『代号:D / Project:D』として開発が発表され、同年秋より台湾・香港・マカオで『深海戰線 Abyss Front』の仮題により10ヶ月に及ぶ長期のオープンβテストを実施した[5]。その1年後、2020年8月1日にBilibiliが行った新作発表会で正式タイトル『黑潮:深海觉醒 Dark Boom』が公表され「同年内のサービス開始を目指す」としていたが[6]、繁体字中文版が2020年10月15日に先行リリースされたのに対し[2]、中国大陸では2021年5月時点で正式リリースに至っていない。 2021年1月28日にTwitterアカウントが開設され、春期に『ブラック・サージナイト』のタイトルで中国大陸と同じくBilibiliの運営により日本版をリリースする予定であることを発表した。2月24日から事前登録を開始[7]、4月20日から28日までクローズドβテストを開催した後[8]、5月20日に正式リリース[3]。 日本版は2022年6月30日12時をもってサービスを終了[4]。繁体字中文版は同年9月9日にサービスを終了した。 ストーリー突如として発生した大災害により文明が崩壊した未来。地表の大部分が水没し、世界各地の海域に船舶や航空機が消息を絶つ魔のスポットが出現した。 形骸化した国家の機能は巨大企業組織に取って代わられ、特に神代会社・銀翼財団・薔薇帝国・黒鋒重工の4大コングロマリットは海洋資源採掘を目的とした「ドール」と呼ばれるアンドロイドを競って開発する。企業の利益のため戦線に投入されたドールたちは資源採掘や他の企業との代理戦争で酷使され、最期にはその貢献を労われることもなくスクラップとして廃棄される運命にあった。 しかし、スクラップとなったドールたちはやがて自我に目覚め、自分たちを酷使の末に廃棄した人類への復讐を胸に行動を開始する。 登場艦船・キャスト陣営名は日本版・中文版とも共通。「-」はキャスト未定。 神代会社神代会社(かみしろがいしゃ、Kamishiro Corporation)はドールに神格を見出し、信仰の対象とすることを目的に結成された企業。所有するドールの個体数では他の企業を大きく上回るが、祭事の一切は人間が取り仕切っているためドールの意志が反映されることは無く実態は「お飾り」に等しい。 大日本帝国海軍が基になっている[注 3]。この陣営のドールは薔薇帝国に強く、銀翼財団に弱い。
銀翼財団銀翼財団(ぎんよくざいだん、Silver Wing Foundation)は薔薇帝国の下請けによる植民地経営から脱退・独立した13の企業が結成した連合体で、技術力と資金力では他企業を圧倒する反面、莫大な財政赤字のため公共サービス維持に困難をきたしている。 アメリカ海軍が基になっている。この陣営のドールは神代会社に強く、黒鋒重工に弱い。
薔薇帝国薔薇帝国(ばらていこく、Rose Empire)は血筋と礼節を重視し「文化の発展」を社是とする企業で、ピラミッド式の厳格な階級組織により貴族でなければ管理職に就くことが許されない。 イギリス海軍が基になっている。この陣営のドールは黒鋒重工に強く、神代会社に弱い。
黒鋒重工黒鋒重工(こくほうじゅうこう、Black Blade)は規律の遵守を社是とする全体主義体制の企業で、一大プロジェクトとして建造した数千キロの長大な防波堤により護られている。 国防軍時代のドイツ海軍が基になっている。この陣営のドールは銀翼財団に強く、薔薇帝国に弱い。
黒潮人類に対して反抗するアビスドール達の抵抗組織。「スヌープの目」なる上位組織がある。
コラボレーションコラボレーションのプレイアブルキャラクター。
用語
楽曲
宣伝活動YouTube Live、Twitter、ニコニコ生放送で公式番組の配信を実施。
注釈、出典※注記無き場合、リンク先の使用言語は日本語。 脚注出典
関連項目外部リンク
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