芸術学部 (College of Art) 農学&応用科学部 (College of Agriculture and Applied Science) 工学部 (College of Engineering) 人文学&社会学部 (College of Humanities and Social Sciences) 自然資源学部 (College of Natural Resources) 理学部 (College of Science) 教育福祉学部 (Emma Eccles Jones College of Education and Human Services) 商経学部 (Jon M. Huntsman School of Business)
ユタ州立大学(英語: Utah State University)は、ユタ州ローガン市に本部を置くアメリカ合衆国の州立大学。1888年創立、1957年大学設置。大学の略称はUSU。
創立年は1888年に遡る。略称はUSU。200以上の専攻科目が設置されており、学生数は約2万3,000人。モットーは「Research, Service, Teaching」。大学色は「Aggie Blue」。ランドグラント大学である。
ユタ州にはユタ州立大学とは別に、州立のユタ大学(University of Utah)もあり、混同されやすい。
歴史
1888年3月8日 ユタ農業大学(Agricultural College of Utah)として創立。(その後、ユタ州立大学に改称するまでに、Utah Agricultural Collegeに、その次にユタ州農業大学(Utah State Agricultural College)に名称変更を行っているが、時期が不明)
メインキャンパスはユタ州ローガン市に位置し(所在地:Old Main Hill Logan, UT 84322 USA)、州都ソルトレイクシティからは北へ車で1時間半ほどの距離にあって州境に近く、自然公園に囲まれた緑豊かなキャンパスである。およそ160ヘクタール。東京ドーム約35個分)の敷地には、本部ビルでありランドマークでもある「Old Main building」をはじめ、200以上の建物があり、構内にはカンファレンスセンターを兼ねたホテル[5]や、警察・消防機構、放送局も有している。寮だけでなく、キャンパスの東部にはトレーラーハウス用のエリアもある。
物理学科のVincent B. Wickwar博士らは、これまで観測されていなかった中緯度地域での夜光雲の発生を2002年に報告し、地球温暖化との関係などの類推から話題となった[14]。また、2010年には物理学科の研究者らは、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の大気圏再突入を観測・記録したりもしている[15]。
ユタ州立大学のスポーツチームは「Aggie(アギー)」の愛称で親しまれている。これは、農大、あるいは瑠璃のビー玉の意で、ユタ州立大学自体や学生・卒業生も親しみを込めてこのように呼ばれることがあり、ランドグラント大学において一般によく用いられている愛称でもある。Aggieの頭文字「A」が、大学のTシャツやロゴなどに利用されるほか、Old Main Buildingの塔の屋根には大きなAの字のネオンが設置されている。
ユタ州立大学は米国の大学としては珍しく、入学者に入学前予防接種を義務付けていない。学生は学費とともに学生保健料の支払いが義務付けられており、ユタ州立大学学生健康保健センター(Student Health and Wellness Center)において無料でメンタルヘルスを含む基本診療を受けることができる。基本診療以上の検査や治療は有料。家族も一定の保健料を支払えば利用可能。医療保険や、性的虐待・いじめなどに対する対応やケアについてもこのセンターが担当している[20]。
ソルトレイクシティ(ソルトレイクシティ国際空港)-ローガン(USU)間には一日数本シャトルバスが出ており、料金は20USドル前後[24][25][26]。また、要予約で送迎形式のシャトルバス(Cache Valley Limo’s Airport Shuttle)もあり、料金は50USドル前後[27]。
留学生は世界80ヶ国以上から1,000名以上在籍しており、その中で日本人留学生も少数ながら(数名)いる。留学生には留学生向けのオリエンテーションが二日間にわたって催される。そこでは大学や市内の店や施設、米国内の諸事情、法的手続きや講義の登録方法などについて簡単に説明がなされ、資料が配布される。オリエンテーションでは留学生同士の交流も企図されており、朝食や昼食も用意される。また、所定の登録用紙を提出すればアメリカ人学生と週に一度程、会話の機会をセッティングしてもらうことなどもできる。なお、大学付属の英語学校(Intensive English Language Institute, IELI)の英語クラスをレベル4まで修了すれば、TOEFL要件なしで入学が可能[28]。大学院にてTAをする場合には、課されるスピーキングテストをクリアし、留学生TAワークショップを修了することが要求される。
留学#アメリカ合衆国における留学でも述べられているように、米国は医療・保険制度において様々な問題を抱えており、メインキャンパスのあるローガン市には設備の整った非営利総合病院があるとはいえ、医療費は日本に比べて非常に高額である。ユタ州立大学が用意している民間の医療保険のプランでは、3割~5割は自己負担になり、治療・救援費用の補償金額が最大でも25万USドルである[29]。そのうえ、セメスター毎に登録を更新する必要があり、更新していない場合は保険料を支払っていても保険が使えないので注意(大学院の場合は事務が代行してくれる学科も多い)。ユタ州立大学学生健康保健センター(Student Health and Wellness Center)には医療保険の専門担当者がおり、米国外の保険を利用したい場合などにも相談に応じたり、適正な保険かどうかの審査を行っている。