ライアン・テペラ
デニス・ライアン・テペラ(Dennis Ryan Tepera, 1987年11月3日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。愛称はテップ(Tep)[1]。 経歴プロ入りとブルージェイズ時代2009年のMLBドラフト16巡目(全体496位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。契約後。傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。11試合(先発5試合)に登板して3勝1敗、防御率1.72、42奪三振を記録した。 2010年はA級ランシング・ラグナッツでプレーし、24試合(先発22試合)に登板して9勝6敗、防御率3.98、79奪三振を記録した。 2011年はA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーし、27試合(先発23試合)に登板して11勝6敗、防御率4.43、93奪三振を記録した。 2012年はA+級ダニーデンとAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツでプレーし、2球団合計で21試合(先発20試合)に登板して8勝6敗、防御率5.48、71奪三振を記録した。 2013年はAA級ニューハンプシャーでプレーし、33試合(先発20試合)に登板して10勝8敗1セーブ、防御率4.50、105奪三振を記録した。 2014年からはリリーフに転向。AAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、51試合に登板して7勝3敗2セーブ、防御率3.66、67奪三振を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした[2]。 2015年は開幕をAAA級バッファローで迎え、5月8日にメジャー初昇格した[3]。5月10日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューし、2回を無失点に抑えた[4]。シーズン合計で32試合に登板して0勝2敗1セーブ、防御率3.27、22奪三振を記録した。 2016年もリリーフ専業で20試合に登板した。試合数は前年より減ったが、防御率2.95、奪三振率8.8等の部門で前年より良い数値をマークし、成長の跡をしっかりと残した。 2017年はリリーフ陣の一角に成長し、防御率こそ前年よりも悪化したが、73試合登板で7勝1敗2セーブを記録した。 2018年は抑えのロベルト・オスーナに繋ぐセットアップとして開幕を迎えた。6月30日に肘の炎症で故障者リストに入った[5]。レギュラーシーズンでは、68登板で64回と2/3回を投げ、5勝5敗、68奪三振を記録した。 2019年は23試合(先発1試合)に登板して0勝2敗、防御率4.98、14奪三振を記録した。オフの11月4日にDFAとなり[6]、7日にFAとなった[7]。 カブス時代2019年12月20日にシカゴ・カブスと1年90万ドル(マイナーでプレー時には30万ドル)の契約を結んだ[8]。 2020年は21試合に登板して0勝1敗、防御率3.92、31奪三振を記録した。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[9]が、2021年3月2日にカブスと1年80万ドルで再契約した[10][11]。オプションとして最大95万ドルの出来高が含まれる。この年のMVP投票で10位に一票入ったが、セントルイス・カージナルス番記者のリック・ハンメルがトレイ・ターナーと間違って投票したものだという[12]。 ホワイトソックス時代2021年7月29日にベイリー・ホーンとのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[13]。オフの11月3日にFAとなった[7]。 エンゼルス時代2022年3月19日に2年1400万ドルでロサンゼルス・エンゼルスと契約[7]。クローザーのライセル・イグレシアスにつなぐセットアッパーとして登板することになった。 2023年、4月中旬に右肩の炎症で負傷者リストに入る。5月13日に敵地ガーディアンズ戦で2点リードの8回1死一、三塁の状況で4番手として登板したが、90マイル前後の力ないストレートを打ち込まれ、逆転3ランとソロホームランを浴びて敗戦投手になった。エンゼルスは翌日、テペラをメジャー出場前提となる40人枠から外し、事実上の戦力外(DFA)としたと発表した。ここまで10試合に登板し2勝2敗、防御率7.27だった[14]。その後ウェイバーをクリアして退団した。 レンジャーズ傘下時代2023年6月14日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[15]。AAA級ラウンドロック・エクスプレスでは7試合に登板し、8イニングを防御率0.00の好成績を収めた。7月14日にオプトアウトを選択してFAとなった[16]。 カージナルス時代2023年7月17日にセントルイス・カージナルスとメジャー契約を結んだ[17]。カージナルスでは7月17日のマイアミ・マーリンズ戦と同月19日の同カードの計2試合に登板し、2イニングを投げ2失点を喫し、防御率9.00という成績に終わった。翌20日にDFAとなり[18]、26日にFAとなった[19]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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