2009年の野球(2009ねんのやきゅう)では、2009年の野球における動向をまとめる。
できごと
1月
2月
3月
- 3月5日〜9日 - 【WBC】第2回ワールドベースボールクラシック1次リーグ東京ラウンド開催(於:東京ドーム)。A組の日本は、1回戦(5日)で中国に4-0で勝利。2回戦(7日)では、韓国に14-2で7回コールド勝ちを収め、15日から米サンディエゴで行われる2次リーグ進出を決めた。その後9日に行われた1次リーグ1位決定戦では、敗者復活戦から勝ち上がってきた韓国と再戦。しかし1-0で完封負けを喫し、1次リーグ2位通過となった。
4月
5月
- 5月20日
- 【高校】近畿地区高等学校野球連盟が新型インフルエンザの影響で23日に滋賀県立彦根球
場で開幕予定だった春季近畿大会の延期を発表。
- 【独立】運営会社から各球団への分配金未払い問題が発生した関西独立リーグは、この日の各球団代表と運営会社代表の会談により、運営会社が撤退することと、今後は各球団の合議制でリーグを運営することを決定した[4]。
- 5月23日 - 【独立】関西独立リーグは、4球団および2010年参入予定の三重が出資して新たな運営会社を設立することを決定[5]。
- 5月26日 - 【高校】近畿地区高等学校野球連盟が20日に新型インフルエンザの影響で延期を発表していた春季近畿大会の中止を発表。
6月
7月
8月
9月
- 9月1日 - 【社会人】第80回都市対抗野球大会の決勝戦が東京ドームで行われ、狭山市のHondaが4対2で豊田市のトヨタ自動車に勝利し、13年ぶり2度目の優勝達成。橋戸賞(最優秀選手賞)は、Honda・筑川利希也が受賞。
- 9月14日 - 【独立】四国・九州アイランドリーグの高知は、投手の伊良部秀輝が、腱鞘炎で復帰が困難となり退団したことを発表[11]。
- 9月19日 - 【独立】ベースボール・チャレンジ・リーグ上信越地区で、後期優勝マジックを1としていた群馬ダイヤモンドペガサスは、長岡市悠久山野球場でおこなわれた新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ戦に6対2で勝利し、前期に続く半期優勝を達成した[12]。
- 9月20日 - 【独立】四国・九州アイランドリーグの後期は、高知ファイティングドッグスが高知市野球場でおこなわれた香川オリーブガイナーズ(2位)との試合に4対1で勝利し、優勝が決定[13]。高知の半期優勝は、2シーズン制になってからは初めて。
- 9月21日 - 【独立】ベースボール・チャレンジ・リーグ北陸地区で、後期優勝マジックを1としていた石川ミリオンスターズは、福井市スポーツ公園野球場でおこなわれた福井ミラクルエレファンツ戦に4対2で勝利し、前期に続く半期優勝を達成[14]。
- 9月27日
- 【国際大会】 第38回IBAFワールドカップの決勝戦はアメリカが10対5でキューバに勝利し、2年連続4度目の優勝達成。
- 【独立】 ベースボール・チャレンジ・リーグの上信越地区チャンピオンシップ第2戦(伊勢崎市野球場)で、群馬ダイヤモンドペガサスが新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに7対1で勝利し、対戦成績を1勝1分0敗として、2年連続となる上信越地区優勝を達成(前後期連覇のため、1勝で地区優勝)[15]。
- 【独立】関西独立リーグで後期優勝マジックを1としていた大阪ゴールドビリケーンズは、万博記念公園野球場でおこなわれた対紀州レンジャーズ戦に8対6で勝利し、前期に続く後期優勝を達成[16]。リーグ規定により、大阪の年間優勝も決まった[16]。
- 9月28日 - 【独立】ベースボール・チャレンジ・リーグの北陸地区チャンピオンシップ第3戦(石川県立野球場)で、石川ミリオンスターズは富山サンダーバーズに5対4で勝利し、対戦成績を1勝2敗として、北陸地区優勝を達成(前後期連覇のため、1勝で地区優勝)[17]。
10月
- 10月3日
- 【独立】四国・九州アイランドリーグのリーグチャンピオンシップ第3戦(佐世保野球場)は、後期優勝の高知が前期優勝の長崎に3対1で勝利して対戦成績を3勝0敗とし、年間総合優勝を達成[18]。高知の優勝は、1シーズン制だった2005年(リーグ初年度)以来4年ぶり2回目。
- 【独立】関西独立リーグに来年度から参加予定だった三重球団は、リーグからの脱退を発表[19]。
- 10月11日 - 【独立】ベースボール・チャレンジ・リーグのリーグチャンピオンシップ第4戦(石川県立野球場)は、上信越地区優勝の群馬が北陸地区優勝の石川に5対1で勝利して対戦成績を3勝1敗とし、初のリーグ優勝を達成[20]。
- 10月13日 - 【独立】 関西独立リーグを脱退した三重が新リーグを設立することを正式に発表し、リーグ名は「ジャパン・フューチャーリーグ」(JFL)となることを明らかにした[21]。
- 10月19日 - 【独立】関西独立リーグの大阪ゴールドビリケーンズは、リーグを脱退して三重が設立したジャパン・フューチャーリーグに加盟する方針を発表した[22]。
- 10月24日
11月
12月
- 12月1日 - 関西独立リーグを脱退した三重と大阪による新リーグの名称が、従来報じられていた「ジャパン・フューチャーリーグ」からジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)に変更されることが発表される[24]。
- 12月6日 - プロ野球マスターズリーグのオールイースタンvsオールウエスタン』がひたちなか市民球場で行われ、4対4の引き分け。
- 12月27日 - 「NPB 12球団ジュニアトーナメント ENEOS CUP 2009」大会の決勝トーナメントが札幌ドームで行われ、決勝戦で福岡ソフトバンクホークスジュニアチームが読売ジャイアンツジュニアチームに4対2で勝利し、初優勝達成。
競技結果
国際大会
ワールド・ベースボール・クラシック
第25回アジア野球選手権大会
(7月27日~8月3日、成田・円山、日本の成績のみ記述)
- 第1戦(7月27日) 日本 12-0 フィリピン (7回コールド)
- 第2戦(7月28日) 日本 12-0 タイ (7回コールド)
- 第3戦(7月29日) 日本 13-0 インドネシア (7回コールド)
- 3戦全勝で第2ラウンド進出
- 第1戦(8月1日) 日本 4-0 中国
- 第2戦(8月2日) 日本 6-5 チャイニーズ・タイペイ (延長10回)
- 第3戦(8月3日) 日本 7-1 韓国
- 3戦全勝で優勝(4大会連続17回目)
第38回IBAFワールドカップ
(9月9日~9月27日(現地時間)、ヨーロッパ各地、日本の成績のみ記述)
- 1次ラウンドD組(9月10日~12日、クロアチア・ザグレブ)
- 第1戦(9月10日) 日本 9-7 イギリス
- 第2戦(9月11日) 日本 13-3 クロアチア (7回コールド)
- 第3戦(9月12日) 日本 4-8 ニカラグア
- 2勝1敗でラウンド2位、2次ラウンド進出
- 第1戦(9月13日) 日本 9-3 メキシコ
- 第2戦(9月15日) 日本 2-4 アメリカ
- 第3戦(9月16日) 日本 1-3 チャイニーズ・タイペイ (延長10回タイブレーク)
- 第4戦(9月17日) 日本 2-3 カナダ (延長11回タイブレーク)
- 第5戦(9月18日) 日本 4-6 イタリア
- 第6戦(9月19日) 日本 0-5 オーストラリア
- 第7戦(9月20日) 日本 10-1 オランダ領アンティル
- 2勝5敗でラウンド5位(全体で10位)、3次ラウンド進出できず敗退決定
韓国プロ野球(KBO)
ペナントレース
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
起亜 |
81 |
48 |
4 |
.609 |
-
|
2位 |
SK |
80 |
47 |
6 |
.602 |
1
|
3位 |
斗山 |
71 |
60 |
2 |
.534 |
10
|
4位 |
ロッテ |
66 |
67 |
0 |
.496 |
15
|
5位 |
三星 |
64 |
69 |
0 |
.481 |
17
|
6位 |
ヒーローズ |
60 |
72 |
1 |
.451 |
21
|
7位 |
LG |
54 |
75 |
4 |
.406 |
27
|
8位 |
ハンファ |
46 |
84 |
3 |
.346 |
35
|
勝率は勝利数÷試合数(引き分けは負けと同じ扱い)で計算。
ポストシーズン
|
日付 |
ホーム |
結果 |
ビジター |
球場
|
第1戦 |
9月29日 |
斗山 |
2-7 |
ロッテ |
蚕室
|
第2戦 |
9月30日 |
斗山 |
6-0 |
ロッテ |
蚕室
|
第3戦 |
10月2日 |
ロッテ |
3-12 |
斗山 |
社稷
|
第4戦 |
10月3日 |
ロッテ |
5-9 |
斗山 |
社稷
|
斗山が3勝1敗で勝ち抜け。
|
日付 |
ホーム |
結果 |
ビジター |
球場
|
第1戦 |
10月7日 |
SK |
2-3 |
斗山 |
文鶴
|
第2戦 |
10月8日 |
SK |
1-4 |
斗山 |
文鶴
|
第3戦 |
10月10日 |
斗山 |
1-3 |
SK |
蚕室
|
第4戦 |
10月11日 |
斗山 |
3-8 |
SK |
蚕室
|
第5戦 |
10月14日 |
SK |
14-3 |
斗山 |
文鶴
|
10月13日の試合は2回降雨ノーゲーム。SKが3勝2敗で勝ち抜け3年連続の韓国シリーズ進出。
韓国シリーズ
|
日付 |
ホーム |
結果 |
ビジター |
球場
|
第1戦 |
10月16日 |
起亜 |
5-3 |
SK |
光州
|
第2戦 |
10月17日 |
起亜 |
2-1 |
SK |
光州
|
第3戦 |
10月19日 |
SK |
11-6 |
起亜 |
文鶴
|
第4戦 |
10月20日 |
SK |
4-3 |
起亜 |
文鶴
|
第5戦 |
10月22日 |
起亜 |
3-0 |
SK |
蚕室
|
第6戦 |
10月23日 |
SK |
3-2 |
起亜 |
蚕室
|
第7戦 |
10月24日 |
起亜 |
6-5 |
SK |
蚕室
|
台湾プロ野球(CPBL)
レギュラーシーズン
前期 |
後期 |
年間
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
統一 |
34 |
24 |
2 |
.586 |
- |
優勝 |
兄弟 |
33 |
25 |
2 |
.569 |
-
|
1位 |
統一 |
63 |
54 |
3 |
.538 |
-
|
2位 |
La New |
33 |
26 |
1 |
.559 |
1.5 |
2位 |
統一 |
29 |
30 |
1 |
.492 |
4.5 |
2位 |
La New |
61 |
58 |
1 |
.513 |
3
|
3位 |
興農 |
29 |
29 |
2 |
.500 |
5 |
3位 |
興農 |
28 |
31 |
1 |
.475 |
5.5 |
3位 |
興農 |
57 |
60 |
3 |
.487 |
6
|
4位 |
兄弟 |
21 |
38 |
1 |
.356 |
13.5 |
4位 |
La New |
28 |
32 |
0 |
.467 |
6 |
4位 |
兄弟 |
54 |
63 |
3 |
.462 |
9
|
台湾シリーズ
|
日付 |
ホーム |
結果 |
ビジター |
球場
|
第1戦 |
10月17日 |
統一 |
5-4 |
兄弟 |
台南
|
第2戦 |
10月18日 |
統一 |
6-3 |
兄弟 |
斗六
|
第3戦 |
10月20日 |
兄弟 |
5-4 |
統一 |
澄清湖
|
第4戦 |
10月21日 |
兄弟 |
5-11 |
統一 |
中洲
|
第5戦 |
10月22日 |
兄弟 |
5-4 |
統一 |
新荘
|
第6戦 |
10月24日 |
統一 |
4-5 |
兄弟 |
台南
|
第7戦 |
10月25日 |
統一 |
5-2 |
兄弟 |
台南
|
中国プロ野球(CBL)
- 天津ライオンズ 5-6 広東レパーズ
- 北京タイガース 不明 上海ゴールデンイーグルス
独立リーグ(日本)
四国・九州アイランドリーグ
|
前期 |
後期
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
長崎セインツ |
22 |
12 |
6 |
.647 |
- |
高知ファイティングドッグス |
22 |
12 |
6 |
.647 |
-
|
2位 |
香川オリーブガイナーズ |
21 |
16 |
3 |
.568 |
2.5 |
香川オリーブガイナーズ |
20 |
15 |
5 |
.571 |
2.5
|
3位 |
愛媛マンダリンパイレーツ |
16 |
14 |
10 |
.533 |
1.5 |
福岡レッドワーブラーズ |
20 |
18 |
2 |
.526 |
1.5
|
4位 |
福岡レッドワーブラーズ |
15 |
18 |
7 |
.455 |
2.5 |
長崎セインツ |
17 |
17 |
8 |
.500 |
2.5
|
5位 |
高知ファイティングドッグス |
17 |
21 |
2 |
.447 |
0.5 |
愛媛マンダリンパイレーツ |
15 |
21 |
4 |
.417 |
0.5
|
6位 |
徳島インディゴソックス |
13 |
23 |
4 |
.361 |
3.0 |
徳島インディゴソックス |
12 |
23 |
5 |
.343 |
2.5
|
リーグチャンピオンシップ
- 第1戦 高知 5-1 長崎
- 第2戦 高知 8-4 長崎
- 第3戦 高知 3-1 長崎
ベースボール・チャレンジ・リーグ
北陸地区
|
|
前期 |
後期
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
石川ミリオンスターズ |
21 |
13 |
2 |
.618 |
- |
石川ミリオンスターズ |
21 |
14 |
1 |
.600 |
-
|
2位 |
富山サンダーバーズ |
21 |
13 |
2 |
.618 |
- |
富山サンダーバーズ |
17 |
18 |
1 |
.486 |
4.0
|
3位 |
福井ミラクルエレファンツ |
10 |
23 |
3 |
.303 |
10.5 |
福井ミラクルエレファンツ |
13 |
21 |
2 |
.382 |
7.5
|
- ※前期の石川と富山は同勝率。直接対戦成績の優劣により、石川が優勝。
プレーオフシリーズ
- 第1戦 群馬 3-3 新潟
- 第2戦 群馬 7-1 新潟
- (群馬は前後期優勝のため、1勝でリーグチャンピオンシップに進出)
- 北陸地区 9月26日 - 9月28日(石川県立野球場)
- 第1戦 富山 14-1 石川
- 第2戦 富山 6-3 石川
- 第3戦 石川 5-4 富山
- 第1戦 群馬 3-2 石川
- 第2戦 石川 2-0 群馬
- 第3戦 群馬 5-4 石川
- 第4戦 群馬 5-1 石川
グランドチャンピオンシップ
- 第1戦 高知 6- 2 群馬(10月24日、藤岡総合運動公園市民球場)
- 第2戦 高知 3 - 1 群馬(10月25日、群馬県立敷島公園野球場)
- 第3戦 群馬 7 - 5 高知(10月31日、高知市野球場)
- 第4戦 群馬 2 - 1 高知(11月2日、高知市野球場)
- 第5戦 高知 2 - 1 群馬(11月3日、高知市野球場)
関西独立リーグ
|
前期 |
後期
|
順位 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差 |
球団 |
勝 |
敗 |
分 |
勝率 |
差
|
優勝 |
大阪ゴールドビリケーンズ |
19 |
15 |
2 |
.559 |
- |
大阪ゴールドビリケーンズ |
22 |
12 |
2 |
.647 |
-
|
2位 |
神戸9クルーズ |
16 |
14 |
6 |
.533 |
1.0 |
明石レッドソルジャーズ |
18 |
16 |
2 |
.529 |
4.0
|
3位 |
紀州レンジャーズ |
17 |
17 |
2 |
.500 |
2.0 |
神戸9クルーズ |
14 |
19 |
3 |
.424 |
7.5
|
4位 |
明石レッドソルジャーズ |
14 |
20 |
2 |
.412 |
5.0 |
紀州レンジャーズ |
13 |
20 |
3 |
.394 |
8.5
|
- チャンピオンシップは大阪が前後期優勝のため実施せず。
社会人野球
大学野球
- 決勝 法大(東京六大学) 4-1 富士大(北東北)
- (法大は3年ぶり8回目の優勝)
- 決勝 立正大(東都) 2-0 上武大(関東第1・関甲新学生)
- (立正大は初優勝)
- 各大学リーグ結果(※は明治神宮大会出場権を得た大学)
高校野球
死去
脚注
|
---|
野球の歴史 |
1870年代 | |
---|
1880年代 | |
---|
1890年代 | |
---|
1900年代 | |
---|
1910年代 | |
---|
1920年代 | |
---|
1930年代 | |
---|
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|