レイ・チャン
レイ・チャン(英語: Ray Chang, 本名:レイモンド・ボシュエ・チャン(Raymond Bo-shue Chang , 張 宝樹、1983年8月24日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。 中国人の両親を持つ中国系アメリカ人である。中国名「張宝樹」[1][2]。 経歴プロ入りとパドレス傘下時代2005年にアマチュア・フリーエージェントでサンディエゴ・パドレスと契約。 2007年にはAAA級ポートランド・ビーバーズで78試合に出場した。 パイレーツ傘下時代2008年6月17日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ。この年、MLBクリニック(野球教室)で中国を訪れた際に第2回WBC代表入りを打診され[4]、中国系アメリカ人として、さらにはAAA級所属経験者として初めて中国代表入りを果たした[5]。 2009年3月に開催された第2回WBCでは全試合に3番遊撃手として出場し、打率.455(11打数5安打)、1本塁打、2打点を記録した。 レッドソックス傘下時代2010年1月20日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[3]。オフの11月6日にFAとなった[3]。 ツインズ傘下時代2011年1月11日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ[6]。 レッズ傘下時代2013年1月4日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ[7]。シーズン開幕前の3月行われた第3回WBCの中国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした。オフにFAとなったが、10月8日にレッズとマイナー契約で再契約した。 2015年9月7日にはAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで出場した試合で、1試合にすべてのポジションを守った[8]。 引退後2017年1月に現役を引退し、MLBの中国事業の責任者となった[9]。ただし、選手として3月に開催された第4回WBCの中国代表に選出され、3大会連続3度目の選出を果たした[5]。 2023年の第5回WBCの中国代表にコーチ兼任として選出され、4大会連続4度目の選出を果たした[5]。 選手としての特徴オープンスタンスからの豪快なスイングが特徴であるが、特筆すべきは守備である。2009年WBCでは初戦の日本戦でミスこそあったものの、日本戦では3回裏1死3塁の場面で稲葉篤紀のショートゴロを一塁に投げる体勢のまま本塁に投げるトリックプレーを見せ、本塁に突っ込んだ青木宣親がタッチアウトとなった。またチャイニーズタイペイ戦ではセンター前に抜けそうな当たりを好捕し、難しい体勢から一回転して一塁に送球してアウトにするなど3戦通じて好守を披露した。さらに同試合では左翼席にダメ押しとなる本塁打も放ち、中国のWBC初勝利に大きく貢献した。 詳細情報代表歴
脚注
外部リンク
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