レジス・プログレイス
レジス・プログレイス(Regis Prograis、1989年1月24日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。ルイジアナ州ニューオーリンズ出身。元WBA世界スーパーライト級王者。WBC世界スーパーライト級王者。ルーガルー・プロモーションを主宰している。 来歴プログレイスはルイジアナ・クレオール系で、ニューオーリンズ出身である。2005年にハリケーン・カトリーナの影響でテキサス州ヒューストンに移住し、サバンナ・ボクシング・クラブでイベンダー・ホリフィールドとトレーニングを始め、これがボクシングを本格的に始める動機付けとなった。アマチュア時代は全米4位、2009年リングサイド世界チャンピオン、2010年HORN全米チャンピオン、地域ゴールデングローブ優勝、2012年オリンピックトライアルに出場し、87勝7敗という戦績を残した。2012年にプロ転向。 2012年4月28日、ヒューストンでデビュー戦を行い、初回2分0秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った[1]。 2015年12月11日、ヒューストンでアベル・ラモスとNABF北米スーパーライト級ジュニア王座決定戦を行い、ラモスが8回終了時に棄権した為TKO勝ちで王座獲得に成功した[2]。 2016年6月25日、ニューヨークのバークレイズ・センターでルイス・エドゥアルド・フローレスとNABF北米スーパーライト級王座決定戦を行い、4回1分47秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[3]。 2017年6月9日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノでジョエル・ディアス・ジュニアと対戦し、2回2分55秒TKO勝ちを収めNABF北米王座の2度目の防衛に成功した[4]。 2017年10月6日、WBCがWBC世界スーパーライト級2位のプログレイスと元WBC世界スーパーライト級王者でWBC世界スーパーライト級4位のビクトル・ポストルの間でWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行うよう指令を出した[5]。 2018年2月12日、プログレイスとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦で対戦が決定していたポストルが練習中に右手を負傷し欠場したため、WBC世界スーパーライト級9位のジュリアス・インドンゴに対戦相手が変更になった[6][7]。 2018年3月9日、サウスダコタ州デッドウッドのデッドウッド・マウンテン・グランドで元WBA・IBF世界スーパーライト級統一王者でWBC世界スーパーライト級8位のジュリアス・インドンゴとWBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦を行い、2回2分54秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[8]。 2018年7月14日、ルイジアナ州ニューオリンズのレイクフロント・アリーナでファン・ホセ・べラスコとWBC世界スーパーライト級ダイヤモンド王座決定戦で対戦し、8回1分59秒TKO勝ちを収め、WBC暫定王座の初防衛に成功すると共に、WBCダイヤモンド王座を獲得した。 2018年10月27日、ルイジアナ州ニューオリンズのレイクフロント・アリーナで行われたWorld Boxing Super Seriesスーパーライト級一回戦でテリー・フラナガンと対戦し、12回3-0(117-110、118-109、119-108)判定勝ちを収め、WBCダイヤモンド王座の初防衛に成功しWBSSの準決勝に進出した[9]。 2019年4月27日、ルイジアナ州ラファイエットのケイジャン・ドームにてWBSS準決勝としてWBA世界スーパーライト級王者のキリル・レリクと対戦し、6回1分36秒TKO勝ちを収め、WBSS決勝戦への進出を決めると同時に、WBA王座を獲得した[10]。 2019年8月10日、プログレイスとプロモーターのディベイラ・エンターテイメントが、WBSSを主催するComosa AG社は、試合報酬の未払い、スケジュールの遅れ、約束の反故を何度も繰り返したとして、Comosa AG社をアメリカの連邦裁判所に提訴すると共に、プログレイスがWBSS決勝から撤退する声明を共同で発表した。訴状によると試合報酬は、1回戦のテリー・フラナガン戦がファイトマネー50万ドルと勝利ボーナス50万ドル、準決勝のキリル・レリク戦がファイトマネー50万ドルと勝利ボーナス60万ドルで、決勝のジョシュ・テイラー戦の報酬はファイトマネー70万ドルと勝利ボーナス130万ドルの予定であった[11][12][13]。しかし、その後両陣営が歩み寄りプログレイス陣営は訴訟を取り下げた[14]。 2019年10月26日、ロンドン・O2アリーナにてWBSS決勝としてIBF世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラーに挑戦、12回0-2(112-117、113-115、114-114)の判定負け、プロ初黒星を喫しIBF王座獲得に失敗すると同時にWBA王座から陥落した[15]。 2021年10月、リチャード・シェイファーが設立した新興プロモート会社プロベラムと契約を交わした[16]。 2022年8月30日、レジス・プログレイスとホセ・セペダのWBC世界スーパーライト級王座決定戦の入札が行われ、TGBプロモーションズが1,260,000ドル(約1億7千万円)、プログレイスを擁するプロベラムが1,060,000ドル(約1億4千万円)、セペダを擁するサンフェル・ボクシングが1,004,500ドル(約1億3千万円)で入札するが、カリフォルニア州を拠点とするローカルプロモーションのマーヴネイション・プロモーションズが最高値となる2,400,000ドル(約3億2千万円)で入札し、興行権を落札した。この入札結果により、プログレイスとセペダはそれぞれ落札額の90%にあたる1,080,000ドル(約1億4千万円)のファイトマネーを受け取り、残りの10%の240,000ドル(約3千万円)は試合の勝者がボーナスとして受け取ることになった[17]。 2022年11月26日、カリフォルニア州のディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートでジョシュ・テイラーの王座返上に伴うWBC世界スーパーライト級王座決定戦をWBC世界スーパーライト級1位のホセ・セペダと行い、11回59秒KO勝ちを収め3年振りの世界王座返り咲きに成功した[18]。なおこの試合は興行権を落札したマーヴネイション・プロモーションズの意向により、マイナープラットフォームのFITE.tvでペイ・パー・ビュー配信された。 2023年5月2日、プロベラムを離れ、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツと契約したことを発表した[19]。 2023年12月9日、サンフランシスコのチェイス・センターにて元世界ライト級4団体統一王者のデヴィン・ヘイニーと対戦。3回にダウンを奪われ、12回0-3(107-120、107-120、170-120)の判定負けを喫し王座から陥落した。 戦績
獲得タイトル
ペイ・パー・ビュー売上げ
脚注
関連項目外部リンク
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