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三國ケネディエブス

三國 ケネディエブス
名前
愛称 ケネディ、ケネ
カタカナ ミクニ ケネディ エブス
ラテン文字 MIKUNI Kennedy Egbus
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2000-06-23) 2000年6月23日(24歳)
出身地 東京都東村山市
身長 193cm
体重 85kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 名古屋グランパス
ポジション DF
背番号 20
利き足 右足
ユース
2013-2018 青森山田中学高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2019-2023 アビスパ福岡 55 (1)
2021-2022 栃木SCloan 27 (0)
2024- 名古屋グランパス 35 (2)
代表歴
2019  日本 U-20 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月31日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

三國 ケネディエブス(みくに ケネディエブス、2000年6月23日 - )は、東京都東村山市出身のプロサッカー選手Jリーグ名古屋グランパス所属。ポジションディフェンダー(DF)

同じくプロサッカー選手の三國スティビアエブスは実兄[1]

プロ入り前

ナイジェリア人の父と日本人の母の間に6人兄弟の2番目(次男)として生まれた[2]野火止小学校に入学すると、2つ上の兄・スティビアエブスの背中を追うように野火止FCでサッカーを始める[3][4]

中学校は地元の中学に通いながらFC東京U-15むさしに入ることを考えた時期もあったが、最終的には兄と同じ青森山田中学校へと進学[4][5]。入学時点で179cmの長身を生かした超大型ストライカーとして活躍し、190cmまで伸びた3年生時の第46回全国中学校サッカー大会で優勝し、自身は8得点で得点王を獲得した(同僚の檀崎竜孔と同点)[2][5][6][7]

高校は青森山田高等学校に進学し、当時監督だった黒田剛の指導を受ける[4]。三國は「高校2年でスタメンでなければプロにはなれない」と考えていたが、ちょうど2年生に進級する頃からフォワードとしての成績に陰りが生じ、1年後輩に中村駿太が入学してきたこともあり、黒田にセンターバックへのコンバートを直訴する[4]。土曜日にプリンスリーグ(U-18リーグ2部)にディフェンダーでスタメン出場しつつ、日曜日にプレミアリーグ(U-18リーグ1部)にフォワードでベンチ入りする生活を続けて実戦経験を積み、3年生時にはセンターバックとしてスタメンに定着した[4][6][7]。本格的にコンバートされプレミアリーグで結果を残すようになると、Jリーグのスカウトから評価も急激に高まっていった[6]第97回全国高等学校サッカー選手権大会の優勝に貢献し、自身も優秀選手に選出された[4]

クラブ経歴

アビスパ福岡

高校在学中の2018年7月18日、アビスパ福岡の加入内定が発表された[8]

期待のルーキーとして期待され、2019年2月24日の開幕戦にスタメン出場を果たすが、対応の甘さからJ3から初昇格したFC琉球のJ2初ゴールに絡む格好となってしまう[7][9]。2020年には7月29日の第8節・愛媛FC戦で途中出場からフォワードとして起用され、プロ初ゴールを記録した[10]

2021年にアビスパ福岡がJ1に昇格すると出場機会が激減し、実戦経験を積むために5月21日に栃木SC期限付き移籍で加入[4][11]

2022年8月、アビスパ福岡へ復帰[12]

名古屋グランパス

2023年12月、名古屋グランパスに完全移籍した[13][14]

加入初年の2024年のグランパスはシーズン開始前にDFの主力が多く移籍しており、守備陣では三國のほかにハ・チャンレ井上詩音が加入し、再編する守備の軸としてはハ・チャンレや河面旺成が期待されていた[15][16][17][18][19][20][21]。しかしシーズン開始直前にハ・チャンレと河面が揃って負傷したため、開幕戦には野上結貴・三國・井上の若い布陣を余儀なくされ、三國自身の経験不足も露呈して0-3の完敗を喫する要因となってしまう[22]。その後は試合で浮かび上がった課題を一つずつ潰すことでプレーの質の向上に務め、試合に出続けるとともに守備陣に欠かせない存在として頭角をあらわしていった[23][24][25]

日本代表

2018年10月、AFC U-19選手権のメンバーに選出され、高体連からは唯一のメンバーになった[7][26]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2019 福岡 20 J2 11 0 - 2 0 13 0
2020 19 1 - - 19 1
2021 J1 2 0 2 1 - 4 1
栃木 J2 24 0 - - 24 0
2022 3 0 - 2 0 5 0
福岡 J1 5 0 2 0 - 7 0
2023 18 0 8 0 2 0 28 0
2024 名古屋 35 2 8 1 1 0 44 3
通算 日本 J1 60 2 20 2 3 0 83 4
日本 J2 57 1 - 4 0 61 1
総通算 117 3 20 2 7 0 144 5

タイトル

クラブ

青森山田中学校
青森山田高等学校
アビスパ福岡
名古屋グランパス

個人

  • 全国中学校サッカー大会・得点王(2015年)
  • 全国高等学校サッカー選手権大会・優秀選手(2018年)

代表歴

脚注

  1. ^ 水戸が順大DF三國スティビアエブスの来季加入を発表! 青森山田高では選手権初優勝に貢献”. ゲキサカ (2020年7月10日). 2024年11月2日閲覧。
  2. ^ a b [全中]次なる“ハーフの星”15歳190cmFW三国ケネディエブスが5得点と大爆発”. ゲキサカ (2015年8月21日). 2024年11月2日閲覧。
  3. ^ 東村山市にゆかりのある三國ケネディエブス選手を応援しよう!”. 東村山市. 2024年11月2日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 【インタビュー】Fuku Spo – アビスパ福岡/三國ケネディエブス”. ふくおかナビ (2023年4月18日). 2024年11月2日閲覧。
  5. ^ a b [全中]得点王・三国ケネディエブスは久保建英とのLINEのやり取りで発奮”. ゲキサカ (2015年8月24日). 2024年11月2日閲覧。
  6. ^ a b c 192センチの青森山田高・三國が福岡入り!規格外CBは如何にしてFWから本物の守備者に変貌を遂げたのか”. サッカーダイジェストWEB (2018年7月18日). 2024年11月2日閲覧。
  7. ^ a b c d 期待の大型CB三國ケネディエブス。ペッキアの寵愛を受け、成長中。”. Number Web (2019年4月18日). 2024年11月2日閲覧。
  8. ^ 「素材は日本代表」、青森山田高のU-18代表CB三國ケネディエブス、来季の福岡加入が内定”. ゲキサカ (2018年7月17日). 2021年1月2日閲覧。
  9. ^ 琉球のJ2第1号弾は新加入FW鈴木!!青森山田V戦士の福岡DF三國ケネディエブスはいきなりプロの洗礼浴びる”. ゲキサカ (2019年2月24日). 2021年1月2日閲覧。
  10. ^ “FW起用”に満点回答!三國ケネディエブスがプロ初ゴール!! 福岡は愛媛とドローも3位浮上”. ゲキサカ (2020年7月29日). 2020年7月30日閲覧。
  11. ^ 三國 ケネディエブス 選手 アビスパ福岡より育成型期限付き移籍加入のお知らせ”. 栃木SC (2021年5月21日). 2021年5月22日閲覧。
  12. ^ 三國 ケネディエブス 選手 育成型期限付き移籍より復帰のお知らせ”. アビスパ福岡 (2022年8月10日). 2022年8月10日閲覧。
  13. ^ 三國ケネディエブス選手、移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)名古屋グランパス、2023年12月25日https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2023/1225post-2246.php2024年1月2日閲覧 
  14. ^ 三國 ケネディエブス 選手 名古屋グランパスへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)アビスパ福岡、2023年12月25日https://www.avispa.co.jp/news/post-676162024年1月2日閲覧 
  15. ^ 【名古屋グランパス】韓国・浦項からハ・チャンレを完全移籍で獲得 手薄DF陣に新戦力「誠に光栄」”. 中日スポーツ (2024年1月10日). 2024年11月4日閲覧。
  16. ^ 名古屋グランパス、山口素弘GMが新加入選手を紹介 「良い陣容が集まったと思っている。ぜひ期待して」”. 中日スポーツ (2024年1月14日). 2024年11月4日閲覧。
  17. ^ このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力10人。力を発揮できなかったのは?”. FOOTBALL CHANNEL. 2024年11月4日閲覧。
  18. ^ 【J1名古屋】長谷川健太監督「優勝しか見ていない」 ”オリ10”鹿島との今季開幕戦、若手選手の活躍に期待”. 中日スポーツ (2024年2月22日). 2024年11月4日閲覧。
  19. ^ 名古屋グランパス・新加入の河昌来はファイター系のセンターバック「長所を生かさないと生き残れない」日本でも闘志を武器にする”. 中日スポーツ (2024年1月17日). 2024年11月4日閲覧。
  20. ^ 【J1名古屋】河面旺成、今季はDFリーダー自負 守備陣再構築で「積極的にやりながら、引っ張っていく」”. 中日スポーツ (2024年2月13日). 2024年11月4日閲覧。
  21. ^ 【J1名古屋】最終ライン抜擢の23歳2人「もうこんな悔しい思いは」開幕戦3失点の"授業料"取り戻せるか”. 中日スポーツ (2024年2月23日). 2024年11月4日閲覧。
  22. ^ 【J1名古屋】最終ライン抜擢の23歳2人「もうこんな悔しい思いは」開幕戦3失点の"授業料"取り戻せるか”. 中日スポーツ (2024年2月23日). 2024年2月27日閲覧。
  23. ^ 名古屋グランパス・三国ケネディエブス、古巣・福岡を封じて『恩返し』 かつての”ホーム”で成長した姿見せる”. 中日スポーツ (2024年10月3日). 2024年11月2日閲覧。
  24. ^ 三国ケネディエブス、名古屋グランパスに加入し覚醒 その裏にあった元日本代表との出会い”. 中日スポーツ (2024年5月6日). 2024年11月2日閲覧。
  25. ^ 名古屋グランパス 三國ケネディエブス 成長のサッカーノート”. NHK (2024年6月28日). 2024年11月2日閲覧。
  26. ^ 久保、安部、郷家らU19日本代表が発表、4強入りでU20W杯出場権獲得/AFC U-19選手権”. サッカーキング (2018年10月2日). 2021年1月2日閲覧。

関連項目

外部リンク

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