冨山房
有限会社冨山房(ふざんぼう)は、1886年(明治19年)設立の日本の出版社。戦前は博文館とともに大手出版社の1つだった。 沿革
主な出版物児童書近年の冨山房の出版事業は、児童書が中心となっている。なお、児童書は系列会社の「冨山房インターナショナル」(後述)でも出版している。
一般書籍「プラトーン全集」木村鷹太郎訳『プラトーン全集』全11冊、1903年から1911年刊。最初期のプラトン日本語訳。 「漢文大系」中国古典の注釈書をまとめた叢書。1909年から1916年刊。1974年から1978年再刊。全22冊38書。[2][3] 安井息軒『論語集説』『管子纂詁』、太田全斎『韓非子翼毳』、焦竑『老子翼』『荘子翼』、竹添井井『春秋左氏会箋』、孫詒譲『墨子閒詁』などからなる。 「模範家庭文庫」「百科文庫」新書判の叢書、1977年から1996年にかけ翻訳古典の新訳を軸に50数点が刊行。 下記は主な刊行書籍(近代文学のみ)。
その他の翻訳書
辞書冨山房は、明治、大正期において、三省堂、博文館と並ぶ、代表的な辞書出版社であったが、近年は評価の高い辞書のみ、当時のままに発行を続けている。
過去に発行していた主な辞書。
関連会社株式会社 冨山房インターナショナル1993年に創設した子会社。かつて冨山房から刊行された書籍の復刻を含む出版のほか、印刷、学校内書店経営、学校用品販売なども行う。 書店
その他脚注
参考文献関連項目外部リンク |