北上駅
北上駅(きたかみえき)は、岩手県北上市大通り1丁目[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である[1]。 乗り入れ路線東北新幹線と、在来線の東北本線および北上線が乗り入れており、接続駅となっている。また、東北新幹線盛岡駅から田沢湖線に直通するミニ新幹線である秋田新幹線の列車は、2023年(令和5年)3月改正時点では1日1往復に限り停車する。在来線における所属線は東北本線[4]であり、北上線は当駅が起点である[5]。なお、東北本線と北上線は、JR貨物の第二種鉄道事業の路線でもある。 歴史
駅構造在来線は構内西側にある地上駅を、新幹線は構内東側にある高架駅を使用している。 在来線のホームは2面4線ある。島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、それに単式ホームの盛岡寄りの端を切り欠いた、切欠きホーム1面1線(0番線)を持つ。旅客用3番線と新幹線駅舎の間に副本線が数本あり、北上線に乗り入れる貨物列車などが使用する。また、新幹線のホームは、島式ホーム1面2線と単式ホーム1面2線の合計2面3線ある。この間に通過線が2線ある。 新幹線・在来線ともに発車メロディが導入されている。なお、在来線の発車メロディは車掌扱いのため、ワンマン列車のときは省略される。事務管コードは▲211014を使用している[9]。 のりば在来線(地上ホーム)
新幹線(高架ホーム)
改札口・駅設備改札口は、西口・東口の2か所ある。自動改札機は、西口在来線改札口に3通路、東口新幹線改札口・新幹線のりかえ口にそれぞれ2通路設置されている。西口在来線改札口はSuicaやえきねっとQチケ[2]、東口新幹線改札口と新幹線のりかえ口は新幹線eチケットサービス、タッチでGo!新幹線、えきねっとQチケ[2]に対応している。なお、東口在来線改札口は有人改札で、簡易Suica改札機が設置されているほか、新幹線改札の有人窓口を兼ねている。 西口は駅の正面口にあたり、在来線のりばに面する。新幹線のりばへは在来線ホームから地下道を通ることとなる。みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、NewDays、そば拠「はやて」がある。 東口は、新幹線のりかえ口に併設された形となっている。みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、観光案内所がある。新幹線コンコース内にNewDaysがある。 直営駅(駅長・副駅長・営業総括助役・輸送総括助役配置)。管理駅であり、東北本線の金ケ崎駅 - 石鳥谷駅間および北上線の柳原駅 - ゆだ高原駅間、釜石線の似内駅 - 足ケ瀬駅間の各駅(新花巻駅は除く)の各駅を管理している。東口の業務はJR東日本東北総合サービスが受託している。
発車メロディ新幹線ホームを含めた全ホームでテイチク製のメロディを使用している。
貨物取扱現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着はない。貨物設備はなく、専用線も当駅には接続していない。 かつては、駅西口の南側に日本石油北上油槽所があり、そこへ至る専用線が駅から分岐していた。施設へ石油を輸送するために、仙台北港駅から貨物列車が運行されていたが、油槽所の閉鎖に伴い2001年(平成13年)9月26日をもって廃止された。また、メタノール荷役線が駅構内にあり、新潟臨海鉄道太郎代駅から輸送されたメタノールがタンク車からタンクローリーに移しかえられ東北ユーロイド工業の工場へ輸送されていた。この輸送は2001年(平成13年)6月19日の貨車返送を最後に廃止された。 なお、国鉄分割民営化前までは、駅西口の南に隣接して車扱貨物ホームがあった。 駅弁2017年(平成29年)ごろまでは、主な駅弁として下記を販売していた[11]。
利用状況JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は3,668人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は1,373人である[新幹線 1]。 2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺北上駅東口の広場では1990年(平成2年)に鬼剣舞のモニュメントが設置された(広場の再整備に伴い数回移設されている)[新聞 3]。 北上駅東口の再開発エリア「さくらポート・タウン」は2023年(令和5年)11月のビジネスホテル開業により事業完了となり、建物内に北上観光コンベンション協会と観光物産館が移転する[新聞 4]。
バス路線2016年(平成28年)9月に北上市がロータリーの改修を実施し、島式のバス乗場を作り、対岸へ渡る必要がなくなった。バス停も1 - 4番(1a - 1dを併記)へと統廃合した。
隣の駅脚注記事本文注釈出典
報道発表資料
新聞記事
利用状況
新幹線
参考文献
関連項目外部リンク
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