和田町駅(わだまちえき)は、神奈川県横浜市保土ケ谷区仏向町にある、相模鉄道相鉄本線の駅である。駅番号はSO06。
歴史
当駅が開業する前は、星川駅との中間地点に常磐園下駅が設置(1930年9月20日開業。後述)され、戦後休止となったが、現在地に移転する形で復活した。
駅名の由来
駅北側に和田(旧称:和田町)があり、これは鎌倉時代の武将、和田義盛の名字に由来する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、星川寄りに橋上駅舎を有する。横浜方面行の上りホームは幅が狭い。橋上駅舎は自由通路の役割を兼ねているので、駅前の踏切が混雑するラッシュ時などに多く利用される。
エスカレーターは設置されていないものの、出入口 - 改札外コンコース間および改札内コンコース - ホーム間をそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。トイレは下りホーム中央にあり、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレを併設する。
のりば
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改札口(2021年6月)
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ホーム(2021年6月)
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リニューアル前の駅舎(2007年1月)
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は14,318人である[相鉄 1]。相鉄線全27駅中第21位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。
年度別1日平均乗降・乗車人員
年度
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1日平均 乗降人員[4]
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1日平均 乗車人員[5][6]
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出典
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1980年(昭和55年)
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11,353
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[# 1]
|
1981年(昭和56年)
|
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11,236
|
[# 1]
|
1982年(昭和57年)
|
|
11,173
|
[# 1]
|
1983年(昭和58年)
|
|
11,071
|
[# 1]
|
1984年(昭和59年)
|
|
10,978
|
[# 1]
|
1985年(昭和60年)
|
|
10,523
|
[# 1]
|
1986年(昭和61年)
|
|
10,356
|
[# 1]
|
1987年(昭和62年)
|
|
10,254
|
[# 1]
|
1988年(昭和63年)
|
|
10,279
|
[# 1]
|
1989年(平成元年)
|
|
10,189
|
[# 1]
|
1990年(平成02年)
|
|
10,027
|
[# 1]
|
1991年(平成03年)
|
|
10,036
|
[# 1]
|
1992年(平成04年)
|
|
10,082
|
[# 1]
|
1993年(平成05年)
|
|
10,085
|
[# 1]
|
1994年(平成06年)
|
|
10,140
|
[# 1]
|
1995年(平成07年)
|
|
10,116
|
[# 1]
|
1996年(平成08年)
|
|
9,742
|
[# 1]
|
1997年(平成09年)
|
|
9,315
|
[# 1]
|
1998年(平成10年)
|
|
9,008
|
[# 1]
|
1999年(平成11年)
|
16,904
|
8,531
|
[* 1]
|
2000年(平成12年)
|
16,492
|
8,311
|
[* 1]
|
2001年(平成13年)
|
15,934
|
7,988
|
[* 2]
|
2002年(平成14年)
|
15,701
|
7,883
|
[* 3]
|
2003年(平成15年)
|
15,575
|
7,778
|
[* 4]
|
2004年(平成16年)
|
15,416
|
7,691
|
[* 5]
|
2005年(平成17年)
|
15,576
|
7,721
|
[* 6]
|
2006年(平成18年)
|
15,475
|
7,671
|
[* 7]
|
2007年(平成19年)
|
15,817
|
7,824
|
[* 8]
|
2008年(平成20年)
|
15,953
|
7,873
|
[* 9]
|
2009年(平成21年)
|
15,940
|
7,853
|
[* 10]
|
2010年(平成22年)
|
16,108
|
7,923
|
[* 11]
|
2011年(平成23年)
|
15,780
|
7,759
|
[* 12]
|
2012年(平成24年)
|
15,899
|
7,814
|
[* 13]
|
2013年(平成25年)
|
16,219
|
7,988
|
[* 14]
|
2014年(平成26年)
|
16,140
|
7,965
|
[* 15]
|
2015年(平成27年)
|
16,417
|
8,099
|
[* 16]
|
2016年(平成28年)
|
17,358
|
8,575
|
[* 17]
|
2017年(平成29年)
|
18,116
|
8,963
|
[* 18]
|
2018年(平成30年)
|
[相鉄 2]18,231
|
9,036
|
[* 19]
|
2019年(令和元年)
|
[相鉄 3]18,017
|
8,971
|
[* 20]
|
2020年(令和02年)
|
[相鉄 4]12,907
|
6,416
|
[* 21]
|
2021年(令和03年)
|
[相鉄 5]13,983
|
6,978
|
[* 22]
|
2022年(令和04年)
|
[相鉄 6]14,530
|
7,301
|
[* 23]
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2023年(令和05年)
|
[相鉄 1]14,318
|
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駅周辺
水道道沿いには和田駅前商店街、仏向町水道道商店会の2つの商店街がある。北口は国道16号まで和田町商店街が続き、16号を越えると丘陵地の住宅地に入り、その先は横浜国立大学へと続いていく。駅周辺には学生向けの物件なども多く、学生街として発達している。
なお和田町(わだまち)という地名は存在せず、正式には駅北側の帷子川北側が和田(旧称:和田町〈わだちょう〉)であり、駅の所在地は仏向町である。
バス路線
駅前に「和田町駅」停留所が設置されている。相鉄バスは和田町駅を終・起点とする路線としていたが、2022年(令和4年)4月、星川駅前広場の整備により路線を延長し星川駅を終・起点とした。
国道16号を経由するバスを利用する場合は、商店街を抜けて徒歩5分程度の国道16号上にある「和田町」停留所(浜松町方向は「保土ケ谷陸橋下」にある。)となる。
和田町駅(水道道星川方向)
和田町駅(水道道坂本町方向)
系統 |
主要経由地 |
行先 |
運行事業者 |
備考
|
浜16 |
市沢町・西原住宅入口 |
西原住宅 鶴ヶ峰駅南口 |
■相鉄 |
平日朝、日中のみ運行
|
浜19 |
市沢町 |
新桜ヶ丘団地 |
|
22 |
富士見橋 |
保土ケ谷駅西口 |
■市営 |
|
33 |
富士見橋 |
星川駅 |
|
220 |
仏向地域ケアプラザ前 |
|
和田町(国道16号八王子方向)
系統 |
主要経由地 |
行先 |
運行事業者 |
備考
|
62 急行 |
千丸台団地 |
千丸台集会所 |
■神奈中 |
日中以外は千丸台団地止まり
|
92 急行 |
梅の木 |
笹山団地中央 |
■市営 |
|
202 |
三ツ沢上町駅前・松本 |
横浜駅西口 |
|
208 |
市民病院・浅間下 |
|
横51 |
梅の木・鴨居町・上山町 |
中山駅 |
■神奈中 |
|
5 |
鶴ヶ峰駅・今宿・川井宿・大貫橋 |
若葉台中央 |
|
横52 |
鶴ヶ峰駅・今宿・川井宿・三保市民の森 |
中山駅 |
|
121 |
川島住宅・羽沢団地前 |
新横浜駅 |
|
横04 |
鶴ヶ峰駅・今宿・川井宿・亀甲山 |
鶴間駅東口 |
■神奈中東 |
平日朝1本のみ
|
旭10 |
鶴ヶ峰駅・旭台・上白根町 |
よこはま動物園 |
■相鉄 |
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和田町(国道16号浜松町方向)
常磐園下駅
1930年9月、神中鉄道線により天王町駅・新川島駅と同時に開業。駅位置は現在の星川中央公園前北側付近り旧星川4号踏切)に存在していたが、その2年後、横浜新道の下にある相鉄バスの折り返し地点付近へと移動した。
1944年6月に休止。その後、1952年(昭和27年)8月15日に現在の和田町駅に移転する形で再開業した。
駅名の常磐園(別名:岡野公園)は、岡野新田で有名な実業家、岡野欣之助の別荘に由来する[7]。航空地図上では「こうえんした」という明記がされており、「常磐園=(岡野)公園」として読み替えているものと思われる[7][8]。
その駅名は現在、国道16号和田町二丁目交差点のバス停に使われている(こちらは「常磐」ではなく「常盤」と表記)[9]。
隣の駅
- 相模鉄道
- 相鉄本線
- ■特急・■通勤急行(平日上りのみ運転)・■快速
- 通過
- ■各駅停車
- 星川駅 (SO05) - 和田町駅 (SO06) - 上星川駅 (SO07)
脚注
出典
- 相模鉄道の1日平均利用客数
- 神奈川県県勢要覧
- 横浜市統計書 9運輸 -鉄道、軌道駅別利用人員
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 和田町駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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