富山県水墨美術館
富山県水墨美術館(とやまけんすいぼくびじゅつかん、The Suiboku Museum, Toyama)は、富山県富山市五福にある[3][4]近代日本の水墨画を主体とした公立美術館である。 特色富岡鉄斎や横山大観[1]、竹内栖鳳[1]など近代における水墨画の大家の作品をはじめ、富山県砺波市出身の日本画家・下保昭の代表的な水墨画が常設展示されている[1]。その他、染織や陶芸など日本の美術・工芸史を辿る企画展も取り組まれている[5]。 美術館は富山市の公園「五福山水苑」(ごふくやますいえん)の中にある[1]。外観は和風の寄棟造りとなっており、鉄筋コンクリート造り平屋、瓦葺きのL字形の建物で、屋内には常設展示室、企画展示室、映像ホール、情報コーナー・図書室のほか、喫茶室、茶室、ミュージアムショップなどがあり、各展示室同士は長さが約100mあるガラス張りの廊下で結んでいる[1]。 展示室以外は無料で利用でき[2][6]、ガラス張りの廊下からは、ベニシダレ桜(「富山さくらの名所70選」に選定)[6]がある広大な芝生の中庭や、雄大な立山連峰をベンチに座って眺めたり、回廊のある中庭に出て散策することもできる。また春には、美術館のすぐ東側を流れる神通川の堤(堤防)の桜並木が咲き誇る姿を望める。 また日本庭園を有する数寄屋造りの離れ、茶室「墨光庵(ぼっこうあん)」が美術館一番奥にあり、無料で見学できるほか、立礼席での抹茶の提供(有料)と茶会のための茶室の貸出し(有料)を行っている。 おもな収蔵作品
など、約30人の作家の作品を収蔵している。 施設各施設の詳細は、公式サイトの館の概要を参照。
その他美術館ロビーや展示室を繋ぐ廊下には、常緑広葉樹の「ブビンガ」の1枚板を使用したベンチがあるが、それらの内3つのベンチの脚には、パリのルーブル美術館を改修した際に剥がした庭の敷石を利用している[10]。 開館時間および観覧料
アクセス
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
|