平林たい子文学賞(ひらばやしたいこ ぶんがくしょう)は、作家平林たい子(1972年没)の遺志に基づき、「文学に生涯を捧げながら、あまり報われることのなかった人に」という意向から、毎年すぐれた小説・評論で(原則)各1作品を対象とする文学賞。
平林と長い親交があった渡辺久二郎が「平林たい子記念文学会」の代表者となり設定した。1989年の第17回より講談社主催となり、1997年の第25回目をもって終了した。
受賞者
第1回から第5回
- 第1回(1973年)
- 第2回(1974年)
- 第3回(1975年)
- 小説部門
- 受賞作
- 候補作
- 島村利正 『乳首山の見える場所』、『城址のある町』
- 坂上弘 『枇杷の季節』、『白い道』
- 岡松和夫 『小蟹のいる村』、『百合鴎』
- 評論部門
- 第4回(1976年)
- 小説部門
- 受賞作
- 候補作
- 澤野久雄 『未知の結婚』
- 後藤明生 『思い川』
- 黒井千次 『眼の中の町』
- 坂上弘 『優しい人々』
- 評論部門
- 受賞作
- 候補作
- 中田耕治 『ルクレツィア・ボルジア』
- 大岡信 『岡倉天心』
- 今井信雄 『白樺の周辺』
- 馬場あき子 『修羅と艶』
- 第5回(1977年)
- 小説部門
- 評論部門
- 受賞作
- 候補作
- 進藤純孝 『伝記川端康成』
- 高橋英夫 『元素としての「私」』
- 饗庭孝男『太宰治論』
- 秦恒平『谷崎潤一郎』
- 桶谷秀昭 『天心・鑑三・荷風』
第6回から第15回
第16回から第25回
選考委員