広島三越
株式会社広島三越(ひろしまみつこし)は、広島県広島市中区の百貨店。 旧三越(現三越伊勢丹)の地方子会社の1つで、現在は三越伊勢丹ホールディングスの完全子会社である。 概要1973年(昭和48年)4月8日に三越広島店として開店した。これにより三越は、広島市中心部に進出した初の全国区の百貨店となった。 この場所には、1969年(昭和44年)まで中国新聞社の本社が置かれていた。その経緯により、現在でも建物は、中国新聞社の関連会社の『中国新聞文化事業社』が所有し[2]、管理している[3]。また、建物の名称は『中国新聞文化事業社ビル』である[4]。 売場面積は 15,851m2、地上8階・地下1階建てである。開店当初の売場面積は約8,700m2だったが、1975年(昭和50年)6月1日には約12,000m2に増床が行われた。三越の進出で、広島地区は百貨店激戦区になり、三越開店の前月には天満屋広島店(現・天満屋八丁堀ビル)の大改装、翌年1974年(昭和49年)10月10日には紙屋町地区(基町)に広島そごう(現・そごう広島店)が出店している。 また、広島三越の1974年の2回目になる増床時には、広島そごう・福屋八丁堀本店・天満屋八丁堀店も同時に増床を行っている。 立地環境としては、隣地に天満屋八丁堀ビルが、中央通りを挟んで福屋八丁堀本店が立地し、すべてえびす通り商店街に面している。天満屋八丁堀ビルとは、非常時用の避難通路が屋上でつながっている。 三越(現・三越伊勢丹)の親会社である三越伊勢丹ホールディングスの地方店舗分社化に伴い、2010年(平成22年)4月1日をもって株式会社広島三越として分社化された(法人設立は2009年10月1日)。 店舗縮小報道2016年11月8日の三越伊勢丹ホールディングスの記者会見にて、伊勢丹松戸店・伊勢丹府中店・松山三越と共に売り場面積縮小や他社との提携、業態転換などを検討されていることが明らかになった[5]。前述の通り近隣の百貨店と長らく競合関係にあったが、売上高ではそごう広島店や福屋八丁堀本店、福屋広島駅前店の後塵を拝していた。2012年3月には天満屋八丁堀店が閉店[6]しており、当店も建物全体を「完全閉鎖」する訳ではなく、売場面積の縮小、専門店ビルへの転換、他企業への譲渡などを検討するとしている。 館内
アクセス参考書籍
脚注
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