桃太郎道中記
桃太郎道中記(ももたろうどうちゅうき)は、ハドソンが1997年9月25日に発売したセガサターン用ボードゲーム。桃太郎電鉄シリーズに近いゲーム内容だが、舞台は江戸時代に移っている。 ディレクターは『CD電人 ロカビリー天国』のオープニングテーマ歌唱を務めた柴田真人。キャラクターデザインは桃太郎シリーズ作品を手掛ける土居孝幸。ビジュアルプロデューサーはハドソン入社前にアニメ版『桃太郎伝説』の原画を担当していた[2]水野祥司[注 2]。音楽はゴダイゴのタケカワユキヒデが担当している。 概要セガサターンで発売された唯一の桃太郎シリーズ作品。セガの家庭用ゲーム機向けの桃太郎シリーズの作品としては1995年にゲームギアに移植された(オリジナルはスーパーファミコン)『スーパー桃太郎電鉄III』以来、セガの家庭用据置機向けに限定すると唯一の桃太郎シリーズ作品となる。 キャラクターデザインは従来の桃太郎シリーズと同様に土居孝幸が手掛けているが、ゲーム内容については桃太郎シリーズの作者・ゲーム監督であるさくまあきらが関わっていないハドソン単独の作品である。そのためさくまは桃太郎シリーズの通し番号にも入れておらず[注 1]、「井沢どんすけが『死ぬほどかったるい、話にもならないゲーム内容』と言っていたので、私自身はさわってもいません」と公言している[3]。さくまは本作発売後、自分に断りなく同様のゲームを開発することを禁じる契約をハドソンに認めさせたという[要出典]。 音楽は桃太郎伝説・電鉄シリーズを手掛けていたサザンオールスターズの関口和之ではなく、同社の『エルファリアII ザ・クエスト・オブ・ザ・メルド』を手掛けたゴダイゴのタケカワユキヒデが担当している。 江戸時代を舞台にしており、桃鉄シリーズにはない独自の用語やイベントが盛り込まれている。キャラクターの服装など『桃太郎伝説』シリーズの雰囲気が強いためファンからリメイクや続編の要望もあるが、さくまは前述の理由で応じていない。 公式の略称は「桃中」。 桃太郎電鉄シリーズとの相違点基本的なシステムは『スーパー桃太郎電鉄DX』(以下『DX』)とほぼ同じ。音楽はタケカワユキヒデが担当しており、全てのBGMが総入れ替えされている。一部のキャラクターのセリフ・ナレーション等に声優が起用され、多数の音声が入っている。スキップしたりオフにすることも可能。
登場キャラクター(参考・出典:[14]) プレイヤー
キャスト
貧乏神・ボンビー大魔王の悪行貧乏神の悪行『スーパー桃太郎電鉄DX』で行う悪行とほとんど同じである。
ボンビー大魔王の悪行
PLGSPLGS(Personal Live Game System)とは、セガサターン本体の内蔵時計(リアルタイムクロック)を利用して、ゲーム内のイベントが我々の現実世界の時間と密接に関わるというシステムである。『天外魔境ZERO[17]』『大貝獣物語II[17]』『天外魔境 第四の黙示録』『サターンボンバーマン』などに採用されている。本作にはこのシステムを活用した、本体内蔵時計が特定の日付の時にゲームを開始するとお正月や節分、ひな祭り、端午の節句、七夕といったその日付の行事にちなんだイベントが発生する裏技が存在する。 スタッフ
アニメーション制作スタッフ
関連書籍
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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