沖縄角力沖縄角力(おきなわすもう[1]、おきなわずもう[2]は、琉球(沖縄県)に伝わる格闘技である。シマ、ウチナージマとも呼ばれる[1]。 概要沖縄角力は日本本土の相撲によく似るが、以下の点が異なる。
地区単位まで含める年間約50回の大会が開かれており、全島大会だけでも年間20回以上が開催される。大会は3分3本勝負で、制限時間内に勝負がつかない場合は判定で勝敗を決める[1]。 歴史一説によれば、沖縄角力は15世紀には現在の形になっており、尚灝王(在位 1804年 - 1834年)は沖縄角力を愛好し、その時代に隆盛を極めたともされる[4]。 しかし、1713年に成立した琉球王府初の地誌『琉球国由来記』には、中国の角觝や日本本土の相撲についての記述がある一方で、沖縄角力についてはまったく記述がない。このため、当時沖縄角力が存在していたかには疑問が呈されている。さらに、沖縄角力が盛んである久米島において角力行事が始まったのは、明治10年代であるとの指摘もある[4]。 1946年に競技規定が成文化され、1977年には沖縄県角力協会が発足した[1]。 脚注関連項目外部リンク |