波多野聖波多野 聖(はたの しょう、1959年 ‐ )は、日本の小説家、ファンド・マネージャー。本名は藤原敬之(ふじわら のりゆき)[1][2][3] 。農林中央金庫やクレディ・スイス、日興アセットマネジメント等で株式投資ファンド・マネージャーとして活動後、藤原オフィス・アセット・マネジメント代表取締役として独立。引退後作家となる。 人物大阪市出身。大阪市立南田辺小学校卒業。大阪教育大学教育学部附属高等学校平野校舎を経て、一橋大学法学部卒業。堀部政男ゼミ出身。就職先としては当初日本長期信用銀行を第一志望としていたが、給料が良く仕事が楽という面接官の話に惹かれ、大学卒業後は農林中央金庫に入庫[4]。 農林中央金庫大阪支社で外為輸入業務や融資業務に就いたのち、東京本店の資金証券部で300億円のポジションを持つ債券ディーラーとなる。やがて農林中央金庫が大蔵省(現財務省)から外国株式運用許可を得る見込みとなると、プロジェクトチームを立ち上げて1年3か月間ニューヨークとロンドンで証券会社等の研修を受けたのち、国際金融部で後に2兆円規模となる外国株式運用の枠組みを構築[5][6]。 30歳のときロンドンでの管理業務職への異動を打診され、資産運用の現場から離れたくないという思いから農林中央金庫を退職する[6]。以降、国内外の機関投資家で株式ファンド・マネージャーとして活躍。野村投資顧問課長待遇、クレディ・スイス投資顧問資産運用部株式ファンド・マネージャー、クレディ・スイス信託銀行マネージング・ディレクターを経て、日興アセットでは業界史上初となる冠セクション『藤原オフィス』を持ち日本株運用専門チーム代表として活動。2005年に藤原オフィス・アセット・マネジメント代表取締役として独立。2010年をもって資産運用から引退[4][7]。 その後、『銭の戦争 第一巻 魔王誕生』で小説家デビュー。慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師(2013年度・春学期)。週刊現代に2012年5月から2017年7月までコラム『カネ学入門』を連載。 Forbes JAPANにて小説『バタフライ・ドクトリン 胡蝶の夢』を連載(2016年3月号から2022年5月号)。 作品リスト
脚注
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