澤西 祐典(さわにし ゆうてん[1]、1986年7月12日 - )は、日本の小説家、龍谷大学講師である。
経歴
兵庫県生まれ。2010年京都大学文学部卒、2015年同大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻博士後期課程修了、「芥川龍之介における海外文学受容について 旧蔵書を通して見える風景」で博士(人間・環境学)。大学院在学中の2011年に、「フラミンゴの村」で第35回すばる文学賞を受賞。2015年別府大学専任講師[2]、2019年より龍谷大学国際学部講師。専門は芥川龍之介[3]。
作品
単行本
- 『フラミンゴの村』(2012年2月、集英社)
- 『別府フロマラソン』(2017年7月、書肆侃侃房)
- 『文字の消息』(2018年6月、書肆侃侃房)
- 文字の消息(『すばる』2012年7月号)
- 砂糖で満ちてゆく(『群像』2013年4月号)
- 災厄の船(『文學界』2016年8月号)
- 『雨とカラス』(2019年9月、書肆侃侃房)
- 雨とカラス(『たべるのがおそい』第5号 2018年4月)
- 氷の像(『すばる』2012年7月号)
- 雨の中、傘の下(『早稲田文学2014年秋号』2014年8月)
- 国際あなた学会(書き下ろし)
翻訳
アンソロジー収録
- 砂糖で満ちてゆく(『文学2014』2014年4月、講談社)
- 貝殻人間(『夏のカレー 現代の短篇小説ベストコレクション2024』2024年9月、文春文庫)
単行本未収録作品
- ムービット・ウィゴー(『早稲田文学6号』2013年9月)
- 湯けむり(『大分合同新聞』2016(平成28)年4月30日朝刊)
- 地獄にて(『すばる』2016年7月号)
- くじらようかん(『すばる』2019年6月号)
- 妖精展覧会(『小説新潮』2020年12月号)
- 虹のこ(『文學界』2024年10月号)
外部リンク
脚注