牧野紘子
牧野 紘子(まきの ひろこ、1999年8月20日 - )は、日本の女子競泳選手。パリ2024オリンピック日本代表選手。種目は個人メドレー・バタフライ。所属は東京ドーム・あいおいニッセイ同和損害保険。早稲田大学大学院 教育学研究科博士後期課程在学中。父親は、東大教授。 経歴・人物1999年8月20日、千葉県に生まれる。幼少期は大阪府で生活し、3歳の時に水泳を習う兄の影響で水泳を始める[1]。 小学校1年時に、東京都新宿区へ転居し、新宿区立津久戸小学校に通学。東京スイミングセンターにて、本格的に水泳を始める[1]。津久戸小学校時代には2年から6年までの5年間、新宿区の学童記録を樹立し、100m個人メドレー(25m短水路プール)では4年から6年までの新宿学童記録を現在も保持[2]。 小学校6年時に、第34回全国JOCジュニアオリンピックカップ゚夏季水泳競技大会女子200m個人メドレーで学童新記録をマークし優勝[3]。 2012年 東京大学教育学部附属中等教育学校(中高一貫校)に進学。勉学にも熱心な家庭で「水泳だけでなく勉強もしっかりやれる人になりたい」と中学受験を目指し、超高倍率を見事に突破し難関合格。兄弟もみな、それぞれ国立大学附属中学に進学している。[1]。[4]。 [5]
前期課程(3年生)時は、スランプを脱して記録も上昇するようになり、2014年の第90回日本水泳選手権大会女子400m個人メドレーB決勝では4分41秒92の中学校記録を樹立[10]。この年には池江璃花子、持田早智、長谷川涼香、今井月など同年代の若い選手たちと並び第6回ジュニアパンパシフィック大会(アメリカ合衆国・ハワイ州マウイ島)の日本代表チームに選出[11]。 2015年 東京大学教育学部附属中等教育学校後期課程(4年生)に進級。文武両道で勉学とスポーツの両立を図る。第91回日本選手権の女子200m個人メドレーで2分12秒29の世界ジュニア記録(当時)を樹立[12]。 2016年 リオデジャネイロオリンピックを目指し、第92回日本選手権へ出場。決勝レース敗退し、オリンピック出場を逃す。リオデジャネイロオリンピックには同年代の池江、持田、長谷川、今井が出場し「大変悔しい思いをした」[1]経験から、その悔しさを晴らすべく全国高等学校総合体育大会(広島市)で、女子200m個人メドレーで大会新記録を更新。2分11秒16のタイムで優勝[13]。 2017年1月 東京都選手権女子400m個人メドレーで4分36秒61の高校新記録を樹立[14]。同年4月、高校3年(6年生)、第92回日本選手権(日本ガイシホール)で、自身の主力種目である400m個人メドレーで7位。大会3日目に出場した女子200mバタフライでは、所属先が同じである長谷川涼香に次いで2分7秒15のタイムで2位。2017年世界水泳選手権(ハンガリー・ブダペスト)派遣標準記録をクリアし、世界選手権日本代表選手決定。[15]。 2017年 世界選手権ブダペスト大会出場。世界選手権には、合計3度の出場経験となる。 2018年3月、東京大学教育学部附属中等教育学校卒業[16]。 2022年3月、早稲田大学教育学部教育学科初等教育学専攻 卒業[18][19]。同年4月からあいおいニッセイ同和損害保険に入社[20]。 2024年3月、早稲田大学大学院 教育学研究科博士前期課程修了。 2024年4月、早稲田大学大学院 教育学研究科博士後期課程入学。 2024年パリオリンピック競泳女子200メートルバタフライで、準決勝2分9秒16のタイムで全体の13位。惜しくも、決勝進出ならず[21]。 女子800メートルリレー予選では第3泳者を務め(第1泳者が池本凪沙、第2泳者が小堀倭加、第4泳者が白井璃緒)、7分59秒10のタイムで予選1組の6位、全体の13位。決勝進出かなわず。[22]。 脚注
外部リンク
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