鈴木絢音
鈴木 絢音(すずき あやね、1999年〈平成11年〉3月5日 - )は、日本の女優、文筆家であり、女性アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーである[1]。秋田県南秋田郡大潟村出身[2][3]。A.M.Entertainment所属。 来歴→「乃木坂46 § 年譜」も参照
1999年(平成11年)に秋田県南秋田郡大潟村で生まれ、2001年(平成13年)に同県の秋田市に転出した[2]。子供の頃は「根暗で、ずっとひとりでいるタイプ」だった[4]。小学校の頃、フルートを習い始め、受験を経て進学した中学校では吹奏楽部に所属した[5]。その他、剣道、空手、茶道、浴衣の着付け、ピアノ、水泳、塾などの習い事をしていた[6]。剣道では、選手として試合出場という形で乃木坂46としてのライブ出演よりも前に日本武道館の舞台を経験している[7]。 2013年(平成25年)3月28日、乃木坂46の2期生オーディションに合格して加入し[8]、同年5月11日、『16人のプリンシパル deux』でお披露目された[9]。 2014年(平成26年)4月4日、秋田県にかほ警察署(現:由利本荘警察署にかほ幹部交番)の一日警察署長を務めた[10]。 2015年(平成27年)2月22日、『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』で研究生から正規メンバーに昇格した[11]。グループ加入当初は秋田から通いながら活動していたが[12]、この年の5月に上京した[13]。 2016年(平成28年)8月20日、秋元真夏・相楽伊織・渡辺みり愛によって結成されていた「真夏さんリスペクト軍団」に4人目のメンバーとして加入した[14]。同年12月7日、真夏さんリスペクト軍団の一員として参加した、映画『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』エンディング主題歌「大嫌いなはずだった。」を「HoneyWorks meets さゆりんご軍団 + 真夏さんリスペクト軍団 from 乃木坂46」名義で配信リリース[15]。 2017年(平成29年)4月7日から1年間、『ジャパコンpresentsエージェントHaZAP』(BSフジ)に統括補佐官「エージェントAA-035」(という設定)として、佐々木琴子とともにレギュラー出演[16][17]。同年5月3日から31日まで『ミュ〜コミ+プラス』(ニッポン放送)の5月のマンスリーアシスタントとして毎週水曜日の放送に出演した[18]。同年7月10日、大潟村応援大使に就任した[2]。 2018年(平成30年)1月10日発売のアンダーアルバム『僕だけの君〜Under Super Best〜』に初のセンター曲「自惚れビーチ」が収録された[19]。同年8月8日発売の乃木坂46の21stシングル「ジコチューで行こう!」で初の選抜メンバーを務めることが、同年7月2日に発表された[20]。 2019年(令和元年)11月24日、初冠番組『乃木坂46 鈴木絢音の「そら気分〜ヒコーキに会いたい!!」』(テレ朝チャンネル)が放送された[21]。 2020年(令和2年)1月11日から放送のドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』(テレビ大阪)で連続ドラマ初レギュラー出演[22]。同年6月12日公開の映画『死神遣いの事件帖』にヒロインとして映画初出演[23]。同年11月10日、1st写真集『光の角度』(幻冬舎)を発売した[24]。 2022年(令和4年)3月5日、個人のInstagramアカウントを開設した[25][26]。同年8月11日、『プレバト!!』(毎日放送・TBSテレビ系)内で放送された「俳句の才能査定ランキング」で70点を獲得し、才能アリ・2位に入ったが、俳人の夏井いつきが「これはアウトだよ」という判断を下し、点数は半分の35点・才能ナシとなり[27]、同年12月15日に放送された2回目の挑戦でも前回の点数を1点だけ上回る36点と2回連続で才能ナシとなった[28]。 2023年(令和5年)2月18日、加入10周年記念日となる3月28日をもってグループから卒業することを自身のブログにて発表した[29][30][31]。同年3月10日、個人の新浪微博アカウントを開設した[32][33]。同年3月28日、LINE CUBE SHIBUYAで行われた卒業セレモニーをもって乃木坂46を卒業[34]。同年4月1日、芸能活動を休止(9月末まで半年間)[35]。同月28日、乃木坂46公式サイト内の公式ブログが閉鎖[36]。 同年10月1日、A.M.Entertainmentに移籍[37]。 人物愛称は、あやねちゃん[38]。自身の父によって、綺麗な音のように人を和ませる存在になるようにと、煌びやかや美しいを意味する絢と音で絢音と命名された[39]。兄が1人いる。 嗜好好きな色は薄紫色[40]、黄色、ピンク[41]。好きな教科は理科、音楽[42]。好きな小説家は筒井康隆、司馬遼太郎[43]。好きな本は『時をかける少女』[44]。好きな音楽はクラシック音楽で、好きな作曲家はジョン・フィリップ・スーザ、ポール・デュカス、セルゲイ・ラフマニノフ、イーゴリ・ストラヴィンスキー[45]。好きな動物は特にいない[46]。好きな原生生物はゾウリムシ[47]。飛行機好きでもあり好きな機材はボーイング787[48]。飛行機好きアイドルとして『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)や『車あるんですけど…?』(テレビ東京系)への出演経験もある[49][50]。休日に東京国際空港へ行くこともあり、YouTubeの「乃木坂配信中」ではその様子を「あやねの休日 in 羽田空港」として動画にしている。秋田県にあるウェイポイントには先輩メンバーの生駒里奈に由来する「RINAH」と共に「AYANE」が設定されている[51]。 趣味趣味は読書、アニメ[38]、ガンプラ作り[52]。読書は多い時に3日間で1冊から2冊、ジャンルは小説やエッセイなど多岐にわたる[53]。加えて、常に持ち歩くほど辞典好きで[54]、『乃木坂工事中』(テレビ愛知)では、その魅力について熱弁している[53]。ガンプラ作りは「ガンプラEXPO ワールドツアージャパン2016 SUMMER」などのイベントで自身がプロデュースしたガンプラを展示したり[55]、出演者がガンプラのカスタマイズにチャレンジする特別番組のMCを担当したこともある[55]。 特技乃木坂46乃木坂46に加入して2期生の中で最初に仲良くなったのは堀未央奈、佐々木琴子、寺田蘭世で、4人で自身のグループ名を「四姉妹」と名付け[57]、お披露目前のレッスンの前や帰りにはファミレスでご飯を食べながら励まし合っていたという[58]。特に堀とは最終オーディションの時から仲が良く、2期生で2人だけの地方出身者でもあったことから加入当初はいつも同じホテルに泊まっていて[59]、堀が研究生からいきなりセンターに抜擢された7thシングル選抜発表の収録の前夜も堀と同部屋だった[60]。その後も選抜に入り続ける堀に対し、鈴木は「(自分も選抜に入るまで)待っててね」と言い続けていたが[59]、2017年頃から他の仕事などで欠席するメンバーの代役という形で選抜メンバーに混じって音楽番組などに出演する機会が増えたことで、選抜メンバーの中で数少ない2期生として多くの先輩とともに活動する堀の孤独や寂しさに気づく[61]。そこから、自分が一緒に選抜に入ることでその孤独を和らげ、不安を取り除いてあげることができるという考えに至り、それを自分にとっての選抜に入る目的としたことで、選抜入りへの思いがより強くなった[61]。その後「ジコチューで行こう!」で初めて選抜入りしたことで、堀の初選抜から約5年の時を経てともに選抜入りを果たした[59]。堀の乃木坂46として最後のステージとなった『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE 〜2期生ライブ〜』のアンコールでは、堀へのメッセージとして「8年間本当にありがとう。みおと出会えたことが乃木坂46に入って一番よかったこと」と泣きながら伝え、続けて堀の母親からの手紙を代読した[62]。 堀、渡辺みり愛とは、プリンが大好きということで「プリン会」を結成[63]。鈴木が2017年10月7日に自身の755アカウントを開設した時にはすでにアカウントを保持していた堀、渡辺とともに「プリン会のトーク」[64]も開設した。 佐々木とは同学年でアニメ好きなど共通点も多く、ともに地方から出てきて、一緒に寮暮らしをしていた[65]。ともに不思議な雰囲気がクローズアップされがちで、『NOGIBINGO!7』(日本テレビ)で「クイズ ささきとすずき」という企画が組まれたり[65]、グループ外の活動でも『ジャパコンpresentsエージェントHaZAP』(BSフジ)や[16]、『舞台「けものフレンズ」2〜ゆきふるよるのけものたち〜』などに2人で出演している[66]。 生駒里奈とは家族ぐるみで交流があり[67]、同じ秋田県出身ということもあり「私のことを気にかけ、声をかけてくださるお姉さんのような存在」で、生駒の存在があったからこそ乃木坂46を知り、「秋田の星」である生駒に近づけば自分は変われるのではないかと考え[4]、オーディションを受けたという[68]。2018年4月22日に行われた生駒の卒業コンサートでは、生駒がAKB48兼任時代に劇場公演で担当していたデュエット曲「てもでもの涙」のパフォーマンス相手として、「秋田の土地を知ってるから、ああいう場所からここにきて今頑張ってるっていうのは、すごいことだと思うんで。そういった子にスポットを当てたいと思った」という理由から鈴木を選び、共にパフォーマンスした[69]。 サイリウムの色は加入当初は黄色とピンク[41]、2016年1月からは白と紫[70]。 2期生としては最も長く乃木坂46に在籍していたメンバーで、2022年7月17日に山崎怜奈がグループを卒業して以降は、2期生の最後の1人のメンバーとなっていた[31]。卒業発表時点で他の1・2期生は全員がグループを卒業もしくは卒業発表済みで、鈴木の卒業をもってグループの最古参は3期生となった[31][注 1]。 作品シングル乃木坂46
こじ坂46
アルバム乃木坂46
映像作品
出演→乃木坂46メンバー複数による出演については「乃木坂46の出演一覧」を参照
テレビドラマ
その他のテレビ番組
映画
舞台
中止となった舞台
ラジオネット配信
書籍→乃木坂46の書籍については「乃木坂46 § 書籍」を参照
写真集エッセー脚注注釈出典
外部リンク
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