1990年の野球(1990ねんのやきゅう)では、1990年の野球界における動向をまとめる。
競技結果
日本プロ野球
ペナントレース
日本シリーズ
1990年 日本シリーズ
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
|
10月20日(土) |
第1戦 |
西武ライオンズ |
5 - 0 |
読売ジャイアンツ |
東京ドーム
|
10月21日(日) |
第2戦 |
西武ライオンズ |
9 - 5 |
読売ジャイアンツ
|
10月22日(月) |
移動日
|
10月23日(火) |
第3戦 |
読売ジャイアンツ |
0 - 7 |
西武ライオンズ |
西武ライオンズ球場
|
10月24日(水) |
第4戦 |
読売ジャイアンツ |
3 - 7 |
西武ライオンズ
|
優勝:西武ライオンズ(2年ぶり9回目)
|
個人タイトル
ベストナイン
高校野球
大学野球
社会人野球
メジャーリーグ
韓国プロ野球
できごと
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
- 8月4日 - 大洋の田代富雄が横浜スタジアムでの対中日17回戦の15回裏に代打として登場して安打を打ち、プロ通算1500試合出場を達成[50]。
- 8月5日
- 西武球場での西武対近鉄18回戦で、近鉄の先発・野茂英雄は10三振を奪い、パ・リーグ新記録となる1シーズン13度目の2桁奪三振を記録[51]。西武の清原和博が六回裏に24号本塁打を打ち、プロ通算150本塁打を達成[52]。
- 大洋の新浦壽夫が横浜スタジアムでの対中日18回戦の9回二死から救援登板し、プロ通算500試合登板を達成[53]。
- 8月7日
- 巨人の加藤初が東京ドームでの対大洋21回戦の九回表に遠藤一彦から三振を奪い、プロ通算1500奪三振を達成[54]。
- オリックスの今井雄太郎が前橋球場での対日本ハム17回戦の三回裏途中から救援登板し、プロ通算2000投球回を達成[55]。
- 8月10日 - この日試合予定の東京ドームでの巨人対中日16回戦が台風の影響で中止となる。台風11号の影響で中日ナインが東海道新幹線の名古屋駅から乗車予定だったひかり222号が運休し、この状況を中日側が巨人側に説明し、巨人は14時半に中止を決定[56]。
- 8月13日 - オリックスのオーナーの宮内義彦は、来季より本拠地を神戸(グリーンスタジアム神戸)へ移転すると発表。また愛称名を一般公募することも発表[57]。
- 8月14日 - 広島の佐々岡真司投手が、対中日ドラゴンズ19回戦(広島市民球場開催)において、9回裏に郭源治からサヨナラソロ本塁打を放った。
- 8月15日 - パ・リーグは審判の高木敏昭が依願退職したと発表[58]。
- 8月21日 - 日本ハムの大島康徳が西宮球場での対オリックス19回戦の六回表に中前安打を打ち、プロ通算2000安打を達成[59]。
- 8月22日 - 中日の小松辰雄が明治神宮野球場での対ヤクルト21回戦に先発して6勝目を挙げ、プロ通算100勝を達成[60]。
- 8月23日 - ヤクルトの池山隆寛が神宮球場での対中日22回戦でサイクル安打を達成[61]。
- 8月24日
- 近鉄の野茂英雄がグリーンスタジアム神戸での対オリックス20回戦に先発し、10奪三振を記録してプロ野球新記録となる5試合連続2桁奪三振を達成[62]。
- ロッテの村田兆治が西武球場での対西武16回戦に先発登板し、プロ通算600試合登板を達成。村田はこの試合で完封し8勝目を挙げる[63]。
- 8月27日 - 阪神の監督の中村勝広は甲子園球場での対ヤクルト21回戦の試合後に、ラリー・パリッシュを翌28日の試合から起用せず「事実上の退団と考えてもらっていい」と語る[64]。
- 8月28日 - 阪神の球団代表の高田順弘は、ラリー・パリッシュが左膝の治療のためアメリカに帰国すると発表。今季限りで切れる契約について球団、パリッシュ双方とも再契約の意思がないことを明らかにし、退団も事実上決定[65]。
- 8月30日 - 広島の山崎隆造がナゴヤ球場での対中日24回戦の犠打を決め、プロ通算200犠打を達成[66]。
9月
- 9月1日 - 巨人の川相昌弘が横浜スタジアムでの対大洋17回戦一回表に無死一塁から犠打を決め、シーズン56犠打のプロ野球タイ記録[67]。
- 9月4日 - 巨人の川相昌弘が東京ドームでの対中日21回戦の一回裏に無死一塁から犠打を決め、1シーズン57犠打のプロ野球新記録[68]。
- 9月5日
- オリックスの監督の上田利治が西宮球場での多日本ハム23回戦の試合後に記者会見を行い、今シーズン限りで退任することを表明[69]。
- 甲子園球場での阪神対大洋23回戦で阪神は六回裏に八木裕、高井一、鮎川義文が3者連続で三塁打を打ち、1イニング3者連続三塁打のプロ野球タイ記録[70]。
- 9月7日 - プロ野球実行委員会が都内のホテルで開かれ、ドラフト対象選手の練習生、球団職員としての採用を原則として禁止することを申し合わせる[71]。
- 9月8日 - 広島市民球場での広島対大洋21回戦で広島が大洋に1-3で敗れ、巨人が東京ドームのヤクルト戦に延長10回裏吉村禎章の10号サヨナラ本塁打で勝ち、リーグ優勝達成[72]。
- 9月9日
- オリックス対西武の24回戦が西宮球場で行われオリックスが西武に13-11でサヨナラ勝ちし、オリックスの監督の上田利治が監督通算1000勝を達成[73]。
- 日本ハムの大島康徳が宇都宮清原球場での対近鉄26回戦の六回裏に代打として出場して二塁打を打ち、プロ通算300二塁打を達成[74]。
- 9月11日
- ナゴヤ球場で17時55分頃バックスクリーン右後方左翼寄りの照明灯下の清掃用置場で火災が発生。観客六千人のうち外野席の千人が警備員の誘導で非常口からグラウンドに避難。この影響で同球場での中日対大洋22回戦は18時20分試合開始の予定が23分遅れ、18時43分に試合開始[75]。
- 阪神の猪俣隆が神宮球場での対ヤクルト22回戦の二回表に適時打を放ち、プロ入り80打席目で初安打を記録[76]。
- 9月12日 - 西武の山根和夫が引退を表明[77]。
- 9月22日 - 日本ハムの島田誠が西武球場での対西武22回戦の二回表に適時打を打ち、プロ通算1500安打を達成[78]。
- 9月23日 - 西武対日本ハムの23回戦が西武ライオンズ球場で行われ西武が日本ハムに9-3で勝利し、パ・リーグ優勝を決める[79]。
- 9月25日 - ロッテの村田兆治が東京都内の自宅で今シーズン限りでの現役引退を表明[80]。
- 9月26日 - オリックス対ダイエー24回戦(阪急西宮球場)でダイエーの広永益隆が六回裏に山沖之彦から6号本塁打を打ち、これが日本プロ野球通算6万号ホームランを記録[81]。
- 9月27日 - 近鉄の野茂英雄が西武球場での対西武24回戦に先発し12三振を奪い、1シーズン2桁奪三振20のプロ野球タイ記録[82]。
- 9月28日 - オリックスは神戸市内のホテルで野球評論家の土井正三の監督就任を発表[83]。
10月
- 10月2日 - 西武の鹿取義隆が西武球場での対オリックス26回戦で八回表から登板し、プロ通算500試合登板を達成[84]。
- 10月5日 - オリックスは一般公募していた愛称を「ブルーウェーブ」と決定したと発表[85]。
- 10月6日 - 大洋の加藤博一が現役引退を表明[86]。
- 10月10日 - 近鉄の野茂英雄が西武球場での対西武25回戦に先発し12奪三振を記録し、プロ野球新記録となる年間21度目の2桁奪三振を達成[87]。
- 10月13日
- ロッテの村田兆治が川崎球場での対西武26回戦に先発し5回降雨コールドゲームで勝利投手となり、1949年若林忠志以来2人目となる40歳代での2桁勝利を記録。村田の現役最後の登板となった[88]。また、この試合後に西武の松沼博久とロッテの袴田英利がともに引退を表明[89][90]。
- 大洋の村田辰美が現役引退を表明[91]。
- 10月15日
- オリックスの門田博光が来季からダイエーでプレーすることが決定。オリックスの井箟重慶球団代表は大阪市内のホテルで門田同席で記者会見し、門田を「自由契約にする」と発表[92]。
- ダイエーが新球団社長に田辺寿現球団本部長の就任を発表[93]。
- 10月22日 - 沢村賞の選考が行われ、近鉄の野茂英雄を選出。パ・リーグの選手の選出は初めて[94]。
- 10月24日
- 日本シリーズが西武球場で行われ、西武が巨人を7-3で下し4連勝で2年ぶり日本一を達成。ストレート4連勝(4タテ)は西武としては前身、後の埼玉西武を通じて球団史上初で、シリーズとしては1960年の大洋以来、30年ぶり[95]。
- ヤクルトの一軍打撃コーチの高畠康真が球団社長の相馬和夫と話合い、退団が正式に決定[96]。
- 10月26日
- 10月30日 - 正力松太郎賞の選考が都内のホテルで開かれ、西武の監督の森祇晶を選出。森の受賞は1986年以来2度目[99]。
11月
12月
誕生
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
死去
出典
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