BE TOGETHER『BE TOGETHER』(ビー・トゥゲザー)は、小室みつ子が作詞、小室哲哉が作曲した楽曲。TM NETWORKの1987年(昭和62年)発表のアルバム『humansystem」に収録され、1999年(平成11年)にシングル『Get Wild』(再発盤)のカップリング曲としてシングルカットされた。 1999年(平成11年)に、日本の女性歌手である、鈴木あみの7枚目のシングルの表題曲としてカバーされた。 TM NETWORK
制作BOØWYの4枚目のシングル「B・BLUE」に対抗して作った楽曲で、こういう曲がないとBOØWYみたいな勢いのあるバンドに敵わないだろうと小室哲哉は思ったという[1]。 録音ギターはB'zの松本孝弘が演奏しており、ソロの演奏は難しいのではないかと小室はインタビューに答えている[1]。 ドラムはレベッカの小田原豊が叩いている。小田原のドラムには、海外でパンクシーンからポリス的なものが生まれてきたような、スピード感があると小室哲哉は評している[1]。 バージョンリプロダクション・アルバム『DRESS』ではJonathan Eliasによってリミックスされ、原曲バージョンにはなかった冒頭の台詞が付加されている(その台詞部分は原曲版のボーカルトラックにもあったが、ミックスの段階でカットされたもの)。「DRESS」バージョンは松本孝弘のギターソロはサックスに置き換えられている。 ライブ・アルバム「COLOSSEUM II」ではアルバム1曲目に収録されている。ライブツアー『KISS JAPAN DANCING DYNA-MIX TM NETWORK ARENA TOUR』からの音源である。このバージョンはイントロがサビから始まっている。静かなイントロで始まる原曲バージョン、DRESSバージョンとは対照的である。 ライブで度々演奏をされており、原曲バージョン基調でDRESSバージョンでの冒頭の台詞が加わったアレンジで披露されることが多い(CAMP FANKS'89, LAST GROOVEなど)。 『RHYTHEM RED TOUR』の際にも旧TM NETWORK曲としては珍しく演奏をされたが小室哲哉によりドラム・ソロが追加され、長時間演奏となってしまった。結果映像などには収録されていない。 2014年にリリースされたセルフリプロダクト・アルバム『DRESS2』では2014バージョンとして収録されボーカルも新規に録り直されている。 このように1994年のTMN「終了」前のセレクション・アルバム2枚に収録されており、後記の鈴木あみ版のシングルがリリースされる1999年より前から、TM NETWORKのファンの間では知られた定番曲であった。 その他『WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX』でリマスタリングされたアルバム『DRESS』収録のこの曲のアウトロの部分が音飛びするというCD製造上の不良が発覚している。これについては無償での交換対応がされた。 鈴木あみのカバー
リリース1999年(平成11年)7月14日に、TRUE KiSS DiSCより、マキシシングルとアナログ盤の2形態でリリースされた。アナログ盤には前作「Don't leave me behind」のリミックスが収録された。 バージョンアルバム『infinity eighteen vol. 1』には小室哲哉によってアレンジし直された「BE TOGETHER (Shadow Dancing Mix)」が収録されている。 2007年(平成19年)にリリースシングル「FREE FREE/SUPER MUSIC MAKER」の後に、中田ヤスタカがエレクトロサウンドで新アレンジバージョンを制作した。ライブでのみ披露しており、CD等には現在未収録。 テレビ番組での披露1999年の『第50回NHK紅白歌合戦』で、表題曲が披露された[2]。 記録自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得し、自身最高の初動売上枚数を記録。オリコン集計での累計売り上げは80万枚を超え、自身最大のヒット曲である。当時最大のライバルといわれていた浜崎あゆみのシングル「Boys & Girls」と同時発売になり話題に。オリコンシングルチャートでは、このシングルが初登場1位、浜崎のシングルは2位となった。しかし、翌週逆転し2位となった。 テレビ東京系で放送された『ASAYAN』では、モーニング娘。の「ふるさと」との同時発売ランキング対決が企画され、結果は「ふるさと」がオリコン初登場5位、「BE TOGETHER」がオリコン初登場1位となり勝負に勝った[3]。 収録曲CDシングル
アナログ
カバー
脚注注釈出典
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