Bellator MMA
Bellator MMA(ベラトール・エムエムエー)は、Professional Fighters League傘下のアメリカ合衆国の総合格闘技団体。Bellatorはラテン語で「戦士」という意味[1]。 歴史2008年9月に創立者であるビヨン・レブニーによってカリフォルニア州サンタモニカで創立される[2][3]。レブニー在任時代には、毎シーズンごとに行う、優勝者が各階級の王者への挑戦権と賞金10万ドルを獲得できる、8人または4人参加のトーナメントを特徴としていた。 バイアコムによる買収2011年10月、「バイアコム」がBellatorの株式を過半数取得し買収[4]。 2013年1月17日、Spikeでの放送開始に伴い、団体名称を「Bellator Fighting Championship」から「Bellator MMA」に改称した[5]。 2014年5月17日、初のPPV大会Bellator 120を開催した。 2014年6月18日、バイアコムならびにSpikeによって、創立者であるビヨン・レブニーのCEO解任および元Strikeforce代表のスコット・コーカーの新CEO就任が発表された[6]。 2014年9月17日、バイアコムの副社長ジェイソン・ジョーダンが最高経営執行者に就任した[7]。 2018年6月26日、DAZNと配信契約を締結したことが発表された。 2019年8月、親会社のバイアコムがCBSコーポレーションを合併統合し「バイアコムCBS(現:パラマウント・グローバル)」となった。これに伴い2020年からCBS Sports Networkでの放送を開始。 2021年2月9日、Showtimeでの放送開始が発表された。同年4月2日のBellator 255から公式ランキングが制定された。 PFLによる買収2023年10月、Showtimeの親会社でもあるパラマウント・グローバルがShowtimeのスポーツ部門であるShowtime Sportsの閉鎖を決め、Showtimeで放送しているボクシングとBellatorから2023年末で撤退することを発表した。 2023年11月20日、総合格闘技団体「PFL」がBellatorを買収したことが発表された[8]。売却はされたものの、「ベラトール・インターナショナル・チャンピオンシリーズ」の名で大会は行われ[9]、パラマウント・グローバルはBellatorの株を保持し、少数株主として引き続きBellatorに携わる[10][11]。 2024年2月にはサウジアラビアにてPFLとの対抗戦が行われ、ベラトールの5勝1敗となった[12]。しかし、9月以降ベラトールとしての大会は行われなくなり、10月以降に予定されていた大会も次々消滅[13]。中には日本での大晦日大会もあった[14]。 2024年11月20日、PFLとドバイ経済観光省・ドバイ・スポーツカウンシルの間で複数年のパートナーシップを結んだことを受け、PFL以外の大会が『ROAD TO DUBAI』として共同ブランド化。これに伴い、大会名としてのベラトールの名は事実上消滅した[15]。 ルール試合ルールはNJSACB制定のユニファイドルールに準拠している。試合場は円形のケージを採用している。ビヨン・レブニーCEO在任時に行っていたトーナメントでは、カットを防ぐために決勝戦以外では頭部・顔面への肘打ちが禁止となっていた。 階級・王座→王座の変遷については「Bellator MMA王者一覧」を参照
男子
女子
ランキング→詳細は「Bellator MMAランキング」を参照
開催履歴→詳細は「Bellator MMAの大会一覧」を参照
放送局
日本におけるBellator2010年6月10日に行われたBellator 21に日本人選手として初めて藤井惠が出場した。藤井はBellator 24から31にかけて行われた女子115ポンド級トーナメントにも出場し、準優勝に輝いた[17]。 以降Bellatorには日本人選手が継続的に参戦していたが、代表のスコット・コーカーとRIZINの榊原信行CEOが旧知の仲であったことでRIZINとのクロスプロモーションが積極的に行われるようになり、2018年12月31日に日本で開催されたRIZIN.14にBellator世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェルが出場して堀口恭司とRIZIN初代バンタム級王座決定戦で対戦した。 2019年6月14日、アメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されたBellator 222で行われたBellator世界バンタム級タイトルマッチで、堀口恭司が王者ダリオン・コールドウェルに挑戦し判定勝ちを収め、日本人初のBellator世界王者となった[18]。同年にRIZINで開催されたRIZINライト級ワールドグランプリに、Bellatorからパトリッキー・フレイレが出場した。同年12月29日にはBellator初の日本大会としてBELLATOR JAPANをRIZINと共同開催し、同大会と12月31日開催のRIZIN.20において、RIZINとの対抗戦を行った。 2022年12月31日、RIZIN.40において両団体の現王者と王者経験者同士の5対5の全面対抗戦を行った[19]。 日本大会2019年12月29日、初の日本大会BELLATOR JAPANをRIZINと共同開催した[20]。2023年7月30日、超RIZIN.2をRIZINと共同開催した。 日本での放送Bellator 271まではDAZNやYouTubeなどで放送されていたが、2021年12月3日に開催されたBellator 272: Pettis vs. Horiguchi以降はパラマウント・グローバルと日本における独占ライセンス契約を締結しているU-NEXTで放送されている[21][22][23]。解説者は、川尻達也、水垣偉弥、金原正徳、実況は、フリーアナウンサーの市川勝也、中野玄が担当している。 脚注
外部リンク
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