『GO TO THE TOP』(ゴー・トゥー・ザ・トップ)は、1995年9月27日に発売されたhitomiの1枚目のアルバム。
概要
- 音楽プロデューサーは小室哲哉。hitomi自身もアルバムのエグゼクティブ・プロデューサー(小室と共作)であり、全楽曲の作詞を手掛ける。
- オリコン初のTOP5入り、最高3位を記録。
- 特に記載はないが、シングルに収録されたカップリングを含む6曲は全曲アルバム・ヴァージョンで収録、中にはシングル・ヴァージョンより大幅に尺が伸びている楽曲もある。
- hitomiの出したアルバム全体のテーマは「方法論に捕らわれず、ありのままの自分を出したい。何も考えないで自分の内面に入り込み、心の芯から何かが言えたら最高です」「もしかしたら、自分らしい表現の仕方って、ナルシストということかもしれない」としている[1]。
- 同名のリードシングルとアルバムの為に書き下ろされた楽曲は、曲が出来上がった後に歌詞を書いた[1]。
仕様
- 初回盤
- ハード・カバー・デジパック、カラーレーベル(青色の盤面)
- 通常盤
- スリーブ・ケース、カラーレーベル(オレンジ色の盤面)
どちらもカラー・ブックレット付(初回盤はデジパックに貼付)
収録曲
- 全曲詞:hitomi / 作曲:小室哲哉 (1,2,4,5,7,9) / 作曲:久保こーじ (6.8,10)
- ※印:アルバム・ヴァージョンで収録
- GO TO THE TOP※
- 編曲:小室哲哉・久保こーじ
- 4thシングル。テレビ朝日ドラマ『カケオチのススメ』主題歌。
- PLEASURE※
- 編曲:小室哲哉・久保こーじ
- 1stシングル・カップリング。
- YOU DIRTY BASTARD
- 作曲・編曲:GET OFF
- hitomiは30分で歌詞を書き上げた[1]。
- 「媚びてる女の子に対して『バカヤロー』と思いながら、男の子に『騙されちゃだめだよ』と言いたい」「女の子が男の子を貶す歌」をテーマにした。hitomiはこのテーマを「自分の得意な所」と称している[1]。
- TOKYOのど真んなかBUSの中で※
- 作曲・No! Galers with 小室哲哉
- 編曲:No! Galers
- 2ndシングル・カップリング。
- WE ARE "LONELY GIRL"※
- 編曲:久保こーじ
- 2ndシングル。NTTドコモ「ベルミー」CFソング。
- Never Forget The Days
- 編曲:久保こーじ
- 歌詞は「自分の弱さを認めるよ。でも、自分は自分を守るよ」「強さを身に付けて、空を見上げながら、物事をクリアにして、これからもやっていこうよ」をテーマにしている[1]。
- CANDY GIRL※
- 編曲:小室哲哉・久保こーじ
- 3rdシングル。コダック「スナップキッズ」CFソング。
- fact
- 編曲:久保こーじ
- 歌詞は「何も考えず女の子ばっかり追いかけて、快楽だけを求めている野郎共、ナメんなよ」「若い内に人とは違う何かを身に付けないと、あっという間に歳とって人と同じに見えちゃうよ」をテーマにしている[1]。
- Let's Play Winter※
- 編曲:小室哲哉・久保こーじ
- デビューシングル。日本テレビ『アクション! SNOW BOARD』エンディング・テーマ
- Maybe failing now…
- 編曲:久保こーじ
- 歌詞は「たとえ失敗して、100が0になっても、恐れることは無い!そういう時は素直にそれを認めて泣いちゃおう。そこからまた何かを始められるはずだ」をテーマにしている[1]。
参加ミュージシャン
脚注
- ^ a b c d e f g 角川書店刊『月刊カドカワ』1995年11月号「月カド・スピリット hitomi ファーストアルバム『GO TO THE TOP』全曲解説」pp.214-219より。