PUCK『PUCK』(パック)は、ウィリアム・シェイクスピアの『真夏の夜の夢』をもとに、小池修一郎[1][2]が作・演出を担当した宝塚歌劇団のミュージカル作品。主題歌の「ミッドサマー・イブ」を松任谷由実が提供した。 2014年には、宝塚歌劇100周年記念の第8弾として再演(東京宝塚劇場では100周年記念最後の公演)。 上演記録
主な登場人物
あらすじイングランドの貴族グレイヴィル家が所有するストーン・ステージでは毎年ミッドサマー(夏至)前夜に「ミッドサマー・イヴ・コンサート」が開催され、毎年たくさんの人々が集まっていた。 ホテル王の息子ダニーと貴族の子息ラリーは、グレイヴィル家の孫娘であるハーミアに恋をしている。一方、ハーミアのいとこのヘレンはダニーに恋しているが、ハーミアに夢中なダニーはヘレンには見向きもしない。 コンサートが行われている最中に、突然ストーン・ステージの上で妖精・パックが生まれる。 妖精王オーベロンから妖精が見える「セカンド・サイト」を持った人間に見つからないようにと忠告されるが、パックは好奇心から人間界に観察に出かけ、そこでセカンド・サイトを持つハーミアにみつかってしまう。そして、パックはハーミアと出会い恋に落ちてしまう。 それから9年後、パックは再びハーミアの前に姿を現すが、大人になったハーミアは、セカンド・サイトの力をなくしてしまい、パックの姿は見えなくなってしまう。 パックはそのことにショックを受けるが、ハーミアはパックが見えなくてもパックの存在を感じていることに気付く。お互い想い合っていることをしり喜ぶパックだったが、人間を愛してしまったことがオーベロンの怒りを買ってしまい、罰として声を取り上げられ、ある試練を与えられ、人間界に落とされてしまう。 一方、貴族の名門のグレイヴィル家も長年の借金から、毎年のコンサートの開催はおろか、所有する森や屋敷も手放す間際まで来ていた。多額の負債を肩代わりするために、ホテル王となったダニエルはグレイヴィル家にある提案をもちかける。しかし、その提案には裏があった…。 人間界に落とされたパックは、試練を乗り越えられるのか? パックとハーミアとの仲はどうなるのか? スタッフ1992年※氏名の後ろに「宝塚[1]」「東京[2]」の文字がなければ両劇場共通。
2014年※氏名の後ろに「宝塚[6]」「東京[7]」の文字がなければ両劇場共通。
主な配役※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。不明点は?とする。
主な楽曲(松任谷が『Misty China Town』という楽曲としてセルフカバーし、1992年の松任谷のオリジナルアルバム『TEARS AND REASONS』に収録された。)
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク |