美弥 るりか(みや るりか、9月12日[1] - )は、日本の女優・歌手。元宝塚歌劇団月組2番手スター[2]。
茨城県古河市[3]、桜丘女子高等学校出身[3]。身長168cm[3]。血液型O型[1]。愛称は「るりか」、「るり」、「みやちゃん」[3]。
来歴
2001年、宝塚音楽学校入学。
2003年、宝塚歌劇団に89期生として入団。入団時の成績は4番。月組公演「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」で初舞台。その後、星組に配属[5]。
2010年の「ハプスブルクの宝剣」で新人公演初主演。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった。
2012年4月1日付で月組へと組替え[7]。
2014年の「THE KINGDOM」(日本青年館・ドラマシティ公演)で、凪七瑠海と東上公演ダブル主演[5]。
2016年、珠城りょうの月組トップスター就任に伴い、新生月組の2番手に昇格[2][8]。
2017年の「瑠璃色の刻」(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター公演)で、東上公演単独初主演[1][9]。
2019年の「Anna Karenina」でバウホール公演初主演[1][5]。自身が星組時代に出演した作品の再演で、主役ヴィロンスキーを演じる[10]。同年6月9日、珠城りょう・美園さくらトップコンビ大劇場お披露目となる「夢現無双/クルンテープ」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[2][8]。退団公演では2番手としては異例となるサヨナラショーが行われた[8]。
退団後は独自の個性を生かし、舞台・ファッション・ビューティーなど様々なフィールドで活動している[1]。
人物
幼少期は神奈川県藤沢市で過ごし、3歳の時に父親の出身地である茨城県古河市に引っ越す[11]。
4歳からピアノを習い始めるが、じっとしていることが苦手だった[11]。活発で落ち着きがなかったので、母から身体を動かす習い事を勧められ、6歳からジャズダンスを習い始める[11]。学校では学級委員や生徒会の役員を進んでやったり、教師に頼んでラクロス部を発足させるなど積極的な子供だった[12]。
小学3年生の時に、TVで放送されていた月組公演「川霧の橋/ル・ポアゾン 愛の媚薬」を観て、ショーの涼風真世の妖艶さに魅了され、宝塚の男役になりたいと思うようになった[11]。初めて観劇したのは月組公演「PUCK/メモリーズ・オブ・ユー」で、涼風のファンとなり、東京宝塚劇場で観劇する際は楽屋の入り出待ちをしていた[11]。
小学4年生から、宝塚を目指すためにクラシックバレエを習い始める[11]。6年生から群馬にあるバレエ教室に通い始め、バレエに熱中する[11]。中学1年生の時に初めて出場したバレエのコンクールで「ドン・キホーテ」のキトリを踊り入賞した[13]。夏休みに短期でフランスにバレエ留学したことがある[11]。
都内の高校に進学し、1年生の時に、バレエに熱中して以来しばらく遠ざかっていた宝塚の雪組公演「再会/ノバ・ボサ・ノバ」を1000days劇場で観劇し、改めて宝塚に入りたいと思うようになる[11]。それまで通っていた群馬のバレエ教室を辞め、宝塚受験スクールに通い始める[11]。
高校1年生の終わりに音楽学校を受験した[11]。自分では不合格だと思っていたので、合格発表の時はテレビカメラに映らないように顔をマスクで隠し、周囲のほとぼりが冷めた頃に結果を見に行ったところ、合格していた[11][12]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
初舞台
星組時代
- 2003年7 - 11月、『王家に捧ぐ歌』
- 2004年2 - 6月、『1914/愛』『タカラヅカ絢爛』
- 2004年10 - 12月、『花舞う長安』『ロマンチカ宝塚'04』
- 2005年3月、『それでも船は行く』(バウホール)
- 2005年5 - 8月、『長崎しぐれ坂』 - 新人公演:石浜(本役:綺華れい)『ソウル・オブ・シバ!!』
- 2005年9 - 10月、『龍星(りゅうせい)-闇を裂き天(あま)翔けよ。朕(ちん)は、皇帝なり-』(ドラマシティ・日本青年館)
- 2006年1 - 4月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - 新人公演:アラン(本役:柚希礼音/綺華れい)
- 2006年5月、『Young Bloods!!-Twinkle Twinkle Star-』(バウホール) - ルーカ
- 2006年8 - 11月、『愛するには短すぎる』 - 新人公演:ビリー(本役:綺華れい)『ネオ・ダンディズム!』
- 2006年12 - 2007年1月、『ヘイズ・コード』(ドラマシティ・日本青年館) - キッド・ディボス
- 2007年3 - 7月、『さくら』『シークレット・ハンター』 - 新人公演:クリス(本役:綺華れい)
- 2007年8月、『シークレット・ハンター』『ネオ・ダンディズム!II』(博多座)
- 2007年11 - 2008年2月、『エル・アルコン-鷹-』 - 副官、新人公演:マスターズ(本役:彩海早矢)『レビュー・オルキス-蘭の星-』
- 2008年4 - 5月、『ANNA KARENINA(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - アレクセイ・カレーニン
- 2008年6 - 10月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - 新人公演:アントニー・デュハースト(本役:立樹遥)
- 2008年11月、『ブエノスアイレスの風』(日本青年館・バウホール) - ブローカー
- 2009年2 - 4月、『My dear New Orleans(マイ ディア ニュー オリンズ)』 - ピート、新人公演:レオナード・デュアン(レニー)(本役:柚希礼音)『ア ビヤント』
- 2009年6 - 9月、『太王四神記 Ver.II』 - スジニ、新人公演:カクダン(本役:蒼乃夕妃)
- 2009年10 - 11月、『コインブラ物語』(ドラマシティ・日本青年館) - フェルナンド
- 2010年1 - 3月、『ハプスブルクの宝剣』 - アムシェル・モシェ、新人公演:エリヤーフー・ロートシルト/エドゥアルト・フォン・オーソヴィル(本役:柚希礼音)『BOLERO』 新人公演初主演[5]
- 2010年5月、『リラの壁の囚人たち』(バウホール・日本青年館) - ギュンター・ハイマン
- 2010年8月、『摩天楼狂詩曲(ニューヨークラプソディー)〜君に歌う愛〜』(バウホール) - アイス・クレマン[注釈 1]/エディー・スタンレー[注釈 1]
- 2010年10 - 12月、『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』 - イーサン
- 2011年1 - 2月、『メイちゃんの執事』(バウホール・日本青年館) - 柴田剣人
- 2011年4 - 7月、『ノバ・ボサ・ノバ』 - ボールソ『めぐり会いは再び』 - アジス・ル・カイン
- 2011年8 - 9月、『ノバ・ボサ・ノバ』 - ボールソ[注釈 1]/マール[注釈 1]『めぐり会いは再び』 - アジス・ル・カイン(博多座・中日劇場)[注釈 2]
- 2011年11 - 2012年2月、『オーシャンズ11』 - リビングストン・デル
- 2012年3月、『天使のはしご』(日本青年館・バウホール) - ビングリー
月組時代
出演イベント
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2011年4月、『ノバ・ボサ・ノバ』前夜祭
- 2011年9月、涼紫央ディナーショー『0〜LOVE〜』[15]
- 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
- 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年1 - 2月、紅ゆずるディナーショー『STELLA ROSSA〜フリーダムに ランダムに〜』[16]
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[17]
- 2017年10月、美弥るりかディナーショー『Razzle』 主演[18]
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー』
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年4月、美弥るりかディナーショー『Flame of Love』 主演[19]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
舞台
ライブ・コンサート
- Rurika Miya 1st Live(2019年8・10月、舞浜アンフィシアター)[36][37]
イベント
- Christmas Dinner Show some…//(2020年12月、東京會舘)[注釈 7][38]
ネット配信
- MIYA COLLECTION Special Time『ミヤコレからの贈り物』
- Vol.1(2020年7月、Streaming+)[39]
- Vol.2(2020年9月、Streaming+)[40]
- Vol.3(2020年11月、Streaming+)[41]
- Birthday Party 2020 Talk & Live~時空を超えて一緒にJUMPする?~(2020年9月、PIA LIVE STREAM)[42]
写真集
- Rurika is(2020年9月、扶桑社)[43]
- 20周年記念 写真集『REFURBISH』(2024年2月、honto)[44]
出演
テレビ番組
CM・広告
受賞歴
脚注
注釈
- ^ a b c d 壱城あずさと役替わり。
- ^ 体調不良のため8/20〜23は休演。マール代役は壱城あずさが、アジス代役は大輝真琴が務めた。
- ^ 1/7〜13のみ。
- ^ a b 凪七瑠海と役替わり。
- ^ 体調不良のため9/22〜26は休演。代役は月城かなとが務めた。
- ^ 梅澤美波とWキャスト。
- ^ ViSUALIVEでの配信あり
出典
参考文献
外部リンク
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宝塚歌劇団の宝塚・東京公演は本公演のみ(役替わり・新人公演は載せていない) |
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宝塚版は本公演のみ(新人公演は載せていない) |