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SUPERCAR

SUPERCAR
出身地 日本の旗 日本青森県八戸市十和田市
ジャンル
活動期間
  • 1995年 - 2005年
レーベル
公式サイト スーパーカー - SonyMusic
旧メンバー
SUPERCAR
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年9月9日-
ジャンル 音楽
登録者数 1.43万人
総再生回数 722,797回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年2月28日時点。
テンプレートを表示

SUPERCAR(スーパーカー)は、日本ロックバンド。活動期間は1995年 - 2005年。

メンバー

ボーカルギター作曲、シンセサイザー担当。青森県十和田市出身。愛称は「ナカコー」。バンド時代からNYANTORA名義でソロ活動を始め、解散後は、「iLL」として活動開始。

ギター、作詞担当。青森県十和田市出身。愛称は「ジュンジ」。初期は本名の石渡淳治名義で活動していた(作詞時も同名義を使用していた)。

解散後は音楽プロデューサー作詞家として活動しており、チャットモンチー9mm Parabellum BulletサウンドプロデューサーNONA REEVESSUEMITSU & THE SUEMITHなどの作詞提供、『ROCKIN'ON JAPAN』(ロッキング・オン)での連載などを手掛けている。

ベース、ボーカル担当。青森県八戸市出身。初期は本名の古川美季名義で活動していた。愛称は「ミキちゃん」。解散後はソロ活動を開始。2011年に再び中村と組み「LAMA」結成。

ドラムス担当。青森県十和田市出身。愛称は「コウダイ」。解散後はaM™[aem]として活動し、他アーティストのプログラミング、プロデュース、グランツーリスモ5グランツーリスモ6への楽曲提供等も行っていた。音楽活動を継続しつつ、2014年より青森県十和田市で一般職に就いている。

来歴

1995年、当時八戸市で寮生活を送っていた石渡が同市内の「楽器の文明堂」(既に閉店)に貼られていたバンドメンバー募集の張り紙に興味を持ち、そのバンドに連絡を取る。しかし一向に動きがみられなかったため、石渡が小学校時代からの幼馴染の中村と中学時代に野球部でバッテリーを組んでいた田沢を誘い、そこに張り紙を貼ったバンドのメンバーだった古川を逆に招く形で結成。バンド名は石渡が命名した[1]

同年の夏に初めて曲を作り、地元の「ビートルズマニアのおじさん」の家で5曲ほど録音したデモテープを秋にソニー・ミュージックのオーディションに応募したところすぐに返事が来る[2]。しかしデビュー契約ではなくスタジオ代を応援する旨の契約だった(いわゆる育成期間)。確実にプロになれる保証もなかったためメンバーは進路についてかなり悩んだが、ほとんどが進学や仕事を辞め音楽に専念する道を選ぶ。石渡は高専に通っていたため、彼のみ学校に通いながらバンド活動をしていた[1]。石渡がなぜ自分たちを通してくれたのかソニーの新人開発担当に聞いたところ、「字がきれいだったから」と言われたという。

1年間の育成期間を経て1997年4月にレコーディングを始め、同年9月21日にエピックレコードジャパン内のレーベル兼事務所「dohb discs」(ドーブ・ディスクス)からシングル「cream soda」でデビュー。デビューするまでライブ経験は無かった。同時期に登場したナンバーガール中村一義くるりらとともに「'97の世代」と呼ばれ、新世代のオルタナティヴ・ロックバンドとして注目される。翌1998年3月に石渡が高専を卒業し、4月1日に初のアルバム『スリーアウトチェンジ』をリリース。初動の売り上げは10万枚程度だったものの、長期に渡って売り上げを伸ばし実売は20万枚弱になる。この頃には当時勢いのあったバンド、TRICERATOPSなどと一緒に「スニーカー系」と呼ばれた。

デビュー当初はディレクターとメンバー4人でチームを作ってバンドの運営を行っており、ミュージックビデオ制作もそのチームで行っていた。またいわゆる「地元在住ミュージシャン」のはしりでもあり、レコーディングやプロモーションの際に上京するというスタイルで活動していた。東京ではホテル生活だったが、滞在期間を短くするために過密なスケジュールを組んでいたため、長い時には40連泊したこともあったという[1]。1999年の正月に上京。

2000年に発表された3作目のアルバム『Futurama』からはエレクトロニカを取り入れるようになる。これについて中村は具体的にROVOコーネリアスからの影響を挙げている。シングル「YUMEGIWA LAST BOY」には、エレクトロニカ、エレクトロサウンドを得意とするプロデューサー砂原良徳を起用。その次のシングル「AOHARU YOUTH」、アルバム『HIGHVISION』『ANSWER』には益子樹(ROVO、DUB SQUAD、ASLNなど)をプロデューサーに起用している。サウンドとリンクするように彼らは映像面でも田名綱敬一、宇川直宏などといった映像作家とのコラボレーションも行った。

2005年2月26日にSTUDIO COASTにて行われたラストライブをもって解散。解散理由は公表されていないが、後日雑誌インタビューで石渡は、活動後半からエレクトロサウンドに特化され始め詞より曲派の中村・古川と、詞を大切にしたい石渡とで方向性にズレが生じ始めたと語っている。

解散後

2011年、中村の監修による過去の音源の再構築アルバム『RE:SUPERCAR -redesigned by nakamura koji-』、後に『RE:SUPERCAR 2-redesigned by nakamura koji-』をリリース。

2017年9月21日のデビュー20周年を記念し、オリジナルアルバム5作がアナログ化され順次リリースされた。さらに2018年4月には初のオールタイム・ベストアルバム『PERMAFROST』がリリースされた。

2022年、公式YouTubeチャンネルが開設され、これまでのMVを順次公開している。

作品

シングル

  タイトル 発売日 規格品番
1st cream soda 1997年9月21日 ESCB-3220
2nd Lucky 1997年12月12日 ESCB-3222
3rd PLANET 1998年3月1日 ESCB-3225
4th DRIVE 1998年5月21日 ESCB-3227
5th Sunday People 1998年9月30日 ESCB-3229
6th My Girl 1999年2月3日 ESCB-3236
7th Love Forever 1999年5月12日 ESCB-3238
8th FAIRWAY 2000年2月2日 ESCB-3246
9th WHITE SURF style 5. 2000年10月12日 KSC2-350
10th Strobolights 2001年5月23日 KSC2-383
11th YUMEGIWA LAST BOY 2001年11月21日 KSCL-419
12th AOHARU YOUTH 2002年2月6日 KSCL-435
13th RECREATION 2003年2月14日 KSCL-496
14th BGM 2003年11月19日 KSCL-630:CCCD
KSCL-962:CD
15th LAST SCENE 2004年1月28日 KSCL-640:CCCD
KSCL-965:CD
16th WONDER WORD ep 2004年4月28日 KSCL-684:CCCD
リミックスシングル
1st RECREATION REMIX 2003年5月2日 KSCL-544
KSCL-956
12inchシングル
1st YUMEGIWA LAST BOY/AOHARU YOUTH 2002年2月22日 SYUM-218 <収録曲>

<SIDE A>

01. YUMEGIWA LAST BOY

02. Strobolights Remix (Remixed by Y. Sunahara)

<SIDE B>

01. AOHARU YOUTH

02. Strobolights Remix (Remixed by DUB SQUAD)

アルバム

  タイトル 発売日 規格品番
1st スリーアウトチェンジ 1998年4月1日 (CD)

2017年10月25日 (LP)

ESCB-3226:CD

MHJL-23:LP

2nd JUMP UP 1999年2月10日 (CD)

2017年12月20日 (LP)

ESCB-3237:CD

MHJL-29:LP

3rd Futurama 2000年11月22日 (CD)

2017年12月20日 (LP)

KSC2-362:CD

MHJL-30:LP

4th HIGHVISION 2002年4月24日 (CD)

2018年3月28日 (LP)

KSCL-450:CD

MHJL-32:LP

5th ANSWER 2004年2月25日 (CCCD)

2004年4月28日 (LP)
2005年7月27日 (CD)

2018年3月28日 (再発LP)

KSCL-648:初回生産限定盤CCCD
KSCL-649:通常盤CCCD

SYUM-2623:LP
KSCL-853:CD

MHJL-33:再発LP

企画盤

タイトル 発売日 規格品番 収録曲 備考
OOKeah!! 1999年5月15日 (LP)

1999年8月21日 (CD)

SYUM-0102:LP

ESCB-3243:CD

  1. OOKeah!!
  2. Sun Rider
  3. Jet Bee Town
  4. SATORI
  5. Flicker
  6. Summer Tune
  7. Desperado
  8. Light Up
  9. Dive
  10. MIAMI BEACH
OOYeah!! 1999年8月21日 (CD)

1999年9月10日 (LP)

ESCB-3244:CD

SYUM-0121:LP

  1. OOYeah!!
  2. BE
  3. MOTORBIKE
  4. Let's Go Party!!
  5. Noman
  6. Freshman Head (number 2)
  7. IONADISCO
  8. ONE
  9. Life Goes On
  10. HeLP
LIFE IN TOKYO DOHB 1997~2000 2000年6月28日 KSJ2-6040 完全生産限定盤 8EP+3LP

dohb discs時代にリリースした全シングル・オリジナルアルバムをアナログ化したボックス・セット。

スリーアウトチェンジ 10th Anniversary Edition 2007年4月4日 KSCL-1134
RE:SUPERCAR 1 -redesigned by nakamura koji- 2011年4月20日 KSCL-1755:初回生産限定盤
KSCL-1757:通常盤
  1. Walk Slowly
  2. Sun Rider
  3. I Need The Sun
  4. Drive
  5. Dive
  6. 333
  7. OOYeah
  8. Pink Rock
  9. Jump
  10. Lucky
  11. Wonderful World
  12. ONE
  13. Low Down
  14. Trip Sky
  15. Cream Soda
iLLのナカコーによる新たなアレンジ構成で作成されたコンセプトアルバム。
RE:SUPERCAR 2 -redesigned by nakamura koji- 2011年6月15日 KSCL-1790:初回生産限定盤
KSCL-1792:通常盤
  1. Strobolights
  2. JUSTICE BLACK
  3. Everybody On News
  4. WARNING BELL
  5. ROLLIN' ROLLIN'
  6. Flava
  7. Star Fall
  8. SHIBUYA Morning
  9. AOHARU YOUTH
  10. Free Your Soul
  11. SUNSHINE FAIRYLAND
  12. THE WORLD IS NAKED
  13. YUMEGIWA LAST BOY
  14. LAST SCENE
  15. Blue Subrhyme

ベストアルバム

  タイトル 発売日 規格品番 備考
1st 16/50 1997〜1999 2003年2月14日 KSCL-508 ファンの投票によって構成されたベスト盤。
2nd A 2005年3月24日 KSCL-765 シングル曲のA面曲を集めたベスト盤。リミックスシングルは未収録。
3rd B 2005年3月24日 KSCL-766 シングル曲のB面曲を集めたベスト盤。
4th PERMAFROST 2018年4月25日 KSCL-30036:初回生産限定盤

KSCL-30038:通常盤

デビュー20周年を記念したオールタイム・ベストアルバム。

映像作品

  タイトル 発売日 規格品番
1st P.V.D 1999年11月3日
2002年11月20日
ESVU-518:VHS
KSBL-5744:DVD
2nd P.V.D2 2002年11月20日 KSVL-5062:VHS
KSBL-5742:DVD
3rd HIGH BOOSTER+U.N VJ Works 2002年11月19日 KSBL-5752:DVD
4th LAST LIVE 完全版 2005年6月29日 KSBL-5810:DVD
5th P.V.D COMPLETE 10th Anniversary Edition 2007年4月4日 KSBL-5844:DVD

参加作品

タイトル 発売日 規格品番 収録曲
RESPECTABLE ROOSTERS a tribute to the roosters 1999年4月10日 COCP-50061 9. Case Of Insanity
Fine Time A Tribute to NEW WAVE 2004年2月25日 KSCL-646 Disc 2-5. Searching For Mr.Right
FILM BEAT #1 2004年9月22日 VICL-61505 4.YUMEGIWA LAST BOY
Ki/oon Records Overseas Compilation 2005年4月27日 KSCL-815
KSCL-817
6.Recreation
グッド・モーニング 2008年05月21日 MHCL-1298 11.YUMEGIWA LAST BOY
ソラニン songbook 2010年04月21日 KSCL-1576 7.Lucky
SPIRITS 30 ビッグコミックスピリッツ創刊30周年記念 TV & Movie テーマソング集 2010年05月26日 BVCL-97 DISC2-2.YUMEGIWA LAST BOY

タイアップ一覧

使用年 曲名 タイアップ
1997年 Lucky NHK-FMミュージック・スクエア』1997年12月・1998年1月度オープニングテーマ
1998年 DRIVE テレビ朝日系『少年少女B』エンディングテーマ
1999年 My Girl NHK-FM『ミュージック・スクエア』1999年2月・3月度オープニングテーマ
Flicker ミノルタ「VECTIS2000」CMソング[注 1]
2001年 Strobolights NECVALUESTAR」CMソング
YUMEGIWA LAST BOY テレビ東京系JAPAN COUNTDOWN』2001年12月度エンディングテーマ
2002年 AOHARU YOUTH テレビ東京系『麻布コネクション』2002年2・3月エンディングテーマ
テレビ東京系『JAPAN COUNTDOWN』2002年2月オープニングテーマ
Strobolights NEC「LaVie C」CMソング
アスミック・エース配給映画『ピンポン』挿入歌
YUMEGIWA LAST BOY アスミック・エース配給映画『ピンポン』主題歌
Free Your Soul アスミック・エース配給映画『ピンポン』挿入歌
Changes
Baby Once More
2003年 RECREATION REMIX mixed by Satoshi Tomiie 資生堂ANESSA」CMソング
HIRAMEKI INSPIRATION トヨタネッツ店」CMソング
2005年 STORYWRITER MBSTBS系アニメ『交響詩篇エウレカセブン』挿入歌(2005年 - 2006年)
2007年 Strobolights キリンMCダノンウォーターズボルヴィック フルーツキス レモン」CMソング
STORYWRITER PlayStation 2用ゲーム「Another Century's Episode 3 THE FINAL」収録曲
2008年 PlayStation 2用ゲーム「スーパーロボット大戦Z」収録曲
2010年 BGM テレビ東京系 ドラマ24モテキ』第1話モテ曲
2011年 AOHARU YOUTH[注 2] 弁護士法人 法律事務所 MIRAIO」CMソング
Strobolights iidaINFOBAR」CMソング
2019年 PLANET バリアフリー・フィルム・パートナーズ配給映画『リスタート:ランウェイ〜エピソード・ゼロ』エンディングテーマ

ヘビーローテーション/パワープレイ

テレビ

放送年 曲名 ヘビーローテーション/パワープレイ
1998年 Sunday People スペースシャワーTV 1998年9月度POWER PUSH!

主なライブ

ワンマンライブ・主催イベント

  • 1998年 - TOUR '98 "Hi Booster"
  • 1998年 - TOUR'98 "Sunday People"
  • 1999年 - TOUR '99 "JUMP UP"
  • 1999年 - TOUR '99 "OORight!!!!"
  • 2000年 - TOUR 2000 "FLOOR EXTRA"
  • 2001年 - TOUR 2001
  • 2002年 - TOUR 2002 "HIGHVISION"
  • 2004年 - TOUR 2004 "ANSWER"
    w/七尾旅人
  • 2005年02月26日 - スーパーカー・ラストライヴ

出演イベント

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ フルカワミキがイメージキャラクターとして起用された
  2. ^ コンセプトアルバム『RE:SUPERCAR 2 -redesigned by nakamura koji-』に収録されているアレンジバージョン

出典

  1. ^ a b c Interview_ishiwatari of Communication Design Lab 望月衛介・音楽と広告”. onkou.com. 2020年10月4日閲覧。
  2. ^ 第112回 いしわたり淳治 氏 作詞家、音楽プロデューサー | Musicman”. 音楽業界総合情報サイト | Musicman. 2020年10月5日閲覧。

外部リンク

Kembali kehalaman sebelumnya