カミロ・ドバル
カミロ・ドバル(Camilo Doval, 1997年7月4日 - )は、ドミニカ共和国モンテ・プラタ州ヤマサ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ所属。 経歴2015年にアマチュア・フリーエージェントでサンフランシスコ・ジャイアンツと契約してプロ入り。契約金は10万ドル。当初は遊撃手であった。 2016年に投手に転向し、2019年まで傘下のマイナーチームでプレーした[1]。 2020年オフにルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠に登録された。 2021年は傘下のAAA級サクラメント・リバーキャッツで開幕を迎えた。4月16日にメジャーに昇格。18日のマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たした。9月にはスタットキャスト導入後ではブライアン・ウィルソン以来、球団史上2人目となる102mph以上を記録した投手となった[2]。同月にはロッド・ベックを抜き球団史上最年少でのセーブを記録し、以降は抑えを務めた[3]。ポストシーズンではロサンゼルス・ドジャースとのディビジョンシリーズ第1戦で4点リードの9回に登板し、無失点に抑えた。その後第3戦では1点リードの8回から登板し、2イニングで1人の走者も許さずセーブを記録した。ポストシーズンで2イニング以上を投げて1人の走者も許さずにセーブを記録したルーキーは、少なくとも1969年以降では史上初であった[4]。勝利した方がシリーズ勝利となる第5戦でも同点の8回途中から登板したが、9回にコディ・ベリンジャーに決勝点となる適時打を浴び敗戦投手となった[5]。 2022年は開幕から抑えを務め、シーズン終了までその役目を果たした。68試合に登板して6勝6敗28セーブ、防御率は2点台と安定した投球を見せた[1]。 2023年はシーズン開幕前の3月に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出された。 シーズンでは7月2日に選手間投票で初となるオールスターゲームに選出された[6]。 選手としての特徴
サイドスローに近い投球フォームから投げ込む最速104mph(約167.4km/h)のフォーシームと80mph後半のスライダー、シンカーを投げる[8][9]。 人物農夫の父親と小学校教師の母親の間に生まれる。なお、両親は既に離婚している[10]。 自身は4兄弟の三男だが、異父母兄弟を含めると合計23兄弟にもなり、WhatsAppのグループチャットで頻繁に連絡を取り合っている[10]。 詳細情報年度別投手成績
WBCでの投手成績
年度別守備成績
タイトル
記録
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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