ラウリ・マルカネン
ラウリ・エリアス・マルカネン(Lauri Elias Markkanen, 1997年5月22日 - )は、フィンランドのウーシマー県ヴァンター出身のプロバスケットボール選手。NBAのユタ・ジャズに所属している。ポジションはパワーフォワード。 来歴生い立ちフィンランドのプロバスケットボール選手だったペッカ・マルッカネン、リーッカ・マルッカネン(旧姓:エッロネン)夫妻の子として、ヴァンターで生まれた。そして小さい頃は地域のチームHoNsUでプレイし、2014年から2016年の間はヘルシンキ・バスケットボールアカデミーの男子チーム(HBA-Märsky)で活躍した。 カレッジNBA選手を目指す為に渡米したマルカネンは2015年10月17日、NCAAディヴィジョン1に属するアリゾナ大学の男子バスケットボールチーム「ワイルド・キャッツ」に加入する事を口頭で合意し、同年11月11日に書面で正式に契約を交わした。当時、ESPN.comはマルカネンの事をアメリカ国内ならばTOP25位に入れる選手であり、「何人かのコーチは、彼は大学には1年だけの在籍でNBAドラフト候補になれる逸材だと言っている」と報じている。背番号はマイク・ビビー以来の10番を付けた。 2017年1月10日、SB Nationは「今まで見てきたカレッジバスケットボールの中で、最も優れたシューティング7フッターだ」と評価した。 同じ月、マルカネンはpac-12カンファレンスの週間最優秀選手とオスカー・ロバートソン週間最優秀選手に、同時に選出された。 また、シーズンが開始する前からシーズンが終わるまでの間に、オスカー・ロバートソン賞やカール・マローン賞など、様々な賞の受賞候補として名前を挙げられた。 2017年1月12日、マルカネンはライバル校であるアリゾナ州立大学を相手に18本のシュート試投数のうち12本を決めて30点を奪い、キャリアハイを記録した。それ以外にも13リバウンド(キャリアハイ)を3度記録するなど、シーズンを通して優秀な選手である事を証明した。 2017年3月6日、マルカネンはオールアメリカン3rdチームに選出された。また、同時にPac-12カンファレンス内のオール1stチームと、Pac-12カンファレンス内の大学1年生の1stチームにも選出されている。 上記のような活躍を残したことで、ESPN.comが報じていた通りにマルカネンは1年のみ大学に在籍して、2017年のNBAドラフト候補となる事を宣言した。 シカゴ・ブルズ2017年のNBAドラフトにおいてミネソタ・ティンバーウルブズから全体7位で指名された後、ドラフト会議当日にジミー・バトラーやザック・ラヴィーンなどが絡んだ大型トレードが成立し、交渉権がシカゴ・ブルズへ移動[1]。7月5日に正式にブルズと契約した[2]。ルーキーシーズンとなった2017-18シーズン開幕戦のトロント・ラプターズ戦でいきなり先発起用され、17得点、8リバウンドを記録し、NBAデビューを飾った[3]。2018年1月10日に行われたニューヨーク・ニックス戦でキャリア・ハイとなる33得点を記録、試合はダブルオーバータイムの末、ブルズが122-119で勝利した[4]。2018年1月28日に行われたミルウォーキー・バックス戦で17得点を記録、これで通算721得点となりハンノ・モットーラが保持していた715得点を更新し、フィンランド出身選手の最多得点記録となった[5]。 クリーブランド・キャバリアーズ2021年8月28日に3チーム間のサイン・アンド・トレードでクリーブランド・キャバリアーズへ移籍し、キャバリアーズと4年総額6700万ドルの契約を結んだ[6]。 ユタ・ジャズ2022年9月3日にドノバン・ミッチェルとのトレードで、コリン・セクストン、オチャイ・アバジ、3つのドラフト1巡目指名権、2つのドラフト1巡目指名交換権と共にユタ・ジャズへ移籍した[7]。ジャズではエースとして飛躍し、2023年のNBAオールスターゲームではスターターに選ばれた。
個人成績
NBAレギュラーシーズン
カレッジ
フィンランド代表2015年にU-18FIBAヨーロッパ選手権に、フィンランド代表として招集され、試合平均18.2点の好成績を残した。 翌年2016年のU-20のFIBAヨーロッパ選手権にもフィンランド代表選手として招集され、決勝トーナメントで試合平均24.9点を記録して得点王とオール・トーナメント・チームに輝いている。 人物
脚注
外部リンク
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