上海駅
上海駅(シャンハイえき、簡体字中国語: 上海站、拼音: )は、中華人民共和国上海市静安区にある中国国家鉄路集団(CR)と上海軌道交通(地下鉄)の駅。 概要上海で最大の駅(一日平均乗降客数約30万人)であり、長距離列車の他、上海地下鉄も発着する。上海は中国の鉄道網の中枢であり北京、天津行きの特急をはじめ全国各地に列車が出ている。また香港(紅磡駅)間の国際列車もあるため税関が設けられている。2006年7月上海南駅が完成し上海市の長距離鉄道輸送が分散された。ホームの屋根は2009年夏から2010年初めにかけて、滬寧都市間鉄道の他の主要駅にも採用されている大規模なドーム型のものに改築されている。また小規模だった北広場側駅舎が改築され面目を一新している。 利用可能な鉄道路線中国国家鉄路集団は路線名称上は京滬線、滬昆線、滬寧都市間鉄道の3路線が乗り入れる。主要な列車は以下の通り。
上海軌道交通は1号線、3号線、4号線の3路線が乗り入れる。3号線と4号線は共用駅であり、虹橋路駅-宝山路駅の区間は3号線と4号線が線路を共有している。 歴史中国国家鉄路集団
上海軌道交通
駅構造中国国家鉄路集団
駅の入り口は南広場側と北広場側の2箇所ある。上海駅の南駅ビルは1987年に併用された。完成当時は幅156メートル、奥行き30メートル、高さ12メートルの大きさであった[3]。2000年には南に14メートル、2300平方メートル拡張され、南側駅舎の外壁は、長さ155メートル、高さ22.5メートル、柱間隔12メートルの鉄骨構造のガラスカーテン壁で覆われるデザインに変わった[4]。北側駅舎は2010年に併用され、面積は15,560平方メートルある[5]。 南側の駅舎の「上海站」の文字は当時の中国書法家協会第一任主席の舒同が書いた字である[6]。 入り口に入ってすぐに階段(あるいはエスカレーター・エレベーター)で上って橋上部分に到達する。切符売り場は南側駅舎の1階部分にある。橋上部分には待合室が複数あり、列車到着までホームに入れないのでここで待つことになる。改札口はホームへの下り階段ごとに個別に設けられている。 プラットホームは単式ホーム1面1線と島式ホーム6面12線、合計7面13線を有する。ホーム長は500m。 出口はホームから階段で下り、地下通路を経由して駅外に出る。地下通路は2本ある。
上海軌道交通
1号線は島式ホーム1面2線の地下駅、3号線と4号線は共用で島式ホーム1面2線の地上駅。 1号線ホームと3号線・4号線ホーム間は同一事業者でありながら、CR上海駅の南広場側と北広場側という位置にあり、改札内部でつながっておらず、改札外乗り換えとなっている。この駅で乗り継ぎする場合は別途運賃が必要(上海公共交通カード使用者除く)。また、それぞれの乗り場を連絡する通路は、巨大な上海駅を横断しているためにかなりの距離があり、かつその地下道は商店街となっており人の流れが良くないため、乗り換えには充分な時間の余裕が必要となる。 のりば
※全ての路線において案内上ののりば番号は設定されていない。
利用状況一日平均約30万人(2007年)。旧正月(春節)のピーク時は、70~90万人まで増える。 駅周辺南広場側北広場側
バス路線長距離バス上海駅北口(広場外)西側:
アジア最大級の巨大バスターミナルである。 乗換については、たとえば地下鉄1号線から乗り換える場合には、上海駅南南東側にある地下鉄1号線6番出口から、上海駅の東端にある地下連絡通路を越えて、地下鉄3号線脇を越えて上海駅北広場を抜け、上海駅西北にあるバスターミナルまでという長距離を歩くことを要する。または上海駅南西側にある地下通路(人と自転車用)をとおり駅の北側に抜ける。 路線バスで、上海駅南広場西側から乗り継ぐ場合、ほぼ上海駅の外周をひたすら歩くことになる。 なお上海には42の長距離バスターミナルが有る。 市内バス上海火車站南広場(広場内):
上海火車站南広場夜宵線(※夜宵線は夜間の便)
上海火車站南広場(恒豊路)
上海火車站南広場(天目西路)
上海火車站南広場(民立路)
上海火車站南広場(共和路)
上海火車站南広場(共和新路高架下)
上海火車站北広場(広場内)
上海火車站北広場夜宵線
タクシー上海駅南広場の地下にタクシー乗り場がある。 隣の駅
出典
関連項目
外部リンク |