『多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉』(たまみなみしょ たたきあげけいじ ちかまつへいきち)は、2001年から2016年までテレビ東京・BSジャパン共同制作で放送された刑事ドラマシリーズ。全13回。主演は伊東四朗。
放送枠は「女と愛とミステリー」(第1作 - 第4作)、「水曜ミステリー9(第1期)」(第5作 - 第8作)、「水曜ミステリー9(第2期)」(第9作 - 第12作)、「水曜エンタ・水曜ミステリー9」(第13作)
キャスト
警視庁多摩南警察署
- 近松丙吉
- 演 - 伊東四朗
- 刑事課 主任。階級はおそらく巡査部長。[1]同僚からは「チカさん、近松さん、主任」と呼ばれている。
- 一軒家に住む。
- 事件性が高いと感じた際に湯飲み茶碗を流し台で割るのが、「犯人()がわれる」という意味のゲンかつぎの癖。一人で考え込む時は柔道場に机を置いて行う。
- 10年前に幼稚園児だった息子を事件で亡くした過去を持つ。以前は交通課に在籍していた。
- 昔は喫煙していたが今は禁煙している。自動車は運転できるも、あまりしない。
- 西尾昭夫
- 演 - マギー(第9作 - 第13作)
- 刑事課 刑事。
- 柴田幸太郎
- 演 - 遠山俊也(第13作)
- 鑑識係。
- 村越実
- 演 - 角野卓造
- 刑事課 係長。階級はおそらく警部補。[2]同僚には「ムラさん」と呼ばれている。丙吉の良き理解者。
- 20年前の駆け出し刑事だった頃に丙吉と同じ署の勤務となり、彼の優しさを憧れの存在としていた。
元多摩南署のメンバー
- 中川一夫
- 演 - 八嶋智人(第1作・第2作)
- 捜査一係 刑事。丙吉とコンビを組む。独身(その理由は、四六時中、丙吉に付き合わされるため)。
- 石原
- 演 - 若松俊秀[3](第1作)
- 刑事。
- 署長
- 演 - 野村信次(第2作)
- 安田二郎
- 演 - 福本伸一[4](第4作 - 第7作)
- 捜査一係 刑事。年齢は32歳(第5作より)。丙吉とコンビを組む。
- 口うるさいタイプで度々注意されている。車には詳しい。
- 田中猛
- 演 - 蟹江一平(第6作)
- 刑事。
- 堀部安隆
- 演 - 大沢健(第8作)
- 刑事課 刑事。
- 鴨志田寿一
- 演 - 袴田裕幸(第9作)
- 鑑識課。
警視庁捜査一課
- 桃井
- 演 - 宇納佑(第1作)
- 刑事。
- 長谷川翼
- 演 - 内田朝陽(第12作・第13作)
- 係長。
- 刑事
- 演 - 加藤大祐(第5作・第7作・第8作)
- 池田光男
- 演 - 杉崎真宏[5](第9作 - 第12作)
- 主任。
- 山形治
- 演 - 三浦浩一
- 管理官。階級は警視。[6]捜査の指揮を執る。
- 丙吉の単独捜査に頭を悩ませる。
その他
- 近松春子
- 演 - 市毛良枝(第1作から第3作は友情出演)
- 丙吉の妻。
- 息子を自分の目の前で亡くしたことから、息子の夢を見るなど、助けられなかった悔しさを引きずっている。
- 書道の師範であり、自宅で書道教室を開いている。
ゲスト
- 第1作「冷たい灼熱〜白昼主婦殺人事件!〜」(2001年)
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- 第2作「狂った計算〜灼熱のニュータウン殺人事件〜」(2002年)
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- 第3作「依頼人の娘」(2003年)
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- 第4作「細い赤い糸」(2004年)
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- 第5作「四人の目撃者」(2005年)
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- 松尾龍太郎(松尾薬局 社長・第3目撃者) - 清水章吾
- 内藤幾代(食彩酒房「てん」ママ・第2目撃者) - 河合美智子
- 大竹京子(松尾薬局 従業員) - 松金よね子
- 島忠男(サラリーマン・第4目撃者) - 佐藤正宏
- 沼井大造(カイセー薬品株式会社セールスマン) - 遠山俊也
- 西原透(木下運送のトラック運転手・中学のとき両親が交通事故で死亡) - 佐野泰臣
- 木下佐助(木下運送 社長) - 武野功雄
- 木下運送 事務員 - 杉村暁
- 松尾圭太(松尾の息子) - 友井雄亮
- 高浜(オノエンジニアリング 修理工・圭太の友人) - 岩戸大星
- 中沢美奈子(会社員・ストーカー被害者) - 栗原瞳
- 海老原さやか(被害者・木下運送 元従業員) - 田浦リオ[16]
- 浅井(刑事) - 関貴昭
- オノエンジニアリング 社長 - 市原清彦[17]
- 鑑識 - 古川康[18]
- 百合ヶ丘北警察署 刑事 - 山崎進哉
- 吉川(コック見習・1年前 近松丙吉が補導した) - 恭平[19]
- さやかの現職場の同僚 - 仲島らん
- 江田隆行(ラーメン店「九十」店主・第1目撃者) - 河原さぶ
- 第6作「仰角の写真」(2006年)
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- 第7作「不幸な雨」(2007年)
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- 第8作「最期のメッセージ」(2008年)
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- 第9作「見知らぬ死体」(2012年)
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- 第10作「橋を渡る死者」(2012年)
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- 第11作「雨に迷う死者」(2013年)
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- 第12作「幻の男」(2014年)
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- 第13作「眼前の殺人者」(2016年)
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スタッフ
- 原作 - 東野圭吾(第1作 - 第3作)、飛島高(第4作)、笹沢左保(第5作・第13作)、日下圭介(第6作)、夏樹静子(第7作 - 第12作)
- 脚本 - 西村タカシ(第1作 - 第3作・第5作 - 第8作)、浅野有生子(第4作)、林誠人(第9作 - )
- 監督 - 中山史郎(第1作・第3作 - 第8作)、西本淳一(第2作)、白川士(第9作 - )
- 撮影 - 川田万里(第1作・第2作)、金子幸男(第3作)
- 照明 - 窪田秀樹(第1作・第3作)、横路和幸(第2作)
- VE - 山形充(第3作)
- 録音 - 菊地啓太(第3作)
- 編集 - 宮崎清春(第3作)
- ライン編集 - 和田光宣(第3作)
- MA - 山本英樹(第3作)
- 選曲 - 矢部公英(第3作)
- 効果 - 北澤亨(第3作)
- 美術プロデューサー - 村上輝彦(第3作)
- 美術進行 - 町山充洋(第3作)
- 装飾 - 池田護(第3作)
- 持道具 - 森知子(第3作)
- ヘアメイク - 堀ちほ(第3作)
- 衣裳 - 浅田晶子(第3作)
- スタイリスト - 羽場小織(第3作)
- 番組宣伝 - 笹原七重(テレビ東京)(第3作)
- スチール - 森田俊明(第3作)
- 車輌 - コンガス(第1作 - 第3作)
- 劇用車 - 最上企画(第3作)
- 技斗 - 大道寺俊典(第1作 - 第3作)
- 特機 - 宗特機(第3作)
- ドールハウス指導 - 林渓子(第3作)
- 助監督 - 畠山典久(第3作)
- 記録 - 上出悦子(第3作)
- 制作担当 - 橋本寛(第3作)
- 音楽協力 - テレビ東京ミュージック(第3作)
- 技術協力 - フォーチュン
- 編集・MA - ザ・チューブ
- プロデューサー - 橋本かおり(テレビ東京 / 第1作 - 第3作)、照喜名隆(第1作 - 第3作)、角田正子(第3作)
- プロデューサー補 - 青木達也(第3作)
- 製作 - テレビ東京、BSジャパン、ザ・ワークス
放送日程
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
原作 |
脚本 |
監督 |
視聴率
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1 |
2001年08月08日 |
冷たい灼熱 〜白昼主婦殺人事件!〜 |
東野圭吾「冷たい灼熱」 (「嘘をもうひとつだけ」所収)講談社刊 |
西村タカシ |
中山史郎 |
12.1%
|
2 |
2002年09月18日 |
狂った計算 〜灼熱のニュータウン殺人事件〜 |
東野圭吾「狂った計算」 (「嘘をもう一つだけ」所収)講談社刊 |
西本淳一 |
10.1%
|
3 |
2003年11月26日 |
依頼人の娘 |
東野圭吾「依頼人の娘」 (「探偵倶楽部」所収)祥伝社刊 |
中山史郎 |
11.5%
|
4 |
2004年10月13日 |
細い赤い糸 |
飛島高「細い赤い糸」双葉社刊 |
浅野有生子 |
08.8%
|
5 |
2005年10月26日 |
四人の目撃者 |
笹沢左保「空漠の記録」 (「解剖結果」所収)徳間文庫 |
西村タカシ |
12.2%
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6 |
2006年10月04日 |
仰角の写真 |
日下圭介「仰角の写真」 (「偶然かしら」所収)新潮文庫 |
12.0%
|
7 |
2007年09月05日 |
不幸な雨 |
夏樹静子「懸賞」 (「暗い循環」所収)文藝春秋刊 |
12.3%
|
8 |
2008年11月05日 |
最期のメッセージ |
夏樹静子「ダイイング・メッセージ」 |
08.1%
|
9 |
2012年01月25日 |
見知らぬ死体 |
夏樹静子「仮説の行方」 (「最後の藁」所収)文春文庫 |
林誠人 |
白川士 |
09.8%
|
10 |
8月15日 |
橋を渡る死者 |
夏樹静子「早朝の手紙」 (「夜更けの祝電」所収)新潮文庫刊 |
09.0%
|
11 |
2013年08月21日 |
雨に迷う死者 |
夏樹静子「被害者へのバラ」 (「星の証言」所収)徳間文庫 |
08.2%
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12 |
2014年08月20日 |
幻の男[52] |
夏樹静子「幻の男」 (「幻の男」所収)文春文庫 |
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13 |
2016年07月13日 |
眼前の殺人者[53] |
笹沢左保「透明の殺意」 (「逆転」所収)徳間文庫 |
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脚注
外部リンク