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岩永峯一

岩永 峯一
いわなが みねいち
内閣広報室より公表された肖像
2001年 撮影)
生年月日 (1941-09-05) 1941年9月5日(83歳)
出生地 日本の旗 日本 滋賀県甲賀郡多羅尾村(現・甲賀市信楽町
出身校 滋賀県立甲賀高等学校(現・滋賀県立水口高等学校)卒業
中央大学法学部中退
所属政党無所属→)
自由民主党加藤派古賀派古賀派
親族 三男・岩永裕貴(第4-6代甲賀市長、元衆議院議員)
公式サイト iwanag@web 岩永峯一活動報告(2007年8月14日時点のアーカイブ)

日本の旗 第38・39代 農林水産大臣
内閣 第2次小泉改造内閣
第3次小泉内閣
在任期間 2005年8月11日 - 2005年10月31日

選挙区滋賀3区→)
滋賀4区
当選回数 4回
在任期間 1996年10月21日 - 2009年7月21日

在任期間 1990年 - 1991年

滋賀県の旗 滋賀県議会議員
当選回数 5回
在任期間 1975年 - 1995年

当選回数 1回
在任期間 1971年 - 1975年
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岩永 峯一(いわなが みねいち、1941年昭和16年〉9月5日 - )は、日本政治家

農林水産大臣(第3839代)、農林水産副大臣(第2次小泉改造内閣)、総務大臣政務官第1次小泉第1次改造内閣)、農林水産大臣政務官第1次小泉内閣)、衆議院議員(4期)、滋賀県議会議長、滋賀県議会副議長、滋賀県議会議員(5期)、信楽町議会議員(1期)などを歴任[1]

来歴

滋賀県立甲賀高等学校(現在の滋賀県立水口高等学校)卒業。中央大学法学部中退[2]1971年滋賀県信楽町(現在の甲賀市)町議となる[2]1975年滋賀県議会議員となり、5期務める[2]。この間、1988年から1989年に同議会副議長[2]1990年から1991年に同議長を務めた[2]

1996年第41回衆議院議員総選挙滋賀3区から無所属で立候補して当選する。石破茂新井将敬らの作った会派21世紀にオブザーバ参加の後、自由民主党に入党した。自由民主党では宏池会に属し、加藤の乱では加藤紘一と行動を共にするが、後に堀内派に移る。

2002年10月、第1次小泉改造内閣総務大臣政務官(旧自治省からは自治行政局公務員制度及び選挙制度の問題ならびに消防関係全般、旧郵政省からは郵政事業全般、旧総務庁からは人事及び恩給制度の問題を担当[3])に就任。

第2次小泉改造内閣農林水産副大臣に就任。2005年8月8日農林水産大臣島村宜伸郵政解散に反対して罷免され、首相小泉純一郎が農水相を兼任。8月11日に岩永が副大臣から昇格する形で農水相に就任。8月19日から3日間、オーストラリアブリズベンで開かれた5カ国農相会議に出席する。第3次小泉内閣では全閣僚再任という形で留任するが、10月31日内閣改造で離任。農水相在任期間は82日だった。

2008年9月29日、健康上の理由から次期衆院選に立候補せず引退することを表明した[4]2009年3月3日、自民党滋賀県連会長を辞任[5]。後継候補に三男の岩永裕貴を擁立する意向だったが、後述の政治資金問題などから出馬辞退に追いやられた。その後、公募候補の武藤貴也が後継となったもの、民主党奥村展三に敗れ落選。

岩永が理事長を務める一般財団法人「滋賀県青年会館」に対して滋賀県が土地を無償、その後、異常に減免して貸し出していた。問題を調査してきた市民オンブズマンらは「県議や国会議員を務め、50年間も理事長をしていた岩永峯一氏に県側が忖度したのではないか」と主張し続けていた。[6]

そして、2022年9月9日、滋賀県大津地裁は青年会館の減免措置決定は違法だったと認めた。[7]

政策・主張

所属していた団体・議員連盟

政治資金収支報告書問題

2009年2月13日、自身が代表を務めていた政治団体宗教法人神慈秀明会」から受け取った献金を政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかった[9][4]。神慈秀明会から2003年2005年にそれぞれ3000万円ずつ、計6000万円の寄付を受けたとされている[4][10]

また、長男は神慈秀明会の財団職員として、毎月20万から30万円の給与を十数年間受け取っており、家族ぐるみでの癒着関係が認められる。[要出典][11]

この問題に対し岩永は「事務所担当者個人の借り入れ」と、記載されていなくても問題はないとの認識を示しているが[12][13]、神慈秀明会は「会が個人にお金を貸すことはなく、自民党滋賀県第4選挙区支部の領収書も受け取っている」と、この主張に反論している[14][15][16]

脚注

  1. ^ 経歴”. 岩永峯一公式サイト. 2024年8月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e 小泉内閣 閣僚名簿 農林水産大臣 岩永峯一(いわながみねいち)”. 首相官邸 (2005年9月21日). 2016年12月8日閲覧。
  3. ^ 2002年10月8日 総務政務官就任
  4. ^ a b c “岩永元農相が6千万円献金不記載 03、05年宗教法人から”. 共同通信. (2009年2月13日). https://web.archive.org/web/20090216115447/http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021301000265.html 2009年3月3日閲覧。 
  5. ^ “自民に迷惑けないようと岩永議員 滋賀県連会長辞任でコメント”. 共同通信. (2009年3月3日). https://web.archive.org/web/20130511143600/http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030301000487.html 2009年3月3日閲覧。 
  6. ^ 【ポイント解説】県が岩永理事長に忖度の50年/ウオッチドッグも追及/「青年会館」減免問題/ウオッチ滋賀№66 – ウオッチドッグ”. watchdog-journalism.com. 2022年9月26日閲覧。
  7. ^ 滋賀の県有地使用料減免「違法」判決 大津地裁、知事に過失なく損賠認めず|社会|地域のニュース|京都新聞”. 京都新聞. 2022年9月26日閲覧。
  8. ^ 衆議院議員選挙031109の当選者の回答”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2003年11月10日). 2020年11月10日閲覧。
  9. ^ “岩永峯一元農水相に宗教団体から多額の献金”. 産経新聞. (2009年2月13日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090213/crm0902131232012-n1.htm 2009年3月3日閲覧。 
  10. ^ “岩永元農相が献金不記載 宗教法人から6000万円”. 中國新聞. (2009年2月14日). http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902140111.html 2009年3月3日閲覧。 
  11. ^ “岩永峯一元農相、6000万円献金隠し。宗教法人と親密。”. 朝日新聞. (2009年2月13日) 
  12. ^ “岩永元農相、6000万円の報告書不記載は問題なしと説明”. 日経新聞. (2009年2月16日). http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090216AT1G1602P16022009.html 2009年3月3日閲覧。 
  13. ^ “岩永元農水相、6千万円受領認める 「献金隠し」は否定(1/2ページ)”. 朝日新聞. (2009年2月16日). http://www.asahi.com/national/update/0216/OSK200902160127.html 2009年3月3日閲覧。 
  14. ^ “岩永元農水相、6千万円受領認める 「献金隠し」は否定(2/2ページ)”. 朝日新聞. (2009年2月16日). http://www.asahi.com/national/update/0216/OSK200902160127_01.html 2009年3月3日閲覧。 
  15. ^ “3000万円の借用書写し押収 岩永議員の長男名義”. 産経新聞. (2009年2月14日). https://web.archive.org/web/20090217105546/http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090214/crm0902141229004-n1.htm 2009年3月3日閲覧。 
  16. ^ “岩永氏、法人関係先に「借用書」 献金を借金に偽装か”. 共同通信. (2009年2月14日). https://web.archive.org/web/20090217165216/http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021401000112.html 2009年3月3日閲覧。 

外部リンク

公職
先代
小泉純一郎
日本の旗 農林水産大臣
第39・40代:2005年
次代
中川昭一
先代
金田英行市川一朗
日本の旗 農林水産副大臣
2004年 - 2005年
常田享詳と共同
次代
宮腰光寛
常田享詳
先代
滝実
山内俊夫
河野太郎
日本の旗 総務大臣政務官
吉田六左ェ門
岸宏一と共同

2002年 - 2003年
次代
吉田六左ェ門
平沢勝栄
世耕弘成
先代
金田英行
国井正幸
日本の旗 農林水産大臣政務官
国井正幸と共同
岩永浩美と共同

2001年 - 2002年
次代
岩永浩美
宮腰光寛
先代
西村政之
滋賀県の旗 滋賀県議会議長
第70代:1990年 - 1991年
次代
伊夫貴直彰
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