『帝王』(ていおう)は、倉科遼著の小説、またこれを原作とした関口太郎による漫画。漫画は小学館発行の漫画雑誌『ビッグコミックスピリッツ』に2006年50号から2008年39号まで連載された。
2009年7月から9月まで、毎日放送・TBS系で塚本高史主演でテレビドラマ化された。
概要
甲子園を目指し、野球に打ち込んだ工業高校を卒業後、翔は「好きな野球が続けられる」という理由から野球部のある工場の作業員となったが入社から半年が経つ頃に単純作業ばかりの生活に嫌気がさして退職。その後、親友の誘いでトラック運転手になるが、その親友が仕事中に事故死してしまったショックから退職してしまい、自宅に閉じこもってしまう。そんなある日、友人がNo.1ホストに彼女を奪われたことがキッカケとなり、翔はホストの世界に身を投じた。金もコネも学歴もなく、酒が一滴も飲めないが、その人柄で翔はNo.1ホストにのし上がっていく。その後、23歳でキャバクラを出店するも調理場の火事で店を消失。さらに知人や部下にも裏切られ、巨額の借金を背負わされた。そんな逆境に立たされながらも、やがて実業家として急成長を遂げ、海外進出まで果たす。
キャバクラチェーン・KIZAKIグループのオーナー、輝咲翔を主人公のモデルとし、波乱に満ちた彼の半生を基に描かれたサクセスストーリー。
書籍
小説
漫画
小学館ビッグコミックス
- 2007年3月30日、ISBN 978-4-091-81167-7
- 2007年6月29日、ISBN 978-4-091-81245-2
- 2007年9月28日、ISBN 978-4-091-81448-7
- 2007年12月31日、ISBN 978-4-091-81559-0
- 2008年3月28日、ISBN 978-4-091-81769-3
- 2008年6月30日、ISBN 978-4-091-82008-2
- 2008年9月30日、ISBN 978-4-091-82143-0
- 2008年11月28日、ISBN 978-4-091-82218-5
テレビドラマ
毎日放送では2009年7月10日より金曜ナイト劇場枠で、TBSでは2009年7月15日より放送された。塚本高史は本作が民放の連続ドラマ初主演となる。その他、塚本がサッカー少年だったことから、主人公が高校時代にやっていたスポーツが原作の野球からサッカーに変更された[1]。
2011年12月16日よりCS専門チャンネル・チャンネルNECOにて2話連続で再放送された(1時間枠のため)。
キャスト
スタッフ
- 原作:倉科遼/関口太郎(コミックス「帝王」小学館ビッグスピリッツコミックス)・倉科遼/輝咲翔(小説「帝王」ソフトバンククリエイティブ)
- 脚本:森岡利行
- 企画:小林洋一、竹園元
- プロデューサー:都田和志、大橋孝史、上野境介
- 演出:森岡利行、深迫康之 ほか
- 企画・制作:毎日放送
- 制作協力:ジョリー・ロジャー
- 製作:「帝王」製作委員会
テーマ曲
- 主題歌
- AAA「Break Down」(avex trax)
- 挿入歌
- +Plus「ずっとずっと…」(ポニーキャニオン)
サブタイトル
話数 |
放送局 |
放送日 |
サブタイトル
|
第1話 |
毎日放送 |
2009年7月10日 |
誕生
|
TBS |
2009年7月15日
|
第2話 |
毎日放送 |
2009年7月17日 |
陰謀
|
TBS |
2009年7月22日
|
第3話 |
毎日放送 |
2009年7月24日 |
決戦
|
TBS |
2009年7月29日
|
第4話 |
毎日放送 |
2009年7月31日 |
挑戦
|
TBS |
2009年8月5日
|
第5話 |
毎日放送 |
2009年8月7日 |
緊迫
|
TBS |
2009年8月12日
|
第6話 |
毎日放送 |
2009年8月14日 |
女傑
|
TBS |
2009年8月26日
|
第7話 |
毎日放送 |
2009年8月28日 |
秘密
|
TBS |
2009年9月2日
|
第8話 |
毎日放送 |
2009年9月4日 |
豪腕
|
TBS |
2009年9月9日
|
最終話 |
毎日放送 |
2009年9月11日 |
飛翔
|
TBS |
2009年9月16日
|
- 毎日放送・TBS・山陽放送・青森テレビでは世界陸上ベルリン大会中継期間中の放送を休止。
ネット局
脚注
外部リンク
毎日放送 金曜ナイト劇場 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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帝王
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TBS 水曜深夜24:29 - 24:59(木曜未明0:29 - 0:59) |
漂流ネットカフェ
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帝王
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深夜食堂
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金曜ナイト劇場(土曜未明) (2009年4月 - 2010年3月) | |
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金曜未明(木曜深夜) 第一期 (2010年4月 - 2011年3月) | |
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日曜未明(土曜深夜) (2011年4月 - 2011年9月) | |
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金曜未明(木曜深夜) 第二期 (2011年10月 - 2012年3月) | |
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金曜未明(木曜深夜) 第三期 (2012年4月 - 2014年3月) |
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月曜未明(日曜深夜) (2014年4月 - 2016年3月) | |
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木曜未明(水曜深夜) (2008年10月 - 2011年3月) | |
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