慈悲あまねく御方 (クルアーン)
『慈悲あまねく御方』(アラビア語: سورة الرحمن、アッ・ラハマーン)とは、クルアーンにおける第55番目の章(スーラ)。78の節(アーヤ)から成る[1]。 啓示の時期啓示時期について複数の説がある。主な日本語訳でも、大川訳[2]、井筒訳ではメッカ啓示、藤本訳ではメディナ啓示としている。 章名سورة الرحمن (アッ・ラハマーン)は、大川訳では「大悲者章」、井筒訳では「お情け深い御神」、藤本らの訳では「慈悲深いお方の章」、日本ムスリム情報事務所では「慈悲あまねく[3]御方」となっている。 内容冒頭の「慈悲あまねく御方が」に因んでこの題名が採られている。啓示の真実性と審判の日について繰り返し述べられる[1]。 「慈悲あまねく御方」による創造と審判と楽園が語られる。その一区切りごとに「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか[1]」という問いかけがなされる。この「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか」という言葉はこの章全体で31回繰り返される。 アラビア語による『慈悲あまねく御方』全文
脚注・出典
外部リンク
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