虎バン
『虎バン』(とらバン)は、2004年3月から朝日放送テレビ(ABCテレビ)[1]が放送している阪神タイガース関連のプロ野球情報・ドキュメンタリー番組。朝日放送テレビでは関西ローカルで放送。CS放送のスカイ・Aでも、一部を除いて、朝日放送テレビから遅れネットで全国へ放送される。 番組開始から2009年10月末までは、プロ野球のオフシーズン(11月から翌年2月)を含めて、原則として毎週日曜日深夜(月曜日未明)に生放送。ただし、2009年からは、オフシーズン(11月 - 翌年3月中旬)のみ月1回の特別番組扱いで放送。2010年のプロ野球シーズン(3月20日)から放送枠を土曜日深夜(日曜日未明)に移していたが、2019年度からは通年での不定期放送にとどめている[2]。 本項では、同局が本番組以外でも展開している阪神タイガース応援企画「虎バン主義。」や、「虎バン」をタイトルに冠した朝日放送ラジオ(ABCラジオ)[1]の同球団関連番組についても述べる。ただし、「虎バン主義。」のサブタイトルを冠する朝日放送テレビ制作のプロ野球試合生中継番組については『スーパーベースボール (テレビ朝日系列)』を、2011年9月の終了までスポーツコーナーで週1回「虎バン主義。」を放送していたローカルニュース番組については『NEWSゆう+』も参照されたい。 概要阪神戦の中継が多い朝日放送テレビでは、『ニュースステーション』が放送された時期から、同番組と『ナイトinナイト』(月曜 - 木曜)『探偵!ナイトスクープ』(金曜)の間に5分間のミニ番組枠を編成。プロ野球シーズン中には、その日の阪神戦の結果を、ダイジェストで放送していた。 阪神が低迷期に入ってからは、近鉄の試合結果も扱った『阪神・近鉄情報』に衣替えしたが、やがて『ナイトQ』に変更[3]。その後の在阪テレビ局では、阪神関連の話題や情報を扱う通年のレギュラー番組として、『週刊トラトラタイガース』(よみうりテレビ)だけが長らく放送されてきた[注 1]。 朝日放送テレビが当番組の放送に踏み切ったのは、阪神が低迷期を脱し始めた2002年頃に、「阪神をテーマにした自社番組を作ろう」という提案が社内から出たことによる。放送に際しては、『週刊トラトラタイガース』との差別化を図るために、"硬派"な雰囲気を醸し出すよう配慮。あえて照明を落としたセットの中で番組を進行したり、ドキュメンタリーのような構成の特集を放送したりするなどの工夫が講じられた。このような番組構成は、現在の放送にも踏襲されている。 番組タイトルの「虎バン」は、阪神タイガース(=虎)担当の記者(バン=番記者の意)の略称に由来。朝日放送では、当番組の放送を機に、阪神関連の番組・キャンペーンのタイトルやキャッチフレーズにも使用している(後述)。 当番組では代々、朝日放送のアナウンサーが、「ナビゲーター」としてスタジオ進行や取材を担当。2014年の最終放送(12月20日)までは、男女1名ずつのコンビで出演していた。男性では、スポーツアナウンサーでもある清水次郎が、番組開始から同年まで11年間にわたって担当。女性では、高野直子→田中花子→堀友理子→角野友紀の順に起用されていた。 当番組のテーマ曲は、松本晃彦の「FIRE DANCE」[4]。また、2007年4月からは、ハイビジョン制作で放送。2010年以降のレギュラー放送では、ナビゲーター(進行役の朝日放送アナウンサー)がオープニングで必ず「タイガースファンの皆さんこんばんは。土曜深夜(1時)は虎バンです!!」という口上を述べている[5]。 番組開始当初は、オープニングのアバンタイトルで、その日の「虎動」の冒頭シーンのナレーションとイメージ映像→オープニングのタイトル(当日の特集内容をまとめたヘッドライン)→スタジオ(年度により提供クレジット→CM→スタジオ)の順に放送。「FIRE DANCE」のサビのパートを、そのままBGMに使っていた。2010年からは、アバンタイトルの段階からスタジオパートの映像を放送。前述の口上→コメンテーター紹介→土曜日のゲームダイジェストという順に映像を流す。このような構成の変更によって映像が2009年までの放送より短くなったため、BGMを「FIRE DANCE」のサビの最後だけにとどめている。 また、放送開始から2010年12月放送の「マンスリー虎バン」までは、番組内や関連グッズで使われるタイトルロゴに星野仙一(元・阪神一軍監督)の書を使っていた[6]。しかし、星野が東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍監督に就任する2011年度の放送から、タイトルロゴを一新。同年1月29日放送の「マンスリー虎バン」からは、当番組でコメンテーターを務める吉田義男(元・阪神一軍監督、朝日放送野球解説者)の書をタイトルロゴに採用。4月2日から11月12日まで、前年度と同じ時間帯でレギュラー放送を実施した。 2012年には、阪神の公式戦開幕6日前(3月24日)からレギュラー放送を再開。放送日・放送時間は変わらないものの、番組のイメージカラーを黒色から「白星」にちなんだ白色に統一したり、番組開始以来初めてスタジオセットを一新したりするなどのリニューアルに踏み切った。また、同年度から阪神の一軍監督に就任した和田豊の直筆による「熱くなれ!」(和田の考案による同年の球団キャッチフレーズ)を、オープニングの映像に追加している。 2013年度のレギュラー放送からは、タイトルロゴとコメンテーター陣を一新。タイトルロゴは直筆の書ではなくCGで作られたものに変更され、オープニング映像は前年度からのイメージを継承しつつ、放送内容を簡単に紹介するタイプに変更された。また、阪神での現役選手時代から当番組に登場していた矢野燿大・金本知憲・下柳剛が交互にコメンテーターを務める場合には、コメンテーターによる特集コーナーに「虎(トラ)イアングル」というサブタイトルを付けるようになった。 放送期間によっては、Joshin(阪神のヘルメットスポンサー)などの企業が1社だけで全編のスポンサーに付くことがある。日本コカ・コーラが「GEORGIA」名義でスポンサーに付いている2012年度から2014年度までのレギュラー放送では、番組中のCMにとどまらず、本編後半のインフォメーションコーナーでも「ジョージア魂」賞への投票を呼び掛けていた。 放送開始10周年を迎える2014年には、阪神での現役選手時代から当番組に登場していた桧山進次郎もコメンテーターに起用。10周年記念の特別企画として、矢野・金本・下柳・桧山が一堂に会する当番組初の「ファンミーティング」を、3月24日に朝日放送本社内のスタジオで開催した。このミーティングでは、公式サイトからの視聴者投票による「10年間の名場面・名プレー」(1位は桧山が前年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ最終戦に代打で放った「現役最終打席での本塁打」)を発表。レギュラー放送の第1回(同月29日)には、桧山を初めてスタジオに迎えたほか、ミーティングのダイジェストを放送した。 2014年の最終放送で、清水と角野が当番組を卒業(事実上の降板)。2015年のレギュラー放送(3月7日開始)では、清水の後輩に当たるスポーツアナウンサーの高野純一をナビゲーター、折原あやの・海野ナルを「虎バンマネジャー(虎マネ)」という肩書でアシスタントに起用した[7]。折原・海野は、隔週交代でスタジオに出演。取材やスタジオでの報告・進行に加えて、チームとタイガースファンをつなぐ役割(Facebook上の番組公式アカウントに新設された「虎マネブログ」の執筆など)も担った[8]。さらに、幼少期からの阪神ファンである佐藤隆太が、「スペシャルナビゲーター」という肩書で随時出演[9]。オープニングロゴなどは2013年以降のスタイルを踏襲する一方で、オープニング映像やスタジオセットのリニューアルを敢行した(詳細後述)。 2016年のレギュラー放送では、山本彩・木下春奈・薮下柊・川上千尋(いずれもNMB48のメンバー)が、折原・海野から「虎マネ」を継承[10]。オープニング映像を2013年度のように放送内容をダイジェストで紹介するタイプに戻しながら、金本の一軍監督就任に合わせて、チームスローガンである「超変革」ロゴとユニフォーム姿の金本の画像をダイジェストの前に映していた(詳細後述)。 2017年のレギュラー放送開始時点では、前年10月に木下がNMB48を卒業したことから、山本・薮下・川上が「虎マネ」を続けていた。前年12月にNMB48からの卒業・芸能界からの引退を発表していた薮下も、3回目の放送(4月15日)で「虎マネ」から退いたが、5月27日放送分から谷川愛梨が「虎マネ」に加わっていた。2018年からは、高野の後輩アナウンサー・津田理帆をアシスタントへ起用する一方で、山本のみ引き続き「虎マネ」として随時出演していた。 なお、星野は北京オリンピック野球日本代表の監督を務めた2008年から当番組を離れていたが、東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍監督へ就任した2011年からオフシーズンの「虎バンスペシャル」を中心に出演を再開。同球団のシニアアドバイザーへ就任した2015年以降も随時出演していたが、取締役副会長在任中の2018年1月4日に70歳で逝去した。このため、朝日放送テレビでは1月8日(月曜日・成人の日)の16:00 - 16:58[11]に、高野と後輩アナウンサー・川添佳穂の進行で『虎バン追悼特別番組 ありがとう!星野仙一さん』を急遽放送した。 番組開始からプロ野球シーズン中のレギュラー放送を続けてきたが、2018年シーズンでいったん終了。2019年には、特別番組として不定期で編成することが予定されていた[2]が、実際にはレギュラーシーズン開幕前の2月と閉幕後の11月に2回放送されただけにとどまった。 2020年には、前年に続いて、テレビ版を開幕前の3月と閉幕後の12月に1回ずつ放送。3月放送分では、「祖父の代から家族ぐるみで阪神ファン」という歌手の河野万里奈が、津田に代わってアシスタントを務めた。ラジオ(ABCラジオ)では、日本国内で年頭から新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、3月20日(春分の日)に予定されていたプロ野球レギュラーシーズンの開幕が6月19日(いずれも金曜日)まで延期されたことに伴って、2010年・2014年のセ・パ交流戦予備日に特別番組として1回ずつ放送されていた『ラジオで虎バン!』を6年振りに復活。4月14日から開幕直前の6月18日(木曜日)まで、毎週火曜日 - 金曜日の18:00 - 19:00にレギュラーで放送した。さらに、5月26日には、朝日放送テレビのYouTube公式チャンネル内に『虎バン 阪神タイガース応援チャンネル』(『虎バンチャンネル』)を開設。過去にテレビで放送済みの企画を改めて編集した動画や、YouTube向けのオリジナル動画を配信している。『ラジオで虎バン!』については、レギュラーシーズン最終盤の11月6日(金曜日)から、オフシーズン限定のレギュラー番組として上記の曜日・時間帯で放送を再開。生放送と同時に、YouTubeの公式チャンネルでライブ配信を実施している。 2021年には、開幕後の4月第1週から、『虎バン 阪神タイガース応援チャンネル』で毎週月曜日の夜に「週刊虎バンチャンネル」を配信。テレビの関西ローカル向け阪神戦中継では、水曜日のナイトゲームを中心に、中継と連動した『虎バンチャンネル』からのライブ配信を随時実施している。また、「全国のタイガースファンとタイガースへの愛と興奮を分かち合いたい!」というキャッチフレーズの下に、朝日放送テレビ制作番組へのレギュラー出演者で「虎バン優勝いただき隊」(応援ユニット)を新たに結成。5月までは一切放送されていなかったテレビ版についても、同局アナウンサーの岩本計介(「虎バン優勝いただき隊」の隊長で2014年度まではスポーツアナウンサーとして活動)をMCに迎えて、6月20日(日曜日)の10:55 - 11:50に『虎バンスペシャル#あかん阪神優勝してまう』というタイトルで甲子園球場の内野スタンドから生放送を実施した[12]。 2023年からは、『虎バン 阪神タイガース応援チャンネル』からの配信でとりわけ高い人気を博している動画コンテンツを活用したテレビ番組(『虎バンチャンネルTV』)を、レギュラーシーズン中に随時放送。2024年シーズンからは、「虎動」を「『虎バン 阪神タイガース応援チャンネル』のオリジナルコンテンツ」として復活させている。 放送時間プロ野球シーズン(3月のオープン戦の時期 - 10月または11月)
備考
オフシーズン(11月 - 2月のキャンプ終了時)
備考
『虎バンスペシャル』(2009年度)
『マンスリー虎バン』2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
『虎バンスペシャル』(2014年度以降)2014年度
2015年度
2016年度
2017年度
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
2022年度
2023年度
主なコーナー・企画レギュラー放送の終了時点(2018年度)
「虎動」(こどう)
「今週の熱ガオ!!」2017年4月22日放送分から開始したVTR企画。虎の咆吼にちなんで2014年度から阪神球団主催のイベントや「虎バン主義。」キャンペーンで多用している「ガオ~」のポーズ(両手の指をすべて曲げた状態で前に向けながら吼えるような表情を見せるポーズ)に「顔」を重ねていることから、タイトルの「熱ガオ」を「あつがお」と読ませる。 放送週の阪神の試合や練習の模様を写した映像から、選手の「顔」に注目。プレー中に見せる熱い表情から、ハプニングに遭遇した際の意外な表情まで、さまざまな「顔」を数本の映像で振り返る。ちなみに、2017年以降のレギュラー放送では、毎回のオープニングでスタジオの出演者も揃って「ガオ~」のポーズを披露している。 過去(2016年度以前)2008年度までのオフシーズンには、事前収録かスタジオからの生放送で、一部のコーナーを阪神の現役・新人選手や監督・コーチへのインタビューに差し替えることが多かった。 「金本知憲の家族旅行の夢かなえます」
「トライアングル」
2008年度のみ
2009年度のみ
2010年度のみ
2011年度のみ
2012年度のみ
2013年度のみ
2014年度のみ
2015年度のみ
その他以下のコーナーは、番組開始から2010年度まで放送。
レギュラー出演者◎:出演時点で朝日放送テレビのアナウンサー ナビゲーター
過去
スペシャルナビゲーター2015年度から新設 アシスタント
過去2015年度いずれも、ホリプロ系列のモデルエージェンシー「Booze」(ブーズ)に所属するファッションモデル。2015年公式戦開幕後最初の放送(3月28日)に揃って登場した後に、翌週の放送(4月4日)からレギュラー放送の最終回(10月31日)まで、隔週交代で出演していた[25]。 2016年度以降出演時点ではいずれも、NMB48のメンバーおよび「TORACO」応援隊長で、放送上は山本を含めて交互に1名(または全員揃って)出演。
出演時点ではNMB48のメンバーで、阪神球団公認の「TORACO」(女性ファン)応援隊長も務めた。津田がアシスタントへ就任した2018年度には、津田と共演する回がある一方で、「男だけの虎バン」として放送する回などにスタジオへ登場しないことがあった。 ナレーター
過去
コメンテータープロ野球シーズン中の放送では、週替わりでスタジオに1人ずつ出演。特別番組やVTRなどで、複数のコメンテーターが出演することもある。 以下の人物は阪神OBで、いずれも朝日放送の野球解説者。 過去
スペシャルコメンテーター
2012年のプロ野球シーズンからは、落合や野村克也など、阪神との関係が深い朝日放送以外の野球解説者がVTRで出演することもある。金本がコメンテーターとして出演した2014年6月28日の放送には、同じ広島県出身の張本勲を初めてゲストに迎えたうえで、スタジオから「週刊虎話」という特別企画を放送した。 過去
以下のスペシャルコメンテーターが出演する場合には、原則としてスカイAで当番組が放送されなかった(前述)。
2012年6月23日の放送では、芸能界デビュー前からの熱烈な阪神ファンであることを公言している石川梨華[27](元モーニング娘。)が、当番組史上初めての女性ゲストとしてスタジオに登場(前日収録)。収録前に甲子園球場で(現役選手時代からのファンである)和田監督と対面した模様や、角野と一緒に阪神対横浜DeNAのナイトゲームを観戦した模様などをVTRで放送した。 その他の出演者過去
スタッフ
過去のスタッフ
「虎バン主義。」キャンペーン
「朝日新聞」とのコラボレーション連載記事『虎バン主義。』
ファンみんなで虎バン主義。(2013年以降)朝日放送では、2013年シーズンの公式戦開幕を機に、阪神ファンの応援気分を盛り立てるプロジェクトとして「ファンみんなで虎バン主義。」を開始。朝日放送テレビ・朝日放送ラジオが地上波放送での中継権を保有している阪神甲子園球場・京セラドームの阪神主催試合を、当番組および『おはようコールABC』『おはよう朝日です』『おはよう朝日土曜日です』『キャスト』(いずれも朝日放送テレビが関西ローカルで放送中の生放送番組)『おはようパーソナリティ道上洋三です』『武田和歌子のぴたっと。』(いずれも朝日放送ラジオが平日に放送中の生ワイド番組)の出演者(主に朝日放送アナウンサー)と一緒に内野指定席で観戦できる企画「タイガース×ABC〜ファンみんなで虎バン主義。〜」を随時展開している。ちなみに、2013年のみ、9月末まで放送の『見知らぬ関西新発見!みしらん』も当企画に加わっていた。 2014年には、主管試合・関西開幕カード第2戦の中日戦(4月2日・京セラドーム大阪)で、「ファンみんなで"ガオー!!"まつり」と称して希望者から抽選で1,000人のファンをドームに招待。朝日放送テレビの中継(関西ローカル)では、副音声で道上による実況を放送した。セ・パ交流戦のロッテ戦(5月25日・甲子園)では、「ファンみんなで"ガオー!!"まつり」の2回目を開催するとともに、副音声のゲスト解説に阪神ファンで高校野球経験者の遠藤章造(『キャスト』木曜メインコメンテーター)を迎えた。 衛星テレビ(skyA・sports+)「スカイ・Aは虎バン主義。」2013年度には、朝日放送の関連会社スカイ・エーが運営するskyA・sports+でも、「スカイ・Aは虎バン主義」というテーマを掲げながら「虎バン主義。」キャンペーンへ初参加。その大きな目玉として、これまで「スカイ・Aスタジアム」での中継では巨人戦の一部[34]を除いた全60試合前後にとどまっていた阪神主管試合の中継を全72試合(地方開催分含む)に拡大し、生中継もスカイ・A独占となる巨人戦3試合を含め46試合に拡大(残りの試合はGAORA等との放送日程の関係上ディレード方式による録画中継)とするほか、2軍戦の中継も強化する[35]。 中継は従来からと同じで基本的に水曜・日曜は朝日放送テレビ製作のもの、サンテレビジョン製作の地方開催(京セラドーム大阪、沖縄セルラースタジアム那覇、倉敷マスカットスタジアム)の試合があればサンテレビ製作のものをそのまま同時に流すが、基本的に球団製作(製作クレジットはtigers-ai)の映像をそのまま使う。 2013年3月には、当番組からのスピンオフ企画として、『掛布雅之×松村邦洋の虎バン主義!』と題した特別番組を放送。同年からスカイ・A解説者に就任した阪神OBの掛布と、彼のものまねを得意とする松村が、宜野座キャンプでの阪神の練習の様子を見ながら2013年シーズンの阪神を展望した。 また、2013年はスカイ・Aスポーツプラスで生中継が行われる一部の試合で試合開始30分前からの26分間にわたり『甲子園直前情報・虎バン主義。』を「スカイ・Aスタジアム」のプレ番組として随時放送する。ここでは2011年の『夕やけスタジアム』、2012年の『イマトラ !! 〜Tigers NOW !!〜』と同じ体裁で、朝日放送(当時)のアナウンサーや福家雅明(Tigers-aiディレクター)、上田二朗(スカイ・A専属プロ野球解説者)ら、タイガースOBの解説を入れて、試合の見所を語る。また2013年5月には「朝から晩まで甲子園!W(ダブル)特盛!タイガース祭り」として、甲子園での兄弟ダブルヘッダー(午前中2軍の試合、午後日中1軍打撃練習、午後夜間セ・パ交流戦)を集中放送(スカパー!では無料放送)する企画も行われる[36]。 ヤマザキパンとのコラボレーション商品『虎パン』(2014年)2014年には、ヤマザキパンとのコラボレーション商品として、「チョコバナナ風味 メロンパン」「プリン風味のシュースティックパン」「ブラックデニッシュコロネ」を開発。朝日放送のサービスエリアである関西地区限定商品として、7月1日から8月31日まで販売していた。いずれの商品にも、阪神の歴代ホームゲーム用ユニフォームのデザインにちなんで、黄色と黒色のストライプ(縦縞模様)を表現。朝日放送テレビ・関西ローカルで放送されたCMには、桧山が出演していた。 コラボレーションカフェ『THE STRIPE CAFE by TORABAN』の営業(2017年 - )朝日放送のグループ会社であるABCライツビジネスでは、阪神の楽しみ方を若い女性などへ提案する目的で、当番組とのコラボレーションによる肉カフェ(主に肉料理を提供するカフェレストラン)「THE STRIPE CAFE by TORABAN(ザ ストライプ カフェ バイ トラバン)」を2017年6月16日(金曜日)から大阪市福島区の「ほたるまち」(朝日放送の本社があるエリア)で営業。「肉カフェ」で実績のあるトランジットジェネラルオフィス社に店舗の運営を委ねながら、当番組出演者のプロデュースによるメニューを随時提供するほか、月に1回のペースで体験型のイベントを実施している[37]。 ラジオ番組「虎バン主義。」
「ラジオで虎バン」2010年版
2014年版
2020年度上半期版(2020年4 - 6月)
2020年度下半期版(2020年11月 - 2021年3月)
2021年度版(2021年11月以降 - 2022年3月)
2022年度版(2022年10月4日 - 2023年3月30日)ABCラジオでは、NPBが「レギュラーシーズンの全日程を10月の上旬までに消化する」という2019年以前の体制に戻したことを受けて、2022年度のナイターオフ編成を2022年9月26日(月曜日)から開始。阪神が10月2日(日曜日)の対ヤクルト戦(甲子園)でレギュラーシーズンを終える日程が組まれたため、当初は同月4日(火曜日)からレギュラー放送を始めることを予定していた。しかし、阪神のクライマックスシリーズ(CS)進出が10月1日に確定したことから、上記の予定を変更。放送開始の時期を阪神のポストシーズン終了後まで遅らせたうえで、9月28日(木曜日)から始めていた『伊藤史隆のラジオノオト』3時間バージョンの生放送を、10月4日以降も阪神のポストシーズン終了まで続けた。 実際のCSでは、阪神がファーストステージの突破を経て、10月12日(水曜日)からヤクルトとのファイナルステージ(神宮球場でのナイトゲーム)へ臨んでいた。ABCラジオでは、同日から10月14日(金曜日)まで、『ラジオノオト』の3時間枠を自社制作によるファイナルステージ第1 ‐ 3戦中継へ充当。結局、阪神は第1戦からの3連敗によって、日本シリーズへの進出を逃した。これに対して、ABCラジオでは翌週(10月17日)から、2022年度のナイターオフ編成を本格的に適用。翌18日(火曜日)から当番組のレギュラー放送を始めるとともに、『ラジオノオト』のレギュラー放送を2時間枠で再開することも確定した。 当番組の出演者と放送内容については、基本として2021年度版をほぼ踏襲[47]。高野が全曜日でパーソナリティを担当するほか、火曜日には関本、水曜日には濱中、木曜日には桧山が引き続き出演している。なお、2022年11月8日(火曜日)には、関本に代わって福本がパートナーを担当した。 金曜日にはナイターオフ版の通例に沿って、上記3人以外の阪神OBから、以下の人物がパートナーとして週替わりで出演。2023年シーズンから阪神の一軍監督へ15年振りに復帰することが放送の開始前(同年10月15日)に決まった岡田彰布は、「虎バンパートナー」としては登場しないものの、放送上は収録音源(「クイズそらそーよ」や阪神監督としてのインタビューなど)を通じて曜日を問わず随時出演していた。その一方で、岡田とは逆に阪神の一軍監督から朝日放送グループのプロ野球解説者へ復帰した矢野燿大は登場していない。
ちなみに、2022年にはオリックス・バファローズが日本シリーズを(ブルーウェーブ時代の1996年以来26年振りに)制覇。シリーズ終了後の11月3日(木曜日・文化の日)には、パ・リーグ連覇の時点で決まっていた優勝記念パレードが、17:30頃から御堂筋(大阪氏中央区)の一部区間で30分ほど執り行われた。ABCラジオでは「阪神が進出しない日本シリーズの試合は(オリックスだけが進出していても)中継を一切放送しない」との方針を2019年から打ち出しているが、パレードが終了する時間帯が当番組の生放送と重なることから、当番組では「虎バンアナウンサー」で最も若い大野(1997年出生)を御堂筋へ派遣。当日の「スポーツヘッドライン」では、大野による沿道からの電話リポートを特別に放送した。 また、高野は2022 FIFAワールドカップ(日本時間で2022年11月20日から12月18日までカタールで開催)の期間中にABEMAから配信される中継動画において、グループリーグの4試合と決勝トーナメント(準々決勝)1試合で実況を担当。全試合の中継動画における日本国内向けのインターネット配信権を保有しているABEMAに対して、大株主の1つであるテレビ朝日と系列局から一部のアナウンサーを配信限定の実況要員として派遣することに伴う措置で、朝日放送テレビからは小縣も担当に起用されていた。実際には東京界隈のスタジオからオフチューブ方式で配信していたため、高野は大会期間中も当番組への出演を極力続けていたが、11月29日(火曜日)には実況との兼ね合いで休演。11月25日(金曜日)にも、翌26日(土曜日)の阪神ファン感謝デー(甲子園球場で開催)に向けたMCリハーサルへの参加を優先したため、29日放送分と合わせて山下がパーソナリティを代行した。2023年には、阪神春季キャンプ取材期間中(2月3日 - 7日および17日 - 21日)の放送で、ABC側のスタジオ進行を他のアナウンサー(3日=金曜日:福井、7日=火曜日:中邨、17日=金曜日:北條、21日=火曜日:山下)が担当。 その一方で、朝日放送ラジオで2021年の8月からオリックス戦や全国高等学校野球選手権大会のラジオ中継で実況を担当している寺田健人(朝日放送グループのベスティに所属するフリーアナウンサー)を、同局の正社員・嘱託社員以外のアナウンサーとしては初めて「虎バンアナウンサー」に起用。寺田は2022年シーズンまで阪神戦の中継に出演していなかったが、当番組では同年11月の阪神秋季キャンプおよび、2023年2月の春季キャンプでリポーターを務めた。もっとも、「タイガースヘッドライン」に「虎バンアナウンサー」が登場する頻度は、過去のオフシーズン版に比べて少なかった。 ABCラジオでは2023年度から、NPBレギュラーシーズン中の火 - 金曜日で阪神のナイトゲームが最初から組まれていない場合に、『ラジオで今ナリ!』(『ラジオで虎バン!』からのスピンオフ企画による今成の冠番組)を18:00 - 19:00に生放送。2018年からレギュラーシーズン中でも上記の場合に「『ABCフレッシュアップベースボール』のスタジオバージョン」という役割を担っていた『伊藤史隆のラジオノオト』が、2022年度のナイターオフ期間で放送を終了したことに伴う措置の一環で、今成と田渕麻里奈のコンビで進行している。その一方で、2023年セ・パ交流戦の予備日に設定されていた6月22日(木曜日)には試合が発生しなかったため、高野・桧山・田渕の出演による『ABCフレッシュアップベースボール ラジオで虎バン!スペシャル』を17:55 - 21:00に生放送。 2023年度版(2023年10月6日 - 2024年3月22日)阪神は2023年9月14日の対巨人戦に勝利したことによって、2005年以来18年振りのセ・リーグ優勝および、セ・リーグで10月18日(水曜日)から組まれているCSファイナルステージ(いずれも甲子園)への出場を決めた。この試合はBS朝日で全国に向けて中継されていて、高野が実況を担当。『ABCフレッシュアップベースボール』では、山下が優勝決定のシーンを伝えていた。 一方の朝日放送ラジオでは、2023年度ナイターオフ編成の起点を10月2日(月曜日)に定めたうえで、前年度(2022年度)までの『伊藤史隆のラジオノオト』の放送枠を引き継ぐ自社制作番組の編成に着手。当番組については、放送枠を毎週金曜日の18:00 - 21:00に集約させたうえで、「週1回・3時間放送の生ワイド番組」として再スタートを切った。ただし、メインパーソナリティの高野が続投しているほか、前年度までの金曜分と同様に朝日放送グループの野球解説者が週替わりで出演している[50]。「感動アゲイン」「タイガースヘッドライン」「タイガース裏選手名鑑」「解説者ダービー」といったレギュラーコーナーも前年度から継続しているが、放送時間が3時間に延びたことを受けて、リスナーから受け付けるメッセージにテーマを週替わりで設定。リスナーのメッセージとは別のテーマに沿って選んだ楽曲を、18時台と19時台の途中にフルコーラスで1曲流している。さらに、『伊藤史隆のラジオノオト』の全曜日で19:30頃に放送していた「ABC交通情報」の金曜分を引き継いだ一方で、20時の前後には阪神関連以外のスポーツニュースや「追いかけてタイガース」(阪神の関係者による記者会見の収録音源や関係者・ファンに対する独自の取材音源を流す企画)を放送している。 『ABCフレッシュアップベースボール』では2023年のシーズン途中(6月23日放送分)からテーマソングを『雑草』(ベリーグッドマン)に変更しているが、当番組では旧テーマソングの『FIRE DANCE』を引き続き放送。オープニングでは、山下による阪神のセ・リーグ優勝決定シーンの実況を同録した音源などに続いて『FIRE DANCE』を流している。 初回の放送日は2023年10月6日で、10月20日には、CSファイナルステージ第3戦の中継に伴って放送を休止。その一方で、阪神とオリックスの対戦で10月28日(土曜日)に開幕した日本シリーズの期間中には、11月3日(金曜日・文化の日)に放送している。11月3日が日本シリーズの「移動日」に設定されていたことに加えて、甲子園球場の開催分(10月31日 - 11月2日に組まれていた第3 - 5戦)が当初の予定どおりに開催されたことに伴って、雨天などで順延された試合が「ナイトゲーム」として11月3日に組み込まれる可能性が消滅したことによる。結局、阪神は3勝3敗で迎えた11月5日(日曜日)の第7戦(京セラドーム大阪)で勝利したことによって、1985年以来38年振りの日本シリーズ制覇(日本一)を達成。高野はこの試合もラジオ中継で実況していたため、当番組では、シリーズ終了後最初の放送(11月10日)から高野による「日本一」達成シーンの実況音源をオープニングで流している。 朝日放送ラジオでは、2023年度のナイターオフ期間に『UP↑↑』(アップ)という生ワイド番組を火 - 木曜日の18:00 - 21:00に編成。2020年度から2022年度まで当番組の枠内で扱っていた阪神関連の情報のうち、火 - 木曜分については、2023年10月3日(火曜日)の初回から『UP↑↑』内の「スポーツヘッドライン」で取り上げている[50]。編成上は「スポーツヘッドライン」と「ABC交通情報」(前述)が当番組との共通コーナーに当たることから、同局が2023年の12月第1週に設定している「ABCラジオ スペシャルAREウイーク」期間中の「スポーツヘッドライン」では、例年と同じく阪神の現役選手から1名を日替わりでゲストに迎えた(当番組では12月8日放送分に森下翔太が出演)。また、前年まで『伊藤史隆のラジオノオト』内で有馬記念(中央競馬のG1レース)前週の20時台に内包されていた「カウントダウン有馬記念」(山下がパーソナリティを務める朝日放送ラジオの競馬情報番組『ジョッキー・ルーム』と連動したJRA単独提供の事前収録コーナー)については、2023年に火 - 木曜分を12月19日 - 21日の『UP↑↑』で放送。当番組では「金曜分」として、山下から武豊へのインタビュー音源を12月22日(レースの3日前)に流していた。その一方で、阪神・淡路大震災の発災(1995年1月17日)から29年を経過する前週(1月9日 - 12日)には、『関西AMラジオ防災情報企画~いのちのラジオ~』(前年度まで『伊藤史隆のラジオノオト』に内包されていたAMラジオ災害問題協議会加盟局の共同制作番組)を単独番組として20:54 - 21:00に編成。この期間のみ、『UP↑↑』全曜日と当番組の放送枠を18:00 - 20:54に短縮していた。 なお、2023年度には当番組の放送期間を2024年3月22日まで設定しているが、スタジオからの生放送については前週(3月15日)で終了。22日には阪神対オリックスのオープン戦がナイトゲームとして京セラドーム大阪で組まれていたため、この試合を「高野の実況・下柳の解説による当番組とのコラボレーション企画」として18:00 - 21:00に中継した。 2023年度に当番組へ出演した解説者は福本・桧山・下柳・関本・濱中の5名のみで、出演日は以下の通り。生放送の時間帯が『熱血!タイガース党』と重なるようになったことから、福本と濱中は、基本として同番組への出演を優先していた。
「解説者ダービー」については、週1回の放送へ移行したことを受けて、前年度まで実施していた「曜日別対抗戦」を廃止。「当日出演の解説者に対して、6問のクイズを出題する」という方式へ変更するとともに、「リスナー争奪 解説者ダービー」と銘打って、クイズの正解数を「全6問(→2023年12月8日以降は5問以上)」「3 - 5問(→3問か4問)」「2問以下」のいずれか)でリスナーに予想させる企画と連動させている。予想については、当日のオープニングから「解説者ダービー」の直前までメールで受け付けた後に、選択肢ごとの「人気」(予想の総数)を集計したうえで第1問の出題前に発表。「一番人気」の予想が的中した場合には500円分、「二番人気」が的中した場合には1,000円分、「三番人気」が的中した場合には3,000円分のQUOカードを、該当する選択肢での的中者から抽選で1名に進呈した。その一方で、「クイズそらそーよ」と同じく、解説者がクイズに正解した場合には岡田の声で収録した「そらそーよ」、不正解の場合には「間違い!」という音源を流している。
2024年度版(2024年10月 - 2025年3月)朝日放送ラジオが2024年度ナイターオフ編成の起点を2024年9月30日(月曜日)に定めたことを受けて、同年10月4日(金曜日)から放送。放送の再開に際しては、パーソナリティ(高野)・放送の曜日(金曜日)・テーマソング(『FIRE DANCE』)や、「感動アゲイン」「タイガースヘッドライン」「タイガース裏選手名鑑」「追いかけてタイガース」「リスナー争奪 解説者ダービー」「クイズそらそーよ」といった企画を前年度(2023年度)から踏襲した。その一方で、放送枠を前年度から15分短く18:00 - 20:45に設定[51]。前年度までナイターオフ期間の月曜日に放送されていた『川上千尋の虎たまプレミアム!』(阪神ファンの川上千尋がパーソナリティを務める生放送の阪神情報番組)を、当番組の後枠(20:45 - 21:00)に移動させた。 2024年度に当番組へ出演した朝日放送グループの野球解説者は、以下の通り。前年度に登場していなかった中西と真弓が出演を再開する一方で、前年度に続いて放送時間の一部(20時台)が『熱血!!タイガース党』の生放送と重複しているため、福本と濱中は同番組への出演を優先している。
なお、2024年10月11日・11月8日放送分では北條、同年11月22日放送分では福井がパーソナリティを代行した。北條の代行は、スカイAで放送される日本女子プロゴルフ協会公認のゴルフトーナメント(10月は富士通レディース・11月は伊藤園レディスゴルフトーナメント)中継でのメイン実況を高野が控えていたことによる。 ちなみに、朝日放送ラジオでは2024年度の下半期に『UP↑↑』を放送せず、『ミュージックジェルム』(朝日放送テレビのアナウンサーから1名が日替わりでパーソナリティを務める生放送の音楽番組)が『UP↑↑』の放送枠(火 - 木曜日の18:00 - 21:00)を継承。朝日放送テレビのスポーツアナウンサーから、福井が火曜日、2024年からベンチリポート専任で阪神戦のラジオ中継へ出演している平野康太郎が水曜日の『ミュージックジェルム』でパーソナリティを務めている。また、当番組との共通コーナーとして「ABC天気予報」と「ABC交通情報」を19時台に組み込む一方で、18時台の後半には『UP↑↑』に続いて「スポーツヘッドライン」のコーナーを放送している。 「清水次郎の虎たま!」
2011年度から2014年度まで朝日放送ラジオでナイターオフ期間の月曜日に放送していた15分番組で、「太陽がくれた季節」(青い三角定規)をテーマソングに採用。当番組から派生した生放送番組で、タツミコーポレーションが「ミクちゃんガイアアリーナ」(同社が兵庫県を中心に展開しているパチンコ店チェーン)名義で冠スポンサーに付いていることから、放送上のタイトルは「ミクちゃんグループ[52]スペシャル 清水次郎の虎たま!」である。 タイトルの「虎たま」に「虎のたまご」という意味を込めていることもあって、当番組では毎回、阪神タイガースの若手・新人選手1名に対する清水のインタビュー(事前収録)を中心に放送。インタビューの前後には、スタジオから清水がタイガースの最新情報を伝えるほか、インタビューに応じた選手のグッズを抽選でリスナーに進呈する旨の告知をはさむ。 独身(または既婚で単身赴任の)新人選手が虎風荘(兵庫県西宮市内に当時所在していた第2代の選手寮)に入寮する毎年1月中旬には、新人選手の紹介を兼ねて、清水が寮内で選手全員のインタビューを収録。1回の放送につき、複数の選手のインタビュー音源を流す。また、放送週によっては、選手の代わりに朝日放送の野球解説者をスタジオに迎えることがある。 放送初年度の2011年度には、2011年11月21日から2012年3月26日まで毎週月曜日の20:45 - 21:00に生放送。第2期の2012年度には、同年10月1日から2013年3月25日まで、毎週月曜日の21:05 - 21:20に放送した。 2013・2014年度のナイターオフ編成では、『Monday! SPORTS - JAM』(2013年4月1日から朝日放送ラジオでナイトゲームを開催しない月曜日の19:30 - 21:15に通年で放送するスポーツ生ワイド番組)直後の21:00 - 21:15で、『虎たま!』の第3期放送を実施。現役選手が登場する場合には、インタビューの中に「プレイバック」(その選手にとって2014年シーズンで最も強く印象に残ったプレーを『ABCフレッシュアップベースボール』の実況音源とともに振り返る企画)を組み込んでいる。 なお、プロ野球シーズン中の『Monday! SPORTS - JAM』では、当番組の企画およびスポンサーを継承したコーナー「虎スタ」を内包。清水は、「月イチジロー」と称して、月に1回のペースでタイガースの若手・新人選手情報を伝えている。 ポストシーズン(クライマックスシリーズ・日本選手権シリーズ)が月曜日に行われる場合は放送休止となるが、この事例は2012年のクライマックス・セ(1st=中日対ヤクルト、ファイナル=巨人対中日)がいずれも月曜ナイターまでもつれたための1回のみで、2013年と2014年はファイナルのみ[53]、第6戦に縺(もつ)れた場合月曜ナイターで予定されながら、前日までに決着したため行われず、通常放送だった。 「福本豊の虎たまデラックス!」→ 「吉田義男の虎たまプレミアム」→「虎たまプレミアム!」→「川上千尋の虎たまプレミアム!」2015年度からナイターオフ期間限定で、月曜日の夜間に編成。2017年度までは福本の冠番組『福本豊の虎たまデラックス!』、2018・2019年度は吉田の冠番組『吉田義男の虎たまプレミアム』、2020 - 2022年度は『虎たまプレミアム!』、2023年度からは川上千尋(2022年度から出演しているNMB48のメンバー)の冠番組『川上千尋の虎たまプレミアム!』として放送している。
『福本豊の虎たまデラックス!』時代(2015 - 2017年度)関西地方を中心にパチンコ店を経営するタツミコーポレーションが、店舗ブランド名の「ミクちゃんガイアアリーナ」名義でスポンサーに付いていたため、放送上の番組タイトルは『ミクちゃんガイアアリーナPresents 福本豊の虎たまデラックス!』。 2015年度(2015年10月 - 2016年3月)『清水次郎の虎たま!』の後継番組として、2015年度ナイターオフ期間(2015年10月5日 - 2016年3月21日)の毎週月曜日20:45 - 21:15に放送。福本をパーソナリティに迎える一方で、清水もパートナーとして続投した[54]。 清水は、「清水次郎の知っときタイガー」(インタビューを通じてタイガースの新人・若手選手を紹介するコーナー)を担当。オープニングの直後に設けられた「フクモトーーーク!」では、同球団に関する話題・課題を福本が思う存分語る。福本は、春季キャンプの取材などでスタジオに登場しない場合にも、滞在先から電話を通じて「フクモトーーーク!」のみ出演した。 「清水次郎の知っときタイガー」では、タイトルにちなんで、清水の学生時代に流行した「あなたを知りたい」(うしろ髪ひかれ隊)をテーマソングに使用。2016年に阪神へ復帰した金本・藤川など、ベテラン選手や首脳陣が登場することもあった。その一方で、本編のオープニングとエンディングでは、『清水次郎の虎たま!』時代に続いて「太陽がくれた季節」を流している。 『清水次郎の虎たま!』と同じく、ポストシーズンの試合があらかじめ組まれている場合には、開催の有無にかかわらず放送を休止する。2015年には、10月19日(月曜日)にセントラル・リーグクライマックスシリーズ ファーストステージの東京ヤクルト対巨人第6戦の開催が予定されていた[53]。実際には第4戦(10月17日)で決着が付いたが、朝日放送ラジオでは19日には当番組を放送せず、前枠番組の『Monday! SPORTS - JAM』を21:15まで延長した。 2016年1月17日(日曜日)には、甲子園歴史館とのタイアップ企画として、甲子園球場内の1塁側ブルペンで番組初の公開収録を実施。参加者と福本の記念撮影や、同館での見学などを兼ねた企画で、公開収録の模様は翌18日の当番組で放送された[55]。 なお、清水は公立中学校(または公立高校)の社会科教師へ転身することを視野に、2016年6月中旬で朝日放送を退社(2017年度から兵庫県立西宮今津高等学校教諭に就任)。同年3月末でアナウンサーとしての活動を終了することから、当番組がテレビ・ラジオを通じて最後のレギュラー番組になった。このような事情から、同年3月21日放送の最終回では、退社と転身の意向を正式に表明した。 2016年度(2016年10月 - 2017年3月)後述する『ガチ虎!』を公式戦の開幕直後(2016年3月28日)から日本シリーズの直前(10月24日)まで、毎週月曜日の19:30 - 20:00に放送。当番組については、同年10月31日から2017年3月までは、『ガチ虎!』の放送枠を引き継ぐ格好で放送した。福本のパートナーには、朝日放送を退社した清水の後任として、『虎バン』ナビゲーターの高野を起用。番組全体のテーマソングとして、「ええねん」(ウルフルズ)を新たに用いている。 阪神関係者へのインタビュー企画については、2016年度前期の「ガチ虎!」で放送されていた「虎のココロ」を継承。若手選手にとどまらず、インタビューの対象を、中堅・ベテラン選手にも広げている。2017年1月2日放送分[56]には、松村邦洋が当コーナーのゲストに登場。同年1月22日には、前年に続くリスナー参加企画として、甲子園球場内ブルペンでの公開収録を実施した。 2017年度(2017年10月 - 2018年3月)2017年の日本シリーズ終了の翌週(同年11月6日)から2018年3月26日まで、福本・高野コンビで放送。阪神関係者へのインタビュー企画については、前半で「虎のココロ」を継続する一方で、「探偵!タイガースクープ」(『探偵!ナイトスクープ』にちなんで2017年シーズンで公にされなかったチーム内の出来事を関係者が「スクープ」として紹介する企画)を後半に組み込んだ。 『吉田義男の虎たまプレミアム』時代(2018・2019年度)関西地方を中心にパチンコ店を経営するアライ興産が、店舗ブランド名の「スーパーコスモプレミアム」名義でスポンサーに付いているため、放送上の番組タイトルは『スーパーコスモプレミアムPresents 吉田義男の虎たまプレミアム』。 2018年度以降の『ガチ虎!』と同じく、放送枠を毎週月曜日の21:00 - 21:15に設定。2017年度のナイターオフ期間に『伊藤史隆のラジオノオト』火曜日の「虎バンパートナー」を務めた吉田をパーソナリティに迎えたため、福本は同番組水曜日の「虎バンパートナー」へ異動した。また、単独提供のスポンサーを変更したうえで、テーマソングも「ズッコケ男道」(関ジャニ∞)に一新した。ただし、パートナーの高野は続投。「虎のココロ」を放送する週には、高野がインタビュアーと本編の進行を担当する関係で、吉田の声は事前収録のタイトルコールだけで流れている。 『虎たまプレミアム!』時代(2020 - 2022年度)2020年度からナイターオフ期間のレギュラー放送を開始した「ラジオで虎バン」が月曜日に編成されていないことから、生放送の場合には、同番組を補完すべく当日のタイガース情報を取り上げている。 2020年度には、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年のNPBレギュラーシーズンが11月中旬まで組まれていることを背景に、シーズン最終盤の同月2日から放送を開始。コーナーや構成を『吉田義男の虎たまプレミアム!』から引き継いでいるほか、高野が引き続きパートナーを務めている。ただし、パーソナリティを固定せず、吉田を含めて朝日放送テレビのプロ野球解説者が週替わりで出演。また、上記の事情から、朝日放送テレビスポーツ局のディレクターもリモート方式で選手へのインタビューを担当するようになった。2021年のNPBレギュラーシーズン開幕前週(3月22日)で放送を終了。 2021年度には、2020年と同様の事情でNPBのレギュラーシーズンが11月上旬まで組まれていたが、2021年シーズン終盤の9月27日から放送を開始。高野に限らず、朝日放送テレビのスポーツアナウンサーがパーソナリティや「虎のココロ」のインタビュアーを分担している。翌週(10月4日)から毎週月曜日の深夜に『ABCミュージックパラダイス』(生放送の音楽番組)のパーソナリティを通年で務めている福井治人も、放送上はスポーツアナウンサーの1人として、本番の約1時間前に当番組へ随時登場。 2021年11月22日・29日には、阪神から千葉ロッテマリーンズへの移籍を経てこの年に現役を引退した鳥谷に対して、高野がインタビューに臨んだ収録の模様を2回にわたって放送した。なお、鳥谷は2022年度からパナソニック野球部のコーチへ就任するとともに、野球解説者として活動。2022年3月7日には、『キャスト』(朝日放送テレビ平日夕方の関西ローカル向け報道・情報番組)の企画で阪神の沖縄春季キャンプ中に糸井嘉男(阪神選手時代のチームメイトで同年齢)との対談に臨んだ際の収録音源から、同番組での先行放送では使われなかったクロストークの音源を流している。2022年のNPBレギュラーシーズン開幕前週(3月21日)に、同年からスポーツ担当を再び離脱する横山太一がパーソナリティを務めることによって放送を終了。 2022年度は、NPBレギュラーシーズン終盤の9月26日から2023年3月20日まで、毎週月曜日の20:45 - 21:00に放送。テレビ版の『虎バン』や『ラジオで虎バン!スペシャル』への出演を経験している川上千尋(NMB48)がレギュラーでMCを務めたほか、高野・福井を含めた朝日放送テレビのスポーツアナウンサーも週替わりで出演している。ちなみに川上は、阪神のキャンプ地やリモート方式での選手インタビューも事前収録で随時担当。放送期間中の2023年1月からは、『月刊タイガース』で「虎の虫」というコラムの連載を始めていて、インタビューや放送の模様を映した写真も盛り込まれている。逆に、川上が生放送へ出演できない場合には、阪神OB(岩田稔など)と朝日放送テレビアナウンサーのコンビで進行していた。 『川上千尋の虎たまプレミアム!』時代(2023年度以降)2023年度は川上の冠番組として、NPBレギュラーシーズン終盤の10月2日から2024年3月25日まで、毎週月曜日の20:45 - 21:00に放送。川上の氏名が番組タイトルに入ったことや、提供クレジットが「スーパーコスモプレミアムのアライ興産グル-プ」に改められたこと以外は2022年度の放送と変わらず、朝日放送テレビのスポーツアナウンサーも週替わりで出演している。 また、YouTube上の「虎バンチャンネル」では、この番組からCMを割愛した同録音源を放送後から順次配信。音源のサムネイルには、川上が生放送やインタビューの収録へ臨んだ際に撮影された画像に、番組のタイトルロゴを添えて表示している。 ちなみに、川上は2024年の1月中旬から1ヶ月半にわたって、朝日放送ラジオのスタジオ以外の場所からのリモート方式で出演していた。ソロ活動(舞台作品やテレビドラマへの出演など)で東京に滞在する機会が増えたことや、2月の阪神春季キャンプ中に休日返上で一軍のキャンプ地(沖縄県宜野座村)へ滞在していたことに伴う措置で、この期間中は朝日放送テレビのアナウンサーが朝日放送ラジオ本社のスタジオから単独で進行している。 2024年度には、放送の時間帯を変えないまま、放送の曜日を月曜日から金曜日に変更。朝日放送ラジオでは、前述した『ラジオで虎バン!』と合わせて、2024年10月4日からナイターオフ期間の金曜日に阪神関連の生放送番組を2本立てで編成することになった。また、2024年10月の放送では、川上のパートナーを佐藤修平(朝日放送テレビのスポーツアナウンサー)に固定している。 「ガチ虎!」
「ガッチ」という愛称の持ち主で、清水の同期アナウンサーでもある小縣の冠番組。「タイガース(虎)ファンの心をガッチリとつかむ」「タイガース(虎)の選手にガッチリ話を訊く」というコンセプトの下に、「月曜も虎バン主義。」と銘打って、朝日放送の野球解説者を交互にゲストへ迎える。 『虎たま!』シリーズの後継番組で、かつてスポーツアナウンサーとして活動していた枝松順一(朝日放送スポーツ局)がプロデューサーを務めている。その一方で、プロ野球シーズン中に『虎たま!』をフロート番組(1コーナー)として内包していた『Monday! SPORTS - JAM』から編成上独立(通年で別番組化)させたため、『虎たま!』のスポンサーに付いていたタツミコーポレーションを当番組のコーナースポンサーへ移行。テーマソングも、甲斐バンドの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」に変更している。 プロ野球シーズン中の放送では、2部構成で、前半の「虎の足跡」では週替わりで出演する解説者が、放送前週の阪神の戦い振りについて、特に印象に残った試合や選手に焦点を当てて検証。タツミコーポレーションが提供する「虎のココロ」では、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(馬場俊英)の一節をオープニングで流した後に、朝日放送のスポーツアナウンサー(小縣など)による阪神関係者への単独インタビュー(事前収録)の模様を放送する。 解説者が放送週の試合で最も活躍しそうな阪神の選手の名を挙げることによって、番組を締めくくることが特徴。ABCラジオが全国大会の試合を中継する全国高等学校野球選手権大会期間中の放送では、「虎のココロ」の代わりに、解説者が高校時代の野球に関する思い出話を披露している。 なお、『福本豊の虎たまデラックス!』の項で記したように、2016年度には3月28日から10月24日まで放送。「虎のココロ」については、『福本豊の虎たまデラックス!』でも、「清水次郎の知っときタイガー」の後継コーナー扱いで存続させた。 2017年には、4月3日から10月25日まで放送された後に、11月6日から『福本豊の虎たまデラックス!』へ引き継がれた。 2018年には、前年までの放送枠に『楠淳生のLET'S GOアスリート』(同年3月で朝日放送を定年退職したスポーツアナウンサー・楠淳生によるアスリートへのインタビュー番組)を組み込んだ関係で、当番組の放送枠を21:00 - 21:15へ移動。放送時間も前年までの30分間から15分間に短縮されたため、同局の野球解説者が直近の阪神の戦い振りを回顧する回と、「虎のココロ」を中心に構成する回を隔週交代で放送するようになった。なお、ナイターオフ期間には当番組を休止したうえで、『吉田義男の虎たまプレミアム』の放送枠に充てていた。 2019年には、4月1日 - 9月23日の期間で上記の編成を継続。当初は9月30日に最終回の放送を予定していたが、当日に阪神のレギュラーシーズン最終戦(甲子園球場での対中日戦)と最終戦セレモニーが組まれたため、ABCラジオでは最終戦とセレモニーの完全生中継を優先した。 2020年には、例年より早く3月20日にレギュラーシーズンの開幕が予定されていたため、同月23日から放送を開始。新型コロナウイルスへの感染拡大による開幕の延期期間中も、レギュラー放送を続けた。実際にはNPBによる日程の再調整によってレギュラーシーズンが6月19日から11月中旬までの期間に設定されたが、当番組はシーズン最終盤の10月26日で放送を終了。翌週(11月2日)から『虎たまプレミアム!』に移行した。 2021年度には放送せず、YouTube上の「虎バンチャンネル」へ事実上集約。その一方で、当番組の放送枠を『Monday! SPORTS - JAM』に組み込む(放送枠を20:00 - 21:15に戻す)とともに、阪神情報を『Monday! SPORTS - JAM』内で取り上げる体制を復活させていた。ただし、同番組はレギュラーシーズン終盤の9月20日で放送を終えている。 「阪神タイガース実況CDマガジンpresents 虎バン情報局」
阪神タイガースが球団の創設から2025年に90周年を迎えることを背景に、アシェット・コレクションズ・ジャパンが2024年4月3日から隔週水曜日に発売している『阪神タイガース実況CDマガジン』(朝日放送ラジオの企画協力・監修によって全120冊の刊行を予定している分冊百科)と連動した番組で、同月7日から6月30日まで毎週日曜日の12:30 - 13:00(JST)に放送した。 放送の開始に際しては、2024年度の『ABCフレッシュアップベースボール』で阪神戦中継の実況・ベンチリポートを担当しているスポーツアナウンサーから、寺田健人をパーソナリティに起用。寺田はフリーランスの立場で朝日放送テレビのグループ会社(ベスティ)に所属しているため、放送上は「アナウンサーの寺田健人」と名乗っていた。また、編成上はアシェット・コレクションズ・ジャパンの単独提供番組であるが、放送上の提供クレジットでは『阪神タイガース実況CDマガジン』という名義を使用している。 放送の期間がセントラル・リーグの2024年レギュラーシーズンの序盤と重なっていたため、放送上は前半を阪神の「直近カード」における戦い振りの回顧(または阪神の選手・首脳陣にまつわる秘話の披露)、後半を『阪神タイガース実況CDマガジン』の告知・紹介に充当。前半では、阪神OBの野球解説者を「ゲスト」で迎えるとともに、「直近カード」における当番組の実況音源を随時流していた。ただし、『阪神タイガース実況CDマガジン』の最新号を発売するスケジュールに合わせて収録する関係で、取り上げる「直近カード」と実際の放送には1週間程度のタイムラグが生じている。第1回で扱った「直近カード」は2024年のレギュラーシーズン開幕カードで、放送前週の金曜日(3月29日)から東京ドームで催されていた巨人との3連戦であった。 後半には、阪神のOBに加えて、「生粋の阪神ファン」として『阪神タイガース実況CDマガジン』の刊行を企画した鈴木徹也(アシェット・コレクション・ジャパン専属の企画開発会社である「株式会社企組」の代表取締役社長)[57]が「『阪神タイガース実況CDマガジン』のエグゼクティブ・プロデューサー」という肩書で毎回出演。特集記事の執筆や「CD特典企画」でのインタビューを担当した『デイリースポーツ』の新旧記者(かつて同社の社長を務めた改発博明・阪神を長年取材している現役記者の吉田風など)も随時招いていたほか、最新号の発売3日前に放送される場合には当該号の告知、最新号を発売中の場合には当該号の紹介に充てていた。このパートでは第7号(2024年6月26日発売号)まで取り上げていたが、実際には『阪神タイガース実況CDマガジン』のインフォマーシャルを兼ねているため、番組内にはアシェット・コレクションズ・ジャパンを含むCMの放送枠を設けていなかった。 また、放送上は最終回を除いて、同じ「ゲスト」が複数の回にわたって登場していた。放送期間中における『ABCフレッシュアップベースボール』の解説者からは、桧山と関本が3回ずつ出演。桧山が出演した第7回(2024年5月19日放送分)・第8回(同月26日放送分)・第9回(6月2日放送分)のみ、寺田に代わって高野純一がパーソナリティを務めた。さらに、最終回には吉田義男が「スペシャルゲスト」に迎えている。それ以外の回では、『フレッシュアップベースボール』の解説陣以外から、現役時代にオリックスにも在籍していたOBが出演。第1回・第2回(4月14日放送分)・第3回(同月21日放送分)では糸井嘉男(放送の時点では阪神タイガースのスペシャルアンバサダー)、第4回(4月28日放送分)・第5回(5月5日放送分)・第6回(同月12日放送分)では能見篤史が登場していた。 『阪神タイガース実況CDマガジン』の製作に朝日放送ラジオが関与しているのは、同局のライブラリーで所蔵している阪神公式戦ラジオ中継の実況アーカイブ音源の一部が(1冊につき1枚の)CDに再録されていることによる。また、『阪神タイガース実況CDマガジン』では、寺田・高野をはじめ刊行時点の『ABCフレッシュアップベースボール』解説・実況陣全員の顔写真入りプロフィールを各巻の冒頭に掲載[58]。当番組でも、(放送の時点で)最新号のCDに収められた音源の一部を、後半で特別に流すことがあった。さらに、アシェット・コレクションズ・ジャパンでは、『フレッシュアップベースボール』でも2024年から一部の曜日で協賛を開始。協賛日には、『虎バン情報局』では放送されていない『阪神タイガース実況CDマガジン』のCMが流れている。 書籍「虎バン 阪神タイガースはなぜ強いのか」(2008年9月初版発売、出版:出版文化社、著・編:「虎バン」書籍製作委員会、取材・構成:内匠宏幸 ISBN 978-4883384013) DVD「虎バンDVD 金本知憲 鉄人の歩み」(2008年7月16日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-11760
「虎バンDVD 虎動セレクション 阪神タイガース 虎戦士の真実」(2010年3月19日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-11923
「虎バンDVD 鉄人・金本知憲引退〜ありがとう!アニキ〜」(2012年12月28日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-53806
「虎バンDVD 藤浪晋太郎19(nineteen)〜19歳の軌跡〜」(2014年3月19日発売、発売元:朝日放送、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-53806
「虎バンDVD 藤川球児引退〜火の玉ストレートは永遠に〜」(2020年12月23日発売、発売元:朝日放送テレビ、販売元:ポニーキャニオン)PCBE-56358
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク
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