高星 明誠(たかぼし みつのり、1993年1月24日 - )は、神奈川県平塚市出身のレーシングドライバー。
プロフィール
経歴
1998年よりレーシングカートを始め、数々のタイトルを獲得した。
2009年はニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)のサポートを受け全日本カート選手権(KF1クラス)に参戦し、シリーズ4位となる。
2010年よりニッサンの若手ドライバー育成プロジェクト「ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム」(NDDP)のドライバーとなり、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)に参戦した。
2013年はNDDP RACINGのドライバーとして全日本F3選手権(Nクラス)に参戦、シリーズチャンピオンを獲得した。
2014年は全日本F3選手権に参戦、ポールポジション5回、優勝3回と最終ラウンドまでタイトルを争いシリーズ3位となった。
2015年からNDDP RACINGよりSUPER GTに参戦開始。2016年はブランパンGT参戦の為、参戦を一旦休止したが、第5戦富士でDIJON Racingよりスポット参戦[1]、第6戦鈴鹿1000kmでは負傷欠場の千代勝正の代役としてMOLAからGT500クラスにデビュー。
2017年はB-MAX RACING TEAMより再び全日本F3選手権にフル参戦し、シリーズチャンピオンを獲得した[2]。
2018年はKONDO RacingからGT500クラスにステップアップを果たした。
また、2018/2019シーズンのフォーミュラEにニッサン・e.damsからリザーブドライバー兼テストドライバーとして参戦する。
2020年はGT500クラスにフル参戦の一方で、スーパーフォーミュラ第2戦岡山でCOVID-19拡大による渡航制限で来日調整が出来なかったセルジオ・セッテ・カマラの代役としてBuzz Racing Team with B-MAXよりスポット参戦した[3][4]。
2021年はスーパーフォーミュラ・ライツに参戦するB-MAX RACING TEAMの総監督に就任[5]。名取鉄平のドライバーズタイトル獲得に貢献した[6]。スーパーフォーミュラではTOYOTA GAZOO Racingから WECテストに参加する平川亮の代役として第4戦菅生にスポット参戦した[7]。
2022年は、古巣のNDDP RACINGに移籍して、GT500クラスにフル参戦。第2戦富士では大クラッシュに見舞われたが、次戦の第3戦鈴鹿で念願のGT500初優勝を遂げた。この勝利は、自身の初勝利だけでなく、この年より日産のGT500ベース車両が前年までのGT-Rから変更した新型フェアレディZの初勝利、チームメイトの千代勝正にとってもGT500初勝利、前戦富士でのクラッシュから参戦が危ぶまれていた事から、ファンの間でも記憶に残る勝利となった。
2023年は引き続きNDDP RACINGよりGT500クラスに参戦。その一方でスーパーフォーミュラではダラーラ・SF19をベースとした「SF23」のトヨタ側の開発車両「赤寅」のテストドライバーを務めていた笹原右京がジュリアーノ・アレジの後任でシリーズ後半を戦う事とにより離脱した為、その後任としてテストドライバーに選出された[8]。
2025年はNISMOに移籍し、千代勝正と2023年以来再タッグを組んでGT500クラスを戦う。スーパーフォーミュラではTEAM IMPULから本格的にフル参戦を開始する。
レース戦績
- 2003年
- SL大井松田シリーズ Jrカデットクラス(シリーズチャンピオン)
- SL全国大会 Jrカデットクラス(優勝)
- 東日本ジュニア選手権 Jrカデットクラス(シリーズチャンピオン)
- 2004年
- SL大井松田シリーズ TIAエキスパートクラス(シリーズチャンピオン)
- SL全国大会 TIAエキスパートクラス(優勝)
- 御殿場シリーズ TIAエキスパートクラス(シリーズ2位)
- 2005年 - ジュニアカート選手権
- 2006年 - ジュニアカート選手権 榛名大会(優勝)
- 2007年
- SL大井松田シリーズ SSクラス(シリーズチャンピオン)
- SL全国大会 SSクラス(4位)
- 榛名CUP JrMAXクラス(シリーズチャンピオン)
- ROTAX MAX CHALLENGE JrMAXクラス(シリーズ2位)
- ROTAX MAX グランドファイナル ドバイ大会 JrMAXクラス
- マカオ カートGP JrMAXクラス(4位)
- 2008年 - 全日本カート選手権 KF1クラス(シリーズ7位)
- 2009年 - 全日本カート選手権 KF1クラス(シリーズ4位)
- 2010年 - フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン
- 2011年 - フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(シリーズ7位)
- 2012年 - フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(シリーズ3位)
- 2013年 - 全日本F3選手権 F3-Nクラス(NDDP RACING #23/ダラーラ F306 N - トムス )(シリーズチャンピオン)
- 2014年 - 全日本F3選手権(B-MAX Racing Team with NDDP #22/ダラーラ F312 - トムス )(シリーズ3位)
- 2015年
- 全日本F3選手権(B-MAX Racing Team with NDDP #23/ダラーラ F312 - トムス )(シリーズ3位)
- SUPER GT・GT300クラス(NDDP RACING #3 B-MAX NDDP GT-R/NISSAN GT-R NISMO GT3)(シリーズ4位・2勝)
- 2016年
- ブランパンGTシリーズ・PROクラス-(Nissan GT Academy Team RJN #23/NISSAN GT-R NISMO GT3)
- 全日本F3選手権<Rd.5-8,11-14>(B-MAX Racing Team with NDDP #21/ダラーラ F312 - フォルクスワーゲン )
- SUPER GT・GT300クラス<Rd.4,7-8>(DIJON Racing #48 DIJON Racing GT-R/NISSAN GT-R NISMO GT3)
- SUPER GT・GT500クラス<Rd.5>(MOLA #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R/GT-R R35 NR20A)
- 2017年
- 全日本F3選手権(B-MAX Racing Team with NDDP #23/ダラーラ F312 - フォルクスワーゲン )(シリーズチャンピオン)
- SUPER GT・GT300クラス(NDDP RACING #3 B-MAX NDDP GT-R/NISSAN GT-R NISMO GT3)
- 2018年 - SUPER GT・GT500クラス(KONDO RACING #24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R/GT-R R35 NR20A)(シリーズ14位)
- 2019年 - SUPER GT・GT500クラス(KONDO RACING #24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R/GT-R R35 NR20A)(シリーズ14位)
- 2020年
- 全日本スーパーフォミュラ・ライツ選手権(Rd.1~3)(B-MAX RACING TEAM #52 B-MAX RACING TEAM)(シリーズ7位)
- 全日本スーパーフォーミュラ選手権(Rd.2)(Buzz Racing Team with B-MAX #50 Buzz RACING SF19)
- SUPER GT・GT500クラス(KONDO RACING #24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R/GT-R R35 NR20B)(シリーズ14位)
- 2021年
- 全日本スーパーフォーミュラ選手権(Rd.4)(carenex TEAM IMPUL #20 carenex TEAM IMPUL SF19)
- SUPER GT・GT500クラス(KONDO RACING #24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R/GT-R R35 NR4S21)(シリーズ15位)
- 2022年 - SUPER GT・GT500クラス(NDDP RACING #3 CRAFTSPORTS MOTUL Z/フェアレディZ Z34 NR4S21)(シリーズ2位)
- 2023年 - SUPER GT・GT500クラス(NDDP RACING #3 Niterra MOTUL Z/フェアレディZ Z34 NR4S21)(シリーズ2位)
- 2024年 - SUPER GT・GT500クラス(NISMO NDDP #3 Niterra MOTUL Z/フェアレディZ Z34 NR4S24)(シリーズ3位)
全日本フォーミュラ3選手権/全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
スーパーフォーミュラ
SUPER GT
脚注
出典
外部リンク
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全日本F3選手権 |
1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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スーパーフォーミュラ・ライツ |
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フォーミュラ・リージョナル ジャパニーズ・チャンピオンシップ |
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