高松琴平電気鉄道志度線
志度線(しどせん)は、香川県高松市の瓦町駅と香川県さぬき市の琴電志度駅を結ぶ高松琴平電気鉄道(ことでん)の鉄道路線。 高松と志度を結ぶ初めての鉄道として東讃電気軌道により開業。沿線には屋島・八栗山・志度寺などの名所がある。ほぼ全線にわたって国道11号(旧高松藩街道における「志度街道」区間)および四国旅客鉄道(JR四国)高徳線の木太町駅 - 志度駅間と並行している。ラインカラーはローズピンク。かつては青色で、車体前面の行先表示板も青色地のものが用いられていた。 路線データ
運行形態すべて普通列車である。瓦町 - 琴電志度間の列車が24分間隔で運転され、平日朝夕には瓦町 - 大町間の区間運転列車が加わるほか、琴電志度発着列車の運転間隔も狭まる。この時、瓦町 - 大町間は10 - 20分間隔となる。基本的には2両編成での運行であるが、朝ラッシュ時を中心に3両編成になる列車がある。 2022年(令和4年)4月16日のワンマン運転開始前は、回送も含めた全列車に車掌が乗務し、精算や車内補充券(パンチによる穴あけ式)の発売、IruCaへチャージ、無人駅での集札、車内放送などを行っていたが、同日以降は一部列車を除いて運転士のみが乗務している。 かつては琴平線・長尾線と同様に高松築港発着(瓦町駅でスイッチバック)であったが、1994年に開始された瓦町駅改良工事により琴平線・長尾線と線路が分断されたため、瓦町 - 高松築港間との直通運転は廃止された[2]。 歴史
駅一覧
廃止区間1957年8月15日廃止。 公園前駅 - 中野町駅 - 藤塚駅 - 東田町駅 - 瓦町駅 過去の接続路線
車両2011年5月現在、旅客車20両が所属している。現在はすべて元名古屋市交通局の車両で、600型800番台が片運転台の制御車であるほかは、すべて2両固定編成である。 前出の通り、1994年以降志度線は孤立線となっているため、通常の車両検査は今橋駅隣接の今橋工場で行われ、大規模な検査は仏生山工場へ車両をトレーラーで陸送して実施している。 なお琴電の所有する各路線は架線電圧や車両のサイズなど、直通可能な路線や使用可能な車両の組み合わせが、各路線ごとに独特の変遷を遂げてきたが、詳細については「高松琴平電気鉄道#運転形態及び変遷」を参照。 東讃電気軌道、四国水力電気、讃岐電鉄の車両東讃電気軌道開業時に川崎造船所製の木製単車12両(A形1-12)を用意した。四国水力電気時代の1918年に長崎電気軌道で製造された木製単車4両(B形13-16)は軌道線(公園前-高松駅前-築港前間)で使用。1928年に鋼製ボギー車(C形51-56)が軌道線用として新製されると13-15は鉄道線に移籍した。16は後に撒水車に改造されている。 その他
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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