ASエルフェン埼玉(エーエス エルフェン さいたま、 英語: AS Elfen SAITAMA)は、日本の埼玉県狭山市・飯能市・日高市・熊谷市をホームタウンとする、WEリーグに所属する女子サッカークラブである。
概要
後援会を母体とした地域サッカークラブで、2004年5月31日にNPO法人の認証を受け「特定非営利活動法人エルフェンスポーツクラブ」を設立。翌2005年には体育協会のクラブ指定支援事業の指定を受けた。
なお、チーム名のASは前身となったアゼリアのAと狭山、埼玉、(県)西部のSを意味し、エルフェン(Elfen)はドイツ語で数字の11(elf)に由来する「サッカー選手(英語でイレブン)」を意味するとともに、英語で妖精を意味するエルフィン(elfin)を連想させることから「女性らしいサッカーをして欲しい」との願いから命名された。
また、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟する大宮アルディージャと業務提携を結んでおり、2010年から2012年まで指導者の派遣を受けた[3]。
2016年シーズンから、川越市に本社を置くちふれ化粧品とのネーミングライツ契約締結に伴い、呼称が「ちふれASエルフェン埼玉」となる。[4]
2018年12月25日、ちふれホールディングスが当チームの運営を主目的とした「株式会社エルフェンスポーツクラブ」を新規に設立[5]。同チームを運営していた「特定非営利活動法人エルフェンスポーツクラブ」は2019年2月2日をもって解散し、新会社が事業を引き継ぐ形となった[6]。
2020年10月15日、2021年に発足する女子プロサッカーリーグであるWEリーグへの参入が承認された[7]。
歴史
- 2004年:日本女子サッカーリーグの2部制導入に伴い、L・リーグ2部(後になでしこリーグDiv.2)に所属。
- 2010年:なでしこリーグ(1部リーグ)に昇格。
- 2012年:リーグ戦で9位となり、入替戦に回り敗退。チャレンジリーグに降格。
- 2017年:リーグ戦で9位となり、入れ替え戦に回り敗退。なでしこリーグ2部に再び降格。
年度別成績・歴代監督
- 予選(地区)リーグと決勝リーグを採用した2002年と2003年の成績は年間順位。チーム数は両地区の合計チーム数。
- 勝ち点は「勝ち3、引き分け1、負け0」
- 2004年から二部制に移行。チーム数は所属リーグのみ。
- 2003年まではシーズン名に「第○回」と表記されていたが、2004年からは西暦年で表記するようになった。
- 2013年シーズン1位の常盤木学園高校はなでしこリーグの加盟を申請していないため、AS狭山はなでしこリーグに自動昇格となった。
- 2014年シーズンは10チーム2回戦総当たりの「レギュラーシリーズ」後、上位6チームと下位4チームが2リーグに分けられ、それぞれで2回戦総当たりの「エキサイティングシリーズ」を実施。AS埼玉はレギュラーシリーズ8位のため、下位リーグに。試合数は両シリーズの合計。成績は年間順位。
- 2015年シーズンは10チーム2回戦総当たりの「レギュラーシリーズ」後、上位6チームと下位4チームが2リーグに分けられ、それぞれで2回戦総当たりの「エキサイティングシリーズ」を実施。AS埼玉はレギュラーシリーズ10位のため、下位リーグに。試合数は両シリーズの合計。成績は年間順位。
スタジアム
ホームゲームを開催するスタジアムは、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場、NACK5スタジアム大宮、川越運動公園陸上競技場、鴻巣市立陸上競技場、しらこばと運動公園競技場などである。WEリーグ参入以降は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場をホームスタジアムとして登録している[10]。
-
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
-
NACK5スタジアム大宮
-
川越運動公園陸上競技場
シーズン別入場者数
- スタジアム欄の太字はホームスタジアムに登録されている競技場。
- 入場者数の太字は、所属リーグ毎の歴代最多。
- 入場者数の斜字は、所属リーグ毎の歴代最少。
- 試合数および入場者数データはリーグ戦のみ。
シーズン |
所属 |
合計 入場者数 |
|
最多入場者数 |
|
最少入場者数 |
|
平均 入場者数 |
試合数 |
ホームゲーム 開催スタジアム
|
動員数 |
相手 |
会場 |
動員数 |
相手 |
会場 |
リーグ戦 |
カップ戦
|
2010
|
なでしこ
|
6,170
|
|
1,482
|
新潟L
|
川越
|
|
303
|
I神戸
|
熊谷陸
|
|
686
|
9
|
熊谷陸(2)、川越(2)、鴻巣(2)、埼玉第2(1)、 NACK(1)、熊谷運動(1)
|
熊谷運動(1)、鴻巣(1)
|
2011
|
4,388
|
2,050
|
浦和
|
NACK
|
220
|
ジェフL
|
549
|
8
|
鴻巣(3)、NACK(2)、熊谷陸(2)、川越(1)
|
(開催中止)
|
2012
|
10,908
|
2,900
|
I神戸
|
297
|
ジェフL
|
1,212
|
9
|
NACK(5)、熊谷陸(2)、埼スタ2(1)、川越(1)
|
熊谷陸(2)
|
2013
|
チャレンジ
|
7,400
|
1,225
|
福岡AN
|
川越
|
292
|
JSCL
|
鴻巣
|
673
|
11
|
NACK(3)、鴻巣(3)、上赤坂(2)、熊谷陸(2)、
川越(1)
|
(開催無し)
|
2014
|
なでしこ
|
10,131
|
1,887
|
I神戸
|
NACK
|
375
|
伊賀FC
|
844
|
12
|
川越(4)、NACK(3)、熊谷陸(2)、鴻巣(2)、 埼スタ2(1)
|
2015
|
なでしこ1部
|
8,092
|
1,265
|
岡山湯郷
|
川越
|
272
|
大阪高槻
|
川越
|
674
|
12
|
川越(4)、鴻巣(3)、NACK(2)、熊谷陸(2)、 埼スタ2(1)
|
2016
|
なでしこ2部
|
4,274
|
1,049
|
ノジマ
|
226
|
ニッパツ
|
味スタ西
|
475
|
9
|
川越(5)、鴻巣(2)、味スタ西(2)
|
鴻巣(2)、埼スタ2(1)、 川越(1)
|
2017
|
なでしこ1部
|
6,180
|
1,211
|
浦和
|
NACK
|
504
|
ノジマ
|
鴻巣
|
687
|
9
|
鴻巣(3)、しらこば(2)、NACK(2)、川越(2)
|
鴻巣(3)、埼スタ2(1)
|
2018
|
なでしこ2部
|
4,199
|
859
|
湯郷ベル
|
124
|
静産磐田
|
埼スタ2
|
467
|
9
|
川越(4)、埼スタ2(2)、しらこば(1)、鴻巣(1)、 NACK(1)
|
川越(2)、埼スタ2(1)、 NACK(1)
|
2019 |
4,467 |
797 |
C大阪堺 |
川越 |
333 |
Aハリマ |
しらこば |
516 |
9 |
川越(4)、しらこば(2)、NACK(2)、埼スタ2(1) |
川越(3)、NACK(1)、 味フィ西(1)
|
2020 |
3,227 |
925 |
十文字V |
0[注釈 1] |
F日体大 大和S |
埼スタ2 |
359 |
9 |
川越(3)、埼スタ2(2)、NACK(3)、栃木グ(1) |
(開催中止)[9]
|
2021-22
|
WE
|
10,385
|
1,947
|
浦和
|
熊谷陸
|
450
|
新潟L
|
正田スタ
|
1,039
|
10
|
熊谷陸(9)、正田スタ(1)
|
(開催無し)
|
2022-23
|
12,113
|
2,502
|
浦和
|
434
|
AC長野
|
熊谷陸
|
1,211
|
10
|
熊谷陸(10)
|
熊谷陸(2)
|
2023-24
|
10,648
|
1,422
|
マイ仙台
|
441
|
新潟L
|
968
|
11
|
熊谷陸(11)
|
熊谷陸(2)
|
ユニフォーム
ユニフォームの色
カラー
|
シャツ
|
パンツ
|
ストッキング
|
FP(1st)
|
青
|
青
|
青
|
FP(2nd)
|
白/グレー
|
グレー
|
白
|
GK(1st)
|
赤
|
赤
|
赤
|
GK(2nd)
|
黄
|
黄
|
黄
|
|
|
|
チームカラー
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 |
スポンサー名 |
表記
|
掲出年
|
備考
|
胸
|
ちふれ化粧品 |
ちふれ
|
|
|
鎖骨
|
ジャパン・オーガニック
|
do natural
|
2019年 -
|
左右に表記
|
背中上
|
ちふれ化粧品 |
HIKARIMIRAI
|
2019年 -
|
2019年は背中下
|
背中下
|
ジャパン・オーガニック
|
do organic
|
2019年 -
|
|
袖
|
タムラ製作所 |
TAMURA
|
|
左側に表記
|
パンツ
|
ちふれ化粧品 |
綾花
|
2019年 -
|
左側前面に表記
|
ユニフォームサプライヤー
- 2017年 - 2020年: SVOLME[11]
- 2021-22シーズン - 現在: X-girl[12]
歴代ユニフォームスポンサー
シーズン |
胸 |
鎖骨左 |
鎖骨右 |
背中上部 |
背中下部 |
袖 |
パンツ前面 |
パンツ背面 |
サプライヤー
|
2019
|
ちふれ
|
do organic |
do organic
|
TRUST
|
HIKARIMIRAI
|
TAMURA
|
綾花
|
-
|
SVOLME
|
2020
|
do natural |
do natural
|
HIKARIMIRAI |
do organic
|
2021-22 |
X-girl
|
2022-23
|
2023-24
|
2024-25
|
在籍選手・スタッフ
2024-25シーズン[13]
スタッフ
選手
期限付き移籍中の選手
背番号変遷
1-10
11-20
21-30
31-41
過去に在籍していた選手
下部組織
下部組織としてエルフェンMARIが埼玉県内の女子サッカー選手権、全日本女子サッカー選手権予選、県民総合体育大会、埼玉県女子リーグ、U-15リーグに参加している。また体育協会のクラブ指定支援事業の指定により幼稚園サッカー大会、幼児サマーキャンプ、サッカー教室、フットサル教室、身障者との定期サッカー練習試合を実施。関東地方の有力チームを対象とした女子サッカー大会「狭山カップ」主催や、国際交試合、遠征など健康スポーツにわたるボランティア活動を行っている。
アカデミー出身者
- この背景色の選手は、「現在の所属」が「ちふれASエルフェン埼玉」
脚注
外部リンク
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女子 (試合予定と結果、 移籍 (入団と退団)、記録と統計など) | WEリーグ | |
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