大黒埠頭
大黒埠頭(だいこくふとう)は、神奈川県横浜市鶴見区にある町名および、横浜港の島式埠頭の名称である。貨物の拠点として造られたが、他地域と横浜港背後圏の間の交通のショートカットや、首都高速道路や大型クルーズ客船への乗降等、交通結節点としての機能も持つ[5]。多種多様な経済活動のハブであるため、大黒大橋や横浜ベイブリッジといった巨大な橋も架けられている。扇島や東扇島と並んで存在している。 埠頭の埠の字が常用漢字に含まれないため、地名では「大黒ふ頭」と表記される[6]ほか、埠頭の名称としても看板などで同様に記されていることが多い[7][8]。横浜港で初めての本格的な島式埠頭である。 歴史
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[9]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通首都高速道路神奈川5号大黒線及び湾岸線が通過しており、大黒ジャンクションと大黒パーキングエリアがある。 公共交通機関は横浜市営バスが鶴見駅(京急鶴見駅を含む)および横浜駅東口から乗り入れており、横浜スカイウォーク前と大黒海つり公園まで運行されている。 施設バース (着岸施設)コンテナ船用3バースおよびライナー(定期船)用8バースを含む計25バースある[7][8]。横浜市港湾局および横浜港埠頭株式会社が管理・運営を行っている。 また、自動車輸出量の増加や横浜ベイブリッジの下をくぐることができない超大型客船(海面上の高さ〈マスト高〉が55m以上のパナマックス客船、「大さん橋#パナマックス問題」も参照)への対策[11]として、当埠頭内(同橋東側〈北緯35度27分28.57秒 東経139度40分46.67秒 / 北緯35.4579361度 東経139.6796306度〉)にある既存の自動車運搬船岸壁(T-3〜T-8バース)と隣接岸壁(P-3・P-4バース)[8]を再編改良した上でCIQ施設も整備(2つに増設)し[12][13][14][15][16][17][18]、大型自動車運搬船および超大型客船対応岸壁として2019年4月より供用を開始している(客船施設名は「大黒ふ頭客船ターミナル」)[12][15][16][17][18][注 1]。 その他その他日本郵便警察町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]。
ギャラリー
脚注注釈出典
関連項目
外部リンク |