アグライアー(古希: Ἀγλαΐα, Aglaeā)は、ギリシア神話に登場する女神である。アプロディーテーの侍女である三美神・カリスの一柱で典雅・優美を司る。
長母音を省略してアグライアとも表記される。
概要
ゼウスとエウリュノメーの3人の娘の1人で、エウプロシュネー、タレイアと姉妹[1][2]。鍛冶神・ヘーパイストスの妻とされることもある[3]。ホメーロスの挙げるカリス(カレー)と同一視された。
ノンノスの挙げるパーシテアー、ペイトー、アグライアーの「三美神」に含まれるが、ディオニューソスとアプロディーテーの3人の娘の1人となっている[4]。
脚注
- ^ ヘーシオドス、907行-909行。
- ^ アポロドーロス、1巻3・1。
- ^ ヘーシオドス、945行。
- ^ ノンノス『ディオニュソス譚』、24巻261。
参考文献
関連項目